テレワークの必需品、おすすめ10選 在宅勤務やモバイルワークにも
新型コロナウイルスの流行以降、在宅勤務やリモートワークが広がり、テレワークをしている人が増えています。自宅で仕事が出来るといえば理想的に思えるかもしれませんが、快適に作業をするにはコツがあります。
今回は、テレワークが捗るおすすめグッズについて紹介します。
目次
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テレワークの種類
日本テレワーク協会の定義によると、テレワークとは時間や場所にとらわれない自由な働き方全般を意味します。
本来、テレワークは環境負荷の低減や働き方改革導入のため推進されていましたが、現在(2020年)は世界中で新型コロナウイルスの影響もあり、状況が大きく変わりました。
感染防止の外出自粛要請が発令されたことでテレワークのニーズは増しており、導入助成金・補助金が用意されている程です。
ただしテレワークとひとことで言ってもその種類は様々です。リモートワークと混同して使われるケースも多く、全く違う業務形態が含まれていまるので注意して下さい。
在宅勤務
ニュースや報道で推奨されているテレワークとは在宅勤務のことです。出社せずに自宅でパソコン、インターネットを使って作業を行います。リモートワークと同じ意味で使われるケースが多いです。
プライベート空間で仕事をするので通勤時間が削減できたり、子育て社員の支援になるなど多くのメリットがありますが、ビジネスに適した環境が整っていないため作業効率が低下するという問題点があります。
そこで本稿では在宅勤務者=テレワーカーのお役立ちグッズを紹介します。
モバイルワーク
ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどを使って、カフェや客先、新幹線での移動中などに作業を行うモバイルワークもテレワークの一種です。
これは現在広く推奨されているテレワークとは別物だと言えるでしょう。
サテライトオフィス勤務
勤務先以外のオフィスに出社するサテライトオフィス勤務もテレワークに含まれます。
在宅勤務と違って専用回線や専用パソコンが設置されているなど、設備が充実しているケースが多いです。
サテライトオフィスは賃料が安い郊外に構えることが多いですが、出社するという点においては通常の業務形態と何ら変わりありません。
このようにテレワークには様々なやり方があります。通常は混同することはないかと思いますが、助成金申請の際は明確化しておきましょう。
テレワークに必要なシステムや前準備
テレワークを実現するには、事前に業務をオフィスの外に持ち出しても問題ない環境を整備する必要があります。
会社であれば、事業継続計画を作成する経営企画室と社内ネットワークの管理をしているIT部門、テレワーク導入部署が協力して取り組まなければいけない難題です。
またテレワークというと、テレビ会議(Web会議)のイメージが強いですが、テレビ会議はあくまでも社員間でコミュニケーションをとる方法の一つであり、他にも整備しなければならないことは多くあります。
そこで、業務自体がテレワークで対応出来るのか?という問題と合わせて、検討が必要となります。
VPN設定が必要
例えばVPN設定です。VPNとはVirtual Private Networkの略称で、自社専用回線をインターネット上に仮想回線として設定したものです。
一般的にはクローズドな社内LAN(Local Area Network)を使ってスケジュールを共有したり、各種書類をやり取りしているので間違っても社外に情報が発信されることはありません。
しかし、テレワーク導入により仕事場が社外まで広がった場合、社員の自宅まで専用ケーブルを引くことはできません。
VPNを構築しなければ、社内LANと同様のセキュリティが守れないという問題があるのです。
データ入力に伴う単なるエクセルファイルやドキュメントのやり取りであれば、まだEメールの送信ルールを厳密化することで対処出来ます。
しかし、サーバーにログインして処理するような仕事は、オープンな回線からアクセスすると悪意あるマルウェアに感染したりハッキングされるリスクがあるのでVPNは必須です。
これは社内LANを自宅まで拡大するイメージが近いと言えます。
業務内容によってはこういったシステムがなければテレワーク自体を導入できないのです。
