
カメラやスマホ向け三脚、おすすめ15選!【使い方のポイントも】
目次
カメラやビデオカメラはもちろん、昨今では機能が非常に充実しているスマホでも便利に使える三脚。登山や釣り、夜景など趣味で写真を撮っている方や、子どもの運動会、旅行などで利用する方も多いでしょう。
手振れや長時間の撮影にもってこいのアイテムですが、あまり詳しく知っている方が少ないアイテムでもあります。
そこで今回は、子どもの写真や、趣味に付き合ってアマチュアの扉をたたいた筆者が、おすすめの三脚を紹介していきます。基本知識として選び方やおすすめメーカーにも触れていきますね。
三脚を選ぶポイントをチェック

三脚と一言で言っても、実に様々な種類やメーカーがあります。ぱっと見が同じように見えるからこそ、最初に選び方のポイントを見ていきましょう。
パイプに使われている素材で選ぶ
まずは三脚の脚に使われているパイプの素材に注目です。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、自身にあった素材を選んでいきましょう。
アルミ素材
軽く、価格が安い点が大きな特徴。持ち運びやすい重量なので、あちこち移動しながら使う際に便利な素材です。デメリットは、軽いからこその安定感の低さ、耐荷重が低いものが散見される点です。ただ、子どもの運動会で使う程度なら十分なスペックだといえるでしょう。
カーボン素材
軽量で頑丈、その上に安定性も抜群ということなしの素材。本格的に写真に取り組みたい方に人気が高い素材です。デメリットはアルミ素材に比べて高価な点ですね。
使うカメラによってサイズをチョイス
一眼レフカメラやビデオカメラ、スマホで簡易撮影など、使う機材によって三脚のサイズを調整しましょう。また、カメラサイズだけではなく、撮影の目的によっても三脚のサイズは重要です。
テーブルの上で使いたいのに、本格的な三脚を購入してもあまり意味がないですよね。旅行や登山用の三脚なら、折りたためるコンパクトなモデルも存在するのでチェックしてみましょう。
また折り畳みの段数ですが、一般的には3段or4段のものがあります。段数の違いは携帯性と安定性に繋がるので、用途によっては重要なポイントになります。
登山や旅行など移動が多い場合は携帯性が高い4段がおすすめ。反対に3段の三脚は4段に比べて、最下段のパイプが太くなるので安定性が高まります。したがって足場があまりよくない場所や、長時間にわたって露光させる写真を撮る場合は3段がおすすめですね。
足のロック方法も要チェック
しっかりとロックすることで、安定性も高まります。地味に大切なポイントである足のロック方法を比べてみましょう。
ナットロック
名前の通りナットを用いて足を固定する方法です。足をねじに見立ててナットがついているような形状なので、引っ掛かりがなく持ち運ぶ際にも便利な方法です。デメリットはぱっと見ではロックがかかっているか判別しづらい点なので、使用前にしっかりチェックしましょう。
レバーロック
こちらも名前の通りに、レバーを倒すことでロックがかかる方法。簡単にロックできる上に、一目でロック状態が判別できるので初心者さんにおすすめです。
ウルトラロック
パイプ自体を回転させることでロックができる優れものです。三脚メーカーベルボンが開発した機能で、素早くロックできる点が最大のメリット。ロックできているかの判別が難しいので、きちんとチェックしましょう。
ノブロック
パイプに取り付けられた「つまみ」を回してロックする方法です。比較的に古いタイプの三脚に採用されていますが、細やかな調整が効くので高さ調節にこだわりがある方におすすめ。ただ力任せにねじを締め続けると壊れやすい点がネックといえます。
三脚の重要パーツ「雲台」で選ぶ
カメラを乗せる肝心かなめの部分を雲台と呼びます。雲台の種類によって操作性が変わってくるので、三脚選びの重要なポイントといえます。
2way雲台
設置後のカメラを水平、垂直の2方向に動かせる雲台です。操作性がシンプルなので、パノラマや一方向からの動画撮影に便利。
3way雲台
設置後のカメラを水平、垂直、縦横の3方向に動かせる雲台です。あともうちょっと右に…!何て微調整も可能なので、取り逃がしたくない場面での活躍が期待できます。
自由雲台
内蔵されたボール状の機構のおかげで、方向を自在に動かせる雲台です。非常に自由度が高い反面、扱いにコツがいるので玄人さん向けといえますね。
三脚メーカーで人気が高いのは?

