GoProにおすすめのSDカード5選!パフォーマンスに効果的な選び方とは
アクションカメラの代表格との呼び声高い、GoPro HEROシリーズ。小型・軽量であるにも関わらず、クオリティの高い画像や動画が撮影できることから、世界中で人気を博しています。
そんなGoProを使用して撮影するには、撮影した画像・動画データを保存するためのSDメモリーカードが必要不可欠です。購入時に本体にSDメモリーカードは付属されておらず、また、SDカードなしでは、、GoProを使用することができません。
しかし、最近GoProを購入した、またはGoProの購入を検討しているものの、どのSDメモリーカードを買えば良いのか悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
近年、筆者の周りにも、人気の4K動画を撮影・視聴するにあたって、GoProを含め、4K対応のカメラや、視聴用の4K対応テレビ、モニターを用意したという友人が何人かいます。しかし、ベストなコンディションで4K動画を撮影するにあたって、意外と見落としてしまいがちなのが、4K動画撮影に最適なSDメモリーカードです。
本記事では、そんなGoProを使った撮影に最適なSDカードの選び方や、GoProでの撮影におすすめのSDメモリーカードをご紹介していきます。
SDカードの表記の見方
GoProのHERO3以降のモデルに対応しているメモリーカードは、普通のSDカードではなく、microSDカードです。
MicroSDカードには、普通のmicroSDカード、microSDHCカード、microSDXCカードという3つの規格がありますが、GoProのHERO3以降のモデルはこの全てに対応しています。(規格の違いについては、後ほどまた改めて解説します。)
まず、SDカードの表記の見方について解説します。
①メーカー
②保存容量
③SDスピードクラス
④UHSスピードクラス
⑤UHSの規格
⑥データ書き込み速度
①メーカー
GoProでは、大手ブランドのSDメモリーカードを推奨しています。
SanDisk(サンディスク)
中でもSanDisk(サンディスク)は、GoProが公式に推奨しているメーカーで、とても品質が良く、世界的に人気のメーカーです。
Transcend(トランセンド)
また、SanDiskと並んで人気なのがTranscend(トランセンド)です。SanDiskとの違いは、Transcendは比較的低価格で購入できることです。
しかし、価格が安いからといって、低品質なわけではなく、2社はよくネット上で比較されており、Transcendは、賛否両論あるものの、基本的にはSanDiskと同クラスのメーカーです。
国内メーカー
他にも、日本国内で売られているSDメモリーカードにおいて、代表的なメーカーには、TOSHIBA(東芝)、SONY(ソニー)、Panasonic(パナソニック)、Lexar(レキサー)、Samsung(サムスン)などがあります。
SDメモリーカードの保存容量には、2GB、4GB、8GB、16GB、32GB、64GB、128GB、256GBなどがあります。
2GBのSDカードは、そのままSDカードと呼ばれ、4GB、8GB、16GB、32GBまでの4種類をSDHCカード、また、64GB、128GB、256GBの3種類をSDXCカードと言います。
また、保存容量は多ければ多いほど良いように見えますが、ここで気をつけることがあります。それは、GoProのどのモデルを使用するかによって、対応保存容量が異なるということです。
特に古いGoProシリーズには、下記の図の通り、保存容量の大きいmicro SDカードに、対応していないものが一部あるため、注意が必要です。
②保存容量
GoProの機種 | 使用可能な保存容量 | SDカードの種類 |
---|---|---|
HERO(2014) | 32GBまで | SDカードまたはSDHCカード |
HD HERO Original、HD HERO 960 | 32GBまで | SDカードまたはSDHCカード |
HD HERO2 | 32GBまで | SDカードまたはSDHCカード |
HERO3 Black Edition、HERO3+、 HERO+、HERO+LCD | 64GBまで | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
HERO4、HERO Session | 128GBまで | microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
詳しくは下記の公式ページをご覧ください。
③スピードクラス
SDスピードクラス、UHSスピードクラスは、どちらも転送速度を示すものです。数字が大きければ大きいほど、よりスピードが速くなります。
しかし、スピードが速ければ速いほど、その分価格も上がります。
SDスピードクラスとは
SDスピードクラスには、CLASS2、CLASS4、CLASS6、CLASS10の4種類あります。これらはすべて1秒に対しての最低転送速度を示しており、
というように、数字が大きいものほど、転送データが速いということになります。
UHSスピードクラスとは
