パワーグリップ、おすすめ人気12選 懸垂など筋トレをサポート
パワーグリップとは、バーベルやダンベルを握る際に使用するトレーニング用アイテムです。手首に固定することで握力を補助し、負荷を高め、トレーニングの効率アップに役立ちます。
ただ、種類が豊富な中から自分に合った製品を選ぶのは簡単ではありません。
そこでこの記事では、パワーグリップの選び方と人気商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
▼ 筋トレに役立つアイテムを紹介
パワーグリップの使い方

パワーグリップは、主に「引く動作(プル系)」のトレーニングにおいて、握力を補助するための筋トレギアです。
デッドリフトや懸垂などで、狙った筋肉よりも先に握力が限界を迎えてしまうことがあります。そんな時、パワーグリップを使うことで、握力の消耗を気にせず、狙った筋肉を最後まで追い込むことができます。
【パワーグリップが効果的な引く種目の例】
- デッドリフト
- 懸垂(チンニング)
- ラットプルダウン
- ベントオーバーロウイング
- シュラッグ など
これらの種目で「握力の限界が先に来る」と感じている方には、とくにおすすめです。
また、パワーグリップは押す種目(プッシュ系、プレス系)でも使用されることがあります。この場合は、手のひらの保護やすべり止めとして使用されます。
【パワーグリップが使える押す種目の例】
- ベンチプレス
- ショルダープレス
- チェストプレス など
パワーグリップは引く種目で効果を発揮するギアですが、押す種目でも手のひらの保護や安定性向上に役立つ、汎用性の高いギアと言えるでしょう。
パワーグリップの巻き方
引く種目でパワーグリップを使用するときは、ベロをバーの下側から巻き付けて、バーと一緒に握り込みます。

1. 手首に装着する:手首のクッション(パッド)が、手のひら側にくるように装着します。
2. ベロをバーの下から通す:手のひらとバーの間にベロを差し込み、バーの下から先端を巻き付けます。
3. ベロごとバーを握り込む:巻き付けたベロの上からバーを握り込みます。これでセット完了です。テコの原理により、軽い力でもバーを保持できます。
また、パワーグリップを押す種目で使用するときは、バーに巻き付けるのではなく、手のひらとバーの間にベロを挟むようにして使用します。
これにより、手のひらの保護やすべり止めとして活躍します。
トレーニンググローブ、リストストラップ、リストラップとの違い
パワーグリップとよく似たギアに「トレーニンググローブ」「リストストラップ」「リストラップ」の3つがあります。
これらのギアの目的を間違えて使用すると効果が出ないばかりか、思わぬケガにつながる可能性があります。とくに初心者は混同しがちなので注意が必要です。
それぞれの役割を正しく理解し、トレーニングに適したギアを使い分けましょう。
トレーニンググローブは、手のひらの保護と滑り止め

トレーニンググローブは、手のひらの保護と滑り止めを目的として使用される、もっとも基本的なギアのひとつです。
バーベルやダンベルのギザギザ(ローレット加工)したシャフト部分から皮膚を守り、痛みを伴うマメや皮むけを防ぎます。
さらに、手汗でバーが滑ってしまうのを防ぎ、グリップを安定させます。
▼トレーニンググローブについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
リストストラップは、より高重量の握力補助

リストストラップは、パワーグリップと同じ引く種目における「握力補助」のギアですが、より高重量に特化しているのが特徴です。
長い帯をバーに何重にも巻き付けるため、パワーグリップ以上の固定力と、バーとの強い一体感が得られます。
バーへの巻き付けに少し手間がかかりますが、高重量のデッドリフトを行うパワーリフターやボディビルダーに愛好者が多く見られます。
リストラップは、押す種目(プレス系)での手首の保護