続いては三脚メーカーの中でも人気が高い、または大手のメーカーについて見ていきましょう。それぞれの特徴や扱っているモデルを知ることで、選び方の方向性を見つけることもできますよ。
安心の国内メーカー「スリック」
三脚メーカーの中でも日本を代表するメーカーといえるのがスリックです。製品の企画はもちろん製品化まで、国内産を貫いている点が大きな特徴。プロ向けはもちろんアマチュア向け、アクセサリーや絵画用イーゼルまで手掛けています。
コンパクト化で有名「ベルボン」
こちらもスリックと同じく、世界に通じる製品を取り扱っている国内メーカー。上記で紹介したウルトラロックを開発したメーカーでもありますね。また折りたためるトラベル三脚、ウルトラミニ三脚など、コンパクトな三脚を扱うメーカーとしても有名です。
デザイン性にも注目「マンフロット」
イタリアにおいて約100年の歴史を持つ、三脚メーカーの老舗といえるマンフロット。三脚以外に写真、ビデオ撮影に必要な周辺アイテムやスタジオ機材などに力を入れています。またイタリアメーカーらしい高いデザイン性も大きな特徴だといえるでしょう。
カーボン三脚の元祖「ジッツオ」
こちらもフランスで約100年の歴史を持つ、三脚界をリードする老舗メーカー。初めて足パイプにカーボン素材を使うなど、様々なアイデアやトリッキーな製品を開発し続けています。長い歴史で培ってきた品質の高さから、特にプロに愛用されているメーカーでもありますね。
一眼レフ・ミラーレス一眼用の三脚おすすめ5選
それでは早速おすすめの三脚を見ていきましょう!最初は一眼レフ、ミラーレスなど本格的に写真を撮りたい時におすすめな三脚たちです!
エレベーター(雲台を取り付けているポール部分)を反転させることも可能と、なかなかに自由度が高い三脚となっています。地面ぎりぎりのローアングルで写真を撮りたい、こんな要望にもきちんと応えてくれますよ。
- VELBON
-
BK-UT7
- 税込み20,600円
-
雲台付きでありながら片手でモテるコンパクトさ
-
クイックシュー機構でカメラの取り付けもワンタッチ。シャッターチャンスを逃すことなくスタンバイできますよ。シュープレートは垂直、水平方向へ動かせる仕様です。
ベルボン独自のロック機構、ウルトラロックを採用した一眼レフ・ミラーレス対応の三脚です。コンパクトでありながら、全長は164cmと使いやすい大きさになります。
本格的なお値段にびっくりしてしまいますが、お値段以上に長く使える三脚。カーボンファイバーを採用したポール部分は高い剛性を誇り、耐久性はもちろん撮影時の安定感も抜群です。長時間露光にも適しているので、夜景や星空の撮影におすすめです。
足のロック方法はレバー式、ギア付きのセンターポールシステムでカメラ位置もスムーズに決められます。撮影のための下準備をなるべく素早く、と考えるのならピッタリの三脚だといえるでしょう。
特にカメラ初心者さんにおすすめしたい、軽くて丈夫、安価なアルミニウム三脚です。専用ケースがついてくるので、より持ち運びに便利で三脚の出番が増えるかもしれません。子どもの運動会や学芸会はもちろん、釣りに携帯して記念撮影なんかもいかがでしょう。
一眼レフでおすすめの三脚は以下もご参考ください。
ビデオカメラ用三脚おすすめ5選
続いては私もよくお世話になった、子どもの思い出を残すのに最適なビデオカメラ用三脚のおすすめです!使い勝手がよいもの、運びやすいものなどお気に入りを見つけてください。
ギア式のエレベーターとなっているので、ビデオをセッティングした後で高さ調節が可能。本体部分には水準器も装備されているので、ビデオのセッティングが非常に楽ちんです。レバーロックのレバーも大きいので、男性だけではなく女性でも安全に利用できますよ!子どもの運動会や学芸会など、非常にお世話になったモデルです。
コスパ的に家族の思い出を撮るよりも、少し本格的に撮影したい方向けの三脚です。垂直、水平の2way雲台ですが、初めのうちはパントルクが少し固めに感じるかも。慣れていくうちに使いやすくなる三脚だといえますね。
くねくねと自在に動かせるゴリラポッド脚で、様々な使い方ができるビデオ用三脚。折り曲げて安定性を高めたり、木の枝に巻き付けて高いアングルを実現したり。アイデア次第で面白い撮影ができますよ。携帯性にも優れているので、登山の相棒としてもおすすめです。