メモリーカードのスピードクラスには、CLASS10(10MB/秒以上の最低転送速度)より上の「UHSスピードクラス」というものがあります。
メモリーカードの容量が大きくなればなるほど、その分転送速度も高速でのパフォーマンスが求められます。容量の大きいSDメモリーカード(SDHCカードやSDXCカード)で利用できるのが、UHS(ウルトラ・ハイ・スピードの略)インターフェースです。
これは、UHS対応カメラで使用することができます。新しいカメラやSDメモリーカードには、UHSが対応しているものが多いですが、古いものだと対応していない場合もあるため、事前に確認することが必要です。
UHSのスピードクラスには、UHSスピードクラス1とUHSスピードクラス3の、2種類あります。
UHSスピードクラス1:10MB/秒以上の最低転送速度
UHSスピードクラス3:30MB/秒以上の最低転送速度
つまり、数字が大きいUHSスピードクラス3の方が、転送データが速いということになります。
特にGoPro HERO7やGoPro HERO8などのようなハイスペックのモデルで、4K画質の映像を撮影する時には、この読み書き転送速度が影響してきます。
この速度が遅いと、データの転送が追いつかず、撮影途中に停止してしまったり、正常に録画されないという問題が発生してしまう場合があるのです。
UHSバスインターフェースとは
更に、UHSには、UHS-ⅠとUHS-II、2017年にSDアソシエーションから発表された、高速転送規格(バスインターフェース)UHS-IIIと、3つの規格があります。
これは、最大転送速度を示しており、それぞれの転送速度は、
UHS-Ⅰ:104MB/秒以上の最大転送速度
UHS-II:312MB/秒以上の最大転送速度
UHS-III:624MB/秒以上の最大転送速度
となります。
簡単に説明すると、
UHS-Iは1枚1MBの写真を1秒間で103枚転送可能
UHS-IIは1枚1MBの写真を1秒間で312枚転送可能
UHS-IIIは1枚1MBの写真を1秒間で624枚転送可能
という意味になります。
それぞれの規格について、カードタイプやバスマークなどの詳細は、下記の図の通りです。
また、高速転送は、転送速度の速さ以外にも、バッテリー消費の抑制にも繋がるというメリットがあります。短時間で転送できれば、それだけ消費電力を抑えることができるため、ここ赤太字GoProの電池持ちが良くなります。
④ビデオスピードクラス
ビデオスピードクラスには、V6、V10、V30、V60、V90と、5つのクラスがあり、Vの後ろの数字が最低転送速度となります。
というように、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなります。
⑤データ書き込み速度
転送速度には、「データ読み取り」と「データ書き込み」があります。データ書き込み速度は、GoProで、動き回っているものを撮影したい際などに、非常に重要となってきます。
また、SDカードへの書き込み速度が速いということは、次々とシャッターが切れるということです。つまり、GoProで連写撮影をしたいという方にとっては、見落とせないポイントと言えます。
microSDカードの使い方(入れ方)
ここでは、GoProへのmicroSDカードの挿入の仕方を説明します。
SDメモリーカードを挿入するメモリーカードスロットは、GoProの下部にあります。
この四角い部分を軽く押し、外側にスライドします。すると、サイドカバーが開きます。なお、サイドカバーを閉める時は、サイドカバーを閉じ、同じ要領で内側に「カチッ」と手応えがあるまでスライドしてください。
SDメモリーカードの取り出し方は、前述の通り、メモリーカードスロットを開いてから、SDメモリーカードを奥までプッシュします。すると、ロックが解除され、奥に引っ込んでいたSDメモリーカードが手前に3mmほど出てきます。
GoProに必要なスペックや選び方
ここでは、GoProに必要なスペックや条件、選び方のポイントなどを解説していきます。
①Micro SDカードの容量
GoProを使用する方の多くは、写真撮影よりも動画撮影に使っているという方が多いのではないでしょうか。すると、動画は写真よりも容量が大きいため、GoProに使用するSDカードを選ぶ際には、保存容量を意識する必要があります。
海外旅行などでGoProを何日も使用するのであれば、最低でも32GB、できれば64GB以上あると良いでしょう。
microSDカードの平均撮影枚数・録画時間
GoProで36GB、64GBのmicroSDカード(サンディスク エクストリーム microSDHC/miroSDXC UHS-Iカード)を使用した場合の、平均撮影枚数・録画時間は、以下の表の通りです。
写真 12MP (4000x3000) | 32GB | 64GB |
---|---|---|
HERO7 HERO6 HERO5 | 約12,000枚 | 約24,000枚 |
HERO4 | 約4,500枚 | 約9,000枚 |
動画撮影 | 32GB | 64GB |
---|---|---|
4K(4K-30fps) | 約1時間6分 | 約2時間13分 |
フルHD(1080-60fps) | 約2時間11分 | 約4時間22分 |
ちなみに筆者は今年、バリ島とセブ島にそれぞれ1