もちろんVPN無しで済む仕事も多いですが、仕事の内容を考慮せず何でも自宅に持ち込もうとするとテレワークは失敗します。
また、オフィスのPCを自宅に持ち帰って仕事をしているという例もあるようです。
ノートPCで仕事をしているのならまだしも、デスクトップPCの場合はモニターも必要ですから大変な労力が必要となります。
自宅でテレワークできる環境の整備
自宅でテレワークをする場合、ビジネスに適した環境を整えましょう。
都内一人暮らしの場合などは、自宅にローテーブルしかないなど、そもそも仕事に集中できる環境ではないという人も多いものです。
そこで、次章からはテレワーカー側として準備しておいた方が良いおすすめグッズを紹介します。
テレワークにおすすめのグッズ①:ヘッドセット
まず最初に準備しておきたいのがヘッドセットです。テレワークを行う場合、管理職が部下と情報共有したり指示を出すのにテレビ会議を使うケースが多いです。
場合によってはSNSやEメール、電話も併用されますが、顔を見て話すテレビ会議の情報量は圧倒的です。
その際、PCにマイクやスピーカーがついていないと会議が成り立ちません。
会社で使っているPCを自宅に持ち帰った場合、事務処理などの専用機として導入された商用ですと、マイクもカメラもついていないというケースは多いですし、例え付属していても機能が貧弱かもしれません。
音声が途切れたり、相手に自分の声が聞こえなければコミュニケーショントラブルに発展しますし、何度も聞き返せば会議の流れを悪くしてしまいます。
特にコールセンター業務を自宅で行う場合はヘッドセットがなければ仕事になりません。
そこでおすすめのヘッドセットがこちらです。
安心のサンワサプライ製のUSBヘッドセットです。
USB接続なのでPCの音声ジャックの仕様を気にせずどの機種にも対応しており、機能面でもシンプルかつ頑丈なので安心して使えます。
USB接続以外のヘッドセットはオーディオ端子の形状で2つに分けられます。
一つが、マイク端子とスピーカー端子が分かれている3極オーディオ端子。この場合、PC側にも音声とマイクの2つのジャックがなければ使えません。
もう一つが、一つの端子でマイク・スピーカーが完結する4極オーディオ端子。最近のPCはジャックが一つだけのものが多いのでこちらが主流です。
ひと手間かけて変換器をかませればどちらも使えますが、PC側の仕様が大きく影響するので面倒です。これがオーディオ端子ではなくUSB接続のヘッドセットをおすすめする理由です。
またBluetooth接続できるヘッドセットも選択肢に入ります。こちらもUSBにBluetooth接続の送受信機を差し込んで使うので機種による縛りがありません。
ケーブルがないので持ち運びしやすく、デスク回りがスッキリするのが特徴です。
他のおすすめは下記の記事をお読みください。
テレワークにおすすめのグッズ②:Webカメラ
ヘッドセットが音声ならWebカメラは映像です。表情がぼやけているとコミュニケーションが取りづらいのでWebカメラも良いものを選びましょう。
ノートPCの場合はモニタの上部についているケースが多いですが、角度調整出来ないので家の中の映したくないものが映ってしまうというトラブルもあります。
そこで外付けのWebカメラを導入すれば好きな向きに調整できますし、映像のクオリティも高いのでおすすめです。
引き続きサンワサプライ製のガジェットです。筆者は長く同社製品を使っており、自信をもっておすすめできます。
マイクが付属しているので、PCにスピーカーがついていれば本Webカメラだけで基本的なWeb会議の環境は整うでしょう。
プラスチックではなくアルミ製のボディなので持ち運びにも耐えます。
Webカメラの詳細な選び方については下記の記事をご覧ください。
テレワークにおすすめのグッズ③:マイク
マイクもWeb会議には重要です。ヘッドセットならマイクとスピーカーが両方ついていますが、あえて専用機として感度が高いコンデンサーマイクをおすすめします。
自分の声をクリアに届けられるのでビジネスユースとして選ぶ価値は十分にあります。
FIFINE(ファイファイン)はマイクメーカーの有名ブランドです。
その中でもコンデンサーマイクとしてコストパフォーマンスが高いのがK669です。
口に近いヘッドセットのマイクとは違い、距離があるので通常のマイクだと環境音を拾いやすいですが、コンデンサーマイクには指向性があるので雑音を拾いづらい仕様です。また、マイク接続時の「シャー・・・」というホワイトノイズを抑制してクリアな音を届けてくれるので会議やWeb配信には向いています。