「ベンチプレスで手首がグラグラする」「重さで手首が反り返ってしまう」という悩みを解決するのがリストラップです。
その目的は握力補助ではなく、手首の関節をガッチリと固定し、過度に反り返るのを防ぐことです。
押す種目のなかでもプレス系のトレーニングで記録を伸ばしたい人、手首の安全を確保したい人にとっては必須のアイテムです。
トレーニンググローブ |
パワーグリップ |
リストラップ |
|
---|---|---|---|
主な目的 |
手のひらの保護・滑り止め |
握力の補助 |
手首関節の保護・固定 |
特徴 |
マメを防ぎ、汗で滑るのを抑えるのがメイン。 |
握力が先に尽きるのを防ぎ、筋肉を追い込むためのギア。 |
押す種目で手首が反り返るのを防ぎ、怪我を予防するためのギア。 |
効果的な種目 |
ダンベルやバーベルを使用するトレーニング全般。 |
・デッドリフト |
・ベンチプレス |
パワーグリップの選び方
ここからは、パワーグリップを選ぶ際にチェックすべき4つの重要なポイントを解説します。
自分のレベルと目的で選ぶ
まず、自身のレベルと目的を明確にしましょう。
- 初心者が最初に選ぶべき1本は?
はじめてパワーグリップを使う方は、ベロがラバー素材で、手頃な価格のモデルがおすすめです。ラバー素材はグリップ力が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
- 中〜上級者が高重量を扱うためのポイントは?
中〜上級者の方は、耐久性に注目しましょう。ベロの素材が高耐久ラバーや厚手のレザー製のもの、そしてベロの付け根の縫製が頑丈なモデルが良いでしょう。
ベロの種類や形状で選ぶ
ベロの「素材」と「形状」は、使い心地に大きく影響します。
- ラバーとレザー(革)の違いは?
ラバーはもっともポピュラーな素材で、高いグリップ力が特徴です。ただし、経年劣化で硬くなったり裂けたりすることがあるので、必要に応じて買い替える必要があります。
一方、レザーは耐久性が非常に高く、使えば使うほど手になじみます。ただし、最初は硬く、革がなじむまで滑りやすいことがあるので注意が必要です。
- ベロの長さや形状は何がいい?
ベロの長さや形状は、使用者の手の大きさやトレーニングの内容によって変わるため、万人向けの答えはありません。
ただし、一般的なジムにある太さ28mmのオリンピックバーなどに使用するなら、長さは平均的な約14〜16cm、形状はベロの先端にバーを引っ掛けやすいふくらみが付いているタイプを選ぶのが良いでしょう。
バーへのセットアップがすばやく行え、扱いやすいため初心者にもおすすめです。
サイズとフィット感で選ぶ
多くのパワーグリップのサイズは、手首周りを基準に選びます。手首のサイズが合っていないと、効果が半減するだけでなく、手を痛める原因にもなります。
- 正しい手首サイズの測り方
メジャーや紐を使い、手首の骨のすぐ下の一番細い部分の周径を測り、各メーカーが公開しているサイズ表と照らし合わせて選びましょう。
女性や手首が細い方は、レディースモデルが用意されているパワーグリップを選ぶと良いでしょう。
- 手首を保護するクッション(パッド)の厚みをチェック
手首に当たる部分のクッションは、厚いほど食い込みが少なくて快適です。
とくに高重量を扱う場合、クッションに厚みがあると、トレーニング中のストレスが軽減されるでしょう。
耐久性で選ぶ
高重量トレーニングでは、パワーグリップの耐久性が重要です。
- 縫製とマジックテープの強度をチェック
もっとも負荷がかかるベロの付け根部分の縫製が、二重(ダブルステッチ)になっているかを確認しましょう。
また、固定力が高いマジックテープを採用しているモデルを選びましょう。
パワーグリップ、人気メーカーの売れ筋商品

Moovoo編集部
数あるパワーグリップの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
中~上級者向け、高耐久なパワーグリップおすすめ4選
初心者向け、高コスパなパワーグリップおすすめ4選
女性向け、おしゃれなパワーグリップおすすめ4選
外観 |
商品名 |
特長 |
手首サイズ |
ベロの長さ |
ベロの素材 |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
ゴールドジム(GOLD'S GYM) パワーグリップ プロタイプ |
手首への負担を軽減、人間工学に基づいたデザイン |
S(約16cm)、M(約18cm)、L(約21cm) |
約16cm |
記載未確認 |
![]() |
Versa Gripps(バーサグリップ ) XTREME エクストリーム |
独自のノンスリップラバーとダブルステッチ構造 |
XS(約12.5~15cm)、S(約15~18cm)、ML(約18~20cm)、XL(約20cm~) |
記載未確認 |
ゴム |
![]() |
Schiek アルティメイトグリップ No.1900 |
プル系もプッシュ系も、幅広いトレーニングに対応 |
S(~16.5cm)、M(16.5~19.1cm)、L(19.1cm~) |
記載未確認 |
ゴム |
![]() |
ハービンジャー(Harbinger) リフティング グリップ |
グリップ力と耐久性に優れた2層構造のレザーを使用 |
S(手囲17.8~20.3cm)、M(手囲19~21.6cm) |
約20.5cm |
レザー |
![]() |
ALLOUT パワーグリップ プロ |
品質と価格のバランスに優れた高コスパモデル |
S(~16cm)、ML/FREE(16~20cm)、L(20~23cm) |
16cm |
ゴム |
![]() |
GORILLA SQUAD ゴリラグリップス |
高い引張強度を実現、ケブラー糸使用の高強度ラバー |
S(14.5~16cm)、M(16~19cm)、L(19~22cm) |
16.5cm |
ゴム |
![]() |
adidas(アディダス) パッドリフティンググリップ |
高い信頼性があるスポーツブランドのパワーグリップ |
S/M(約16cm)、L/XL(約20cm) |
記載未確認 |
ゴム |
![]() |
GronG(グロング) パワーグリップ |
初心者におすすめ、手頃な価格のエントリーモデル |
S(14~16cm)、M(16~18cm)、L(17~19cm) |
S(16cm)、M(16cm)、L(17.5cm) |
ゴム引布 |
![]() |
Versa Gripps バーサグリップ FITPRO |
手にやさしくフィット、よりソフトで快適な使用感 |
XS(約12~15cm)、S(約15~18cm) |
記載未確認 |
ゴム |
![]() |
VOLIX パワーグリップ プロ |
手のひらや手首が痛くなりにくい三層構造設計 |
小さめ(約12~18.5cm)、大きめ(約14~21cm) |
19cm |
ゴム |
![]() |
BODYMAKER(ボディメーカー) リフティンググリップ WOMEN TG275 |
女性のためにデザインされた、本革パワーグリップ |
記載未確認 |
記載未確認 |
レザー |
![]() |
RITFIT パワーグリップ 肉球型 |
かわいらしさと実用性を兼ね備えた肉球デザイン |
記載未確認 |
20.5cm |
牛レザー |
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