ベンチマークおすすめソフト10選(2020年無料版)と目的別の選び方

浅川幸陣
公開: 2020-11-26

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実用性重視で選ぶベンチマークソフトとおすすめ10選

ベンチマーク中の女性

ベンチマークソフト選びで重要なことは実用性です。パソコンの性能評価が目的である以上、実用性よりも重要な要素はないでしょう。使いたいアプリケーションソフトの要求に応えられるスペックかを調べたり、性能を知ることで適した使い方を考えたりするために選ぶのがベンチマークソフトです。そこには3種類のアイテムがあり、どれを望むかで選択結果が決まります。

全体で見るかパーツで見るかが重要になるベンチマークソフト選び

ベンチマークソフトを選ぶ場合、どの範囲をチェックしたいのかによって選択肢が変わります。そのときどきでチェックしたい範囲が異なる可能性も考えて選びます。

パソコン全体の性能を把握するなら総合ベンチマークソフト

自分のパソコンが全体としてどの程度の性能をもっているか知りたい場合は、総合ベンチマークソフトを選ぶとよいでしょう。総合ベンチマークソフトとは、パソコンの心臓部であるCPUやグラフィックス性能にかかわるGPU、作業領域を確保するメモリや記憶のためのストレージなど主要なパーツをテストし、評価をしてくれるソフトです。中古PCを購入したときなどは、最新マシンを購入したとき以上にトータルでの性能評価が望まれます。

複数の項目をテストするベンチマークソフトは多種ありますが、パソコンの全体的な性能を調べる場合、CPUのテストは欠かせません。CPUのテストが含まれていないソフトはパーツ単体向けといえます。

ベンチマークソフトの一般的な注意点は動作環境の条件です。CPUでいえば世代やクロック周波数、コア数など性能が足りていないと動作しないケースがあります。

個々のパーツ性能を追求するなら単体のベンチマークを

パソコンを自作したり、メモリやストレージなどを換装したりする場合、特定のパーツについてベンチマークテストを行うことは珍しくありません。また、新しいアプリケーションソフトを使用するにあたり、個別のパーツ性能が足りているかをチェックすることもあります。こうしたニーズに適しているのがパーツ単体に特化したベンチマークソフトです。

単体のベンチマークソフトが対応するパーツとしては、CPU、GPU、グラフィックボード、HDDやSDD、メモリなどがあります。ちなみに、総合ベンチマークソフトを使用する代わりに複数のパーツ単体用ソフトを使っても構いません。

ゲーミングPCにしたいならゲーム公式ベンチマーク

パソコンで動作するゲームソフトは年々高機能になり重くなっています。ゲームソフトを買ったもののPCのスペック不足で使えないという事態を防ぐために、ゲーミングマシンとしてPCを使用する場合はベンチマークテストが欠かせない状況です。

ゲームを前提としたベンチマークは当該ゲームの公式ベンチマークソフトを用いることで、より正確な判断に役立ちます。ゲーム公式ベンチマークソフトはゲームによって体験版に付属しているケースもあれば、独立して配布されているケースもあります。体験版ならPCのスペック判断だけでなく、ゲーム自体の楽しさや役立ち度を知ることができてお得です。

おすすめの無料ベンチマークソフト10選

ベンチマークソフト選びの結果としておすすめできるフリーソフトの各種ベンチマーク10選を紹介します。

おすすめ①
  • Maxon Computer
  • CINEBENCH

  • 無料
  • ベンチマークの定番ソフト

  • Maxon Computerの「CINEBENCH」は、定番のベンチマークソフトシリーズです。ジャンク品のテストを行う修理動画などでYouTuberにも人気があります。

Maxon Computerの「CINEBENCH」は、パソコンベンチマークソフトの定番として人気の高いソフトです。旧ver.のCINEBENCH R15はYouTubeの自作PCや改造PCなどの動画内でよく見かけます。

CINEBENCH R20はGPUのテストを行わないCPUに特化した仕様です。CINEBENCHを低スペックPCで実行すると、進行の遅さにイライラしてしまうかもしれません。WindowsとMacで使えます。

おすすめ②
  • katsura shareware
  • AmorphousDiskMark 2.5

  • 無料
  • Mac用ストレージテストの定番ソフト

  • katsura sharewareの「AmorphousDiskMark 2.5」は、Macのストレージの読み書き速度を測定するベンチマークソフトです。

katsura sharewareの「AmorphousDiskMark 2.5」は、Macに搭載されたHDDやSSDなどのストレージの速度テストを行うベンチマークソフトです。テスト結果は大きくて太い数字で表示されるため一目瞭然でわかります。

本ソフトの対応OSはmacOS 10.8.5以降です。テスト結果を残しておきたい場合はイメージファイルとして保存できます。

おすすめ③
  • セガゲームス
  • ファンタシースターオンライン2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4

  • 無料
  • 無料でキャラクター創作できるベンチマークつき体験版

  • セガゲームスの「ファンタシースターオンライン2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」は、キャラクターの動きを見ながらベンチマークテストを実施できる体験版ソフトです。

セガゲームスの「ファンタシースターオンライン2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」は、究極のキャラクタークリエイトが楽しめるオンラインRPGの体験版です。付属するベンチマーク機能を使うことで、プレイに適したPCかどうかをチェックできます。