またUSB接続かつドライバ不要なので、PCに差し込めばすぐに認識されます。高品質であってもドライバのインストールが前提となっているとエラーやバグの可能性がありますし、何よりも手間です。
手軽さと性能を兼ね揃えたアクセサリを選びましょう。
マイクに関しては下記の記事もご覧ください。
テレワークにおすすめのグッズ④:デスクライト
テレワークはPC作業だけとは限りません。大量の書類を処理することもあるでしょう。生活空間の照明と仕事用の照明は性質が違います。
自宅ではやや暖色強めで明るすぎない方が休まりますが、仕事場では白く明るい光が好ましいものです。
パナソニック製のデスクライトです。固定方式にクランプ型と台座型がありますが、場所を取らないクランプ型がおすすめです。
根元にUSBの差し込み口が付属しており、スマホやタブレットを充電できるので便利です。
デスクライトについて詳しくは下記の記事もご覧ください。
テレワークにおすすめのグッズ⑤:クッション
ローテーブルで作業するのか、デスクで作業するのかによっても必要とされるクッションの種類が異なりますが、長時間同じ体勢をとるのなら腰痛や痔の防止のためにクッションは欠かせません。
ここでは椅子に敷くタイプのクッションを紹介します。
クッションは数多くのメーカーが様々な形状の物をリリースしていますが、重要なのは自分に合うか?という点です。
お尻の形や作業時の姿勢が人によって異なるので、腰を正常な姿勢にガッチリ固定するタイプのクッションを選ぶと当たり外れが大きいです。
その点、低反発クッションはほとんど全ての人が使ってその効果を実感できるでしょう。メッシュ加工なので長時間座っていても蒸れない点もおすすめポイントです。
クッション性が無くなるまで数年は使い続けられるのが低反発ポリウレタン製のクッションです。
その他のクッションについても下記の記事で紹介していますので是非ご覧ください。
テレワークにおすすめのグッズ⑥:チェア
クッションと合わせて重要なのがチェア(椅子)です。
長時間の作業をするのにちゃぶ台やコタツではパフォーマンスが発揮できません。きちんとデスクの前に座って、オフィスと同じような姿勢で仕事をしたいものです。
この際、座面の固さや高さ、背もたれの角度など様々な面を考慮して、良いチェアを選びましょう。
ただしオフィス家具から選ぶと、中古の安いチェアでも5万円を超える事が珍しくありません。新品で作業できるチェアを選ぶならゲーミングチェアから選ぶと良いでしょう。
ゲーマーが長時間のプレイに耐えられるクオリティなので、オフィス用品よりも大分安く手に入ります。
下記のチェアなどはコスパが良いです。
世界中で100万脚以上を販売しているGTRACING(ジーティーレーシング)製のゲーミングチェアです。
ビジネスユースにはやや派手なデザインですが、作業する上で必要な装備が全て揃っています。オフィス家具としてこれらの装備がついているチェアを買えば、7万円以上はするでしょう。
●ヘッドレスト
●アームレスト
●ハイバック
●無段階リクライニング
●ランバーサポート
●キャスター
パソコンに向かって作業するのなら出来るだけ良いチェアを選ぶことが作業効率向上の秘訣です。作業環境で最もお金をかけるべきポイントだと言っても過言ではありません。
その他のチェアについては下記の記事でも詳しく解説しています。是非ご覧ください。
テレワークにおすすめのグッズ⑦:デスク
チェアと合わせてデスクも選びましょう。自宅に作業できる環境がなくて困る、という人は案外多いものです。
特にワンルームマンションに住んでいて、自宅では寝るだけという生活をしている人は、この機会にデスクを導入してみてはいかがでしょうか。
そしてデスクのサイズは自分が一度に処理できるタスクと比例します。
モニターとキーボードしか置く余地のない狭いデスクでは快適に仕事が出来ません。できるだけ広いデスクを選びましょう。
fantoni(ファントーニ)製のPCデスクです。幅160×奥行71cmなので十分な作業スぺースが確保できます。
プリンタを乗せる棚やキャスターなど、余分なものがついていないのでレイアウトしやすく、組み立ても難しくありません。テレワークをするのに最適です。
PCデスクは使用者の哲学が反映されます。出来るだけ狭いスペースに収まればいいのか、部屋の大部分を占拠してもいいのか?
フローリングに設置するのか、それとも和室なのか?