全高146cmと少し低めの高さとなっている三脚です。高すぎないことから、家庭用ビデオとして使う際にちょうどよく感じるのではないでしょうか。特筆すべきはやはり便利なリモコン操作。初心者さんでもスムーズなパン、ティルトを実感できるでしょう。
非常に安価に購入できる三脚ですが、実は雲台にオイルフリュードを採用しているので滑らかな動きも実現しています。クイックシューや水準器も搭載されているので、初心者さんでも文句なしの逸品だといえますね。
スマホ用三脚おすすめ5選
最後は昨今良く見かけるようになった、ミニサイズがかわいいスマホ用三脚のおすすめを見ていきましょう。アイデア次第でさまざまな使い方ができますよ。
Amazonのスマホ用三脚でベストセラーに輝いているのがこちら。雲台のタイプは3wayなので360度好きな場面を撮影することが可能です。iPhone、Androidどちらにも対応可能。
雲台のタイプは自由雲台となっているので、様々な角度からの撮影が可能。またライトやマイクを取り付けられるコールドシューも付属しているので、画像や音声の質を上げることもできるでしょう。
足部分がくねくねと柔らかく変形するので、ミニ三脚でありながら様々なアングルでの撮影が可能です。また高密度なスポンジを採用しているので、滑り止めの面から見ても優秀です。
折り畳み時のサイズは全長32cmととってもコンパクト。重量も300g程度なのでどこに行くにも一緒に持って行けますね。しっかりとした撮影用というよりも、旅行先への携帯や普段使いにおすすめです。
スマホ三脚でおすすめは以下もご参考ください。
GoProでおすすめの三脚
最後に、GoProでも使えるおすすめの三脚を紹介します。
- COCHING
-
三脚
- 税込み1,459円
-
1.5kgのカメラまで設置可能!
-
スマホやGoPro、デジカメも1.5kgまでなら設置可能。4段階の伸縮が可能で、レバーロックでしっかりと固定可能。安定性については十分な強度を実現していますよ。
355gと超軽量でありながら、3way雲台で思っている以上にしっかりと撮影ができる点が大きな特徴。リモコンシャッター付きなので、趣味の撮影以外に記念撮影もバッチリです。
GoProでおすすめの三脚は以下もご参考ください。
三脚を上手に使うためのポイントも確認

おすすめの三脚を確認した後は、実際に使っていくことになりますよね。ここでは基本的なことばかりですが、三脚を上手に使うためのポイントを見ていきましょう。
三脚の足はしっかりと開く
すぐに開いて使いたいのか、三脚の足を十分に開かないまま使っている人をたまに見かけます。これだと十分な安定性が得られないので、ブレや転倒の危険が!カメラを守るためにも、三脚の足はしっかりと開いてくださいね。
足は上段の太い方から使う
三脚の足は入れ子構造になっているので、上段側ほど足の直径が太くなっています。なので足を全部伸ばし切らなくても十分な場合、できるだけ上段部分の太い足を使うようにしましょう。風にあおられるなど、ブレを最小限に抑えることに繋がります。
手前側に2本の足が来るように広げる
カメラのレンズがある方に1本の足を出し、手前側(カメラをのぞき込む方ですね)に足を2本広げるように展開しましょう。こうすると三脚の足に邪魔されず写真が撮れますよ。
センターポールの伸ばしすぎに注意
三脚本体の高さでは足りないときに便利なセンターポールですが、伸ばしすぎないよう注意しましょう。単純に重心が高くなりすぎることから、安定性に不安が出ます。風にあおられやすくもなるので、どうしても伸ばしたい時はそばを離れないようにしてくださいね。
まとめ
今回は普段はあまり身近でないともいえる、三脚についておすすめ商品や選び方を紹介してきました。
普段から写真が趣味の方からすれば、当たり前のことばかりだったかもしれませんね。しかし基本をしっかりと押さえておくことは、どんな業界でも重要なポイントでしょう。
初めて三脚を購入する方はもちろん、2本目3本目を購入予定の方も参考にしてみてくださいね。
※価格はいずれもAmazonの2020年4月時点のものです。