ベンチマークの結果は点数表示され、快適にプレイ可能かどうかがわかります。また、テスト中のキャラクターの動きで快適さを体感できるでしょう。Windows版です。

おすすめ④
  • Nenad Hrg
  • ExperienceIndexOK

  • 無料
  • Windows10でエクスペリエンスインデックスを見る

  • Nenad Hrgの「ExperienceIndexOK」は、Windowsがもつエクスペリエンスインデックスを簡単に表示させられるソフトです。

Nenad Hrgの「ExperienceIndexOK」は、Windowsエクスペリエンスインデックスを簡単に表示させるソフトです。Windows VistaやWindows7ではCPUやメモリ、ストレージなどの評価機能としてWindowsエクスペリエンスインデックスが使えました。Windows8.1や10では手間をかけないと表示できません。

本ソフトを使うことで簡単にWindowsエクスペリエンスインデックスを表示できます。Windows10では表示されるスコアは最高9.9です。

おすすめ⑤
  • UL LLC
  • 3DMark

  • 無料
  • 人気の3Dベンチマーク

  • UL LLCの「3DMark」は、世界中で使われているグラフィックス性能テストを行うベンチマークソフトです。4種類のベンチマークを選んで利用できます。

UL LLCの「3DMark」は、その名のとおり3Dの処理能力について評価するベンチマークソフトです。3DMarkは世界中の3Dユーザーに人気のあるベンチマークで有料版もリリースされています。

基本的なベンチマークなら無料版の3DMark Ba​​sic Editionだけで十分な内容です。3DMark Ba​​sic Editionには目的に応じて選ぶタイムスパイや夜の襲撃、ファイアストライク、スカイダイバーと4つのベンチマークがあります。Windows用です。

おすすめ⑥
  • UL LLC
  • PCMARK 10

  • 無料
  • Windowsの定番ベンチマーク

  • UL LLCの「PCMARK 10」は、Windowsパソコンの総合性能をチェックできるベンチマークソフトです。有料と無料があり、一般的な3Dベンチマークなら無料版をおすすめ。

UL LLCの「PCMARK 10」は、パソコンのベンチマークを考えたときの選択肢として定番といえるソフトです。無料で使用できるのはPCMark 10 Basic Editionで、簡単操作で動きます。

PCMARK 10はオフィスで活用するパソコンの評価に適しており、3DMarkと合わせれば広範囲の用途でベンチマークが可能です。Windows用です。

おすすめ⑦
  • スクウェア・エニックス
  • FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

  • 無料
  • 高品質グラフィックスのベンチマーク

  • スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」は、高品質グラフィックスを扱う人気の高いファイナルファンタジーのベンチマークです。

スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」は、ゲームのベンチマークでは一般的な形式となっているゲームの登場キャラクターを動かしながらテストを行うWindows用ソフトです。

本ソフトはゲームの体験版ではありません。評価は数値で行われ、3000~4999が標準的な動作を見込めるテスト結果で、これより低いと厳しく、高いとより快適なプレイを期待できます。

おすすめ⑧
  • Crystal Dew World
  • CrystalDiskMark

  • 無料
  • Shizuku Editionなどの特別版も人気

  • Crystal Dew Worldの「CrystalDiskMark」は、WindowsPCのストレージ用ベンチマークとして、自作PC系YouTuberのチャンネルでもよく見かけるソフトです。

Crystal Dew Worldの「CrystalDiskMark」は、Windows版のストレージの読み書き性能を調べるためのベンチマークソフトです。表示の見た目がMac版ベンチマークであるkatsura sharewareのAmorphousDiskMarkと似ているのは、AmorphousDiskMarkが本ソフトに似た作りにしているためで、姉妹版的な存在として知られています。

本ソフトには通常版と特別版があり、アニメファンにはShizuku Editionがおすすめです。

おすすめ⑨
  • Nenad Hrg
  • IsMyHdOK

  • 無料
  • インストール不要のベンチマーク

  • Nenad Hrgの「IsMyHdOK」は、インストール不要で短時間テストから長時間テストまで手軽に使えるストレージ評価のベンチマークソフトです。

Nenad Hrgの「IsMyHdOK」は、HDDやSSDなどストレージ用のベンチマークソフトです。Windows用でインストールの必要はなく手軽に使える点は大きな特徴といえます。

テスト時間はクイックテスト、ショートテスト、ロングテスト、そして非常に長いテストの4つあり、最短のクイックテストならで15秒で実施可能です。

おすすめ⑩
  • スクウェア・エニックス
  • Windows版ドラゴンクエストⅩ ベンチマークソフト

  • 無料
  • ご存知ドラクエのベンチマーク

  • スクウェア・エニックスの「Windows版ドラゴンクエストⅩベンチマークソフト」は、比較的簡単なゲームを実行するスペックがあるかどうかをチェックできるベンチマークです。

スクウェア・エニックスの「Windows版ドラゴンクエストⅩベンチマークソフト」は、比較的低スペックのパソコンでも動作するゲームのベンチマークソフトです。本ソフトもYouTubeで見かける機会が多いソフトといえます。

本ソフトでは結果が点数表示されます。スコアに対応する判定は、動作困難からすごく快適までの7段階評価です。

迷ったら定番ソフトを選ぶ

ベンチマーク中の男性

ベンチマークソフトはそれぞれに特徴があり、使ってみないと自分に合っているかどうかはわからない部分があります。また、テストによって負荷がかかり、HDDなどストレージの寿命を縮める可能性も考えられます。

そこで、迷ったら定番ソフトがおすすめです。多くのユーザーに支持されている定番ソフトなら性能比較上も安心感があります。定番ソフトに不満な部分があれば、そこをクリアしてくれそうなソフト選びをするとよいでしょう。


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