自宅で作業しない人がテレワークを始めるとなると、作業スペースを用意するために模様替えする必要があります。
やや大型のデスクをおすすめしましたが、それ以外の物を探すのなら下記の記事をご覧ください。
テレワークにおすすめのグッズ⑧:スタンディングデスク
デスクを選ぶ際、スタンディングデスクという選択肢もあります。
スタンディングデスクとは立って作業をする事も出来るよう高さを変えられるデスクの事です。長時間の作業による集中力の低下や肩こり予防、運動不足による筋力低下を防ぐため、立ったままキーボードを叩く人は珍しくありません。
生産性を上げる為、一部の部署を全てスタンディングデスクに変えて椅子をなくしてしまった企業があるくらいです。
そしてスタンディングデスクは基本的に小型のものはありません。昇降式なので通常のデスクのようにも使えますが、スタンディング仕様としてデスクの足を伸ばしても倒れないくらいの重量があります。
仕事部屋を作るのなら、スタンディングも視野に入れて導入してみてはいかがでしょうか。
ゲーミング家具メーカーとして有名なBauhutte(バウヒュッテ)の製品です。
価格も手頃で高機能、組み立ても難しくありません。見た目よりも実用性を重視する人におすすめです。
天板の高さを59〜80cmに調整できるので、安定性を維持するため通常のPCデスクよりも脚部ががっしりしており重量があります。
しかし、一度購入すれば長く使えますし、自分に最適な天板の高さに調整できるのでベストの作業環境を追及したい人には是非とも選んで欲しい逸品です。
テレワークにおすすめのグッズ⑨:PCモニター
続いておすすめするのがPCモニターです。
ただし通常のPCモニターではありません。既に使っているモニターの枚数を増やしてデュアルモニター(デュアルディスプレイ)仕様にしましょう。
モニターが2枚あると体感で作業効率が2倍になります。
片方のモニターで資料を開いて、メインモニターで作業するといった具合にウィンドウを開きっぱなしにして参照できるのは大きな利点です。
そこでPCモニターとしておすすめが下記です。
PCモニターは有名メーカーが多数あり、メーカーごとにカタログスペックとは別の特徴があるものです。
PC歴20年を超える筆者はこれまで何枚もモニターを買い替えてきましたが、最終的にはコストパフォーマンスからI-O DATA製に落ち着きました。
台湾や中国メーカーのモニターの中にはスペックが優秀なものが多いですが、実際に使うと何となく違和感を感じるケースが多かったりハズレを引いたことが原因です。
実際現在の筆者の作業環境のモニターは2枚ともI-O DATA製となっています。
PCゲームをするのなら反応速度の高いモニターが必要ですが、テレワークなら上記のスペックで十分です。
23.8型で12,980円というコスパの良さは驚異的なので、是非ともデュアルモニターを体験してみてください。
また、PCモニターをもっと見たい方は下記記事もご参考ください。
テレワークにおすすめのグッズ⑩:モニターアーム
最後のおすすめグッズはモニターアームです。PCモニターの脚部を外して背面にねじ止めすることでアームに固定できます。
モニターの位置は目線の位置です。スタンディングデスクを使っていても天板からモニターの高さは変更できません。
その点、モニターアームを導入すれば最適の角度に調整できます。
様々な電子機器を開発し、50か国に輸出しているBESTEK(べステック)社製のモニターアームです。
当初はアーム1本でモニターを支えられるか不安でしたが、実際に使ってみれば思った以上にしっかりホールドしてくれるので安心です。
当然の事ですがモニターはアームよりも高額で繊細です。よくわからないメーカーの安物モニターアームを買って、ディスプレイが落下でもしたら大損害をこうむります。
肝心なパーツはしっかりしたメーカーのものを選びましょう。
まとめ
以上、ここまで10個のグッズを紹介してきましたがいずれも作業環境づくりと直接関係するものばかりです。
保温マグカップや手になじむマウス、眠気防止のボトルガム、作業用タイマー、空気清浄機など細々したものは無数にありますが、何を導入するにもまずはデスク周りからです。
基本的な作業環境が整ってから自分のモチベーションアップにつながるグッズを導入しましょう。
テレワークを始めた方はこの機会に自宅でも作業できる環境を作っておくと、資格の勉強など自宅学習の際にきっと役立つでしょう。
※特に記載がない場合、価格はいずれもAmazonのものです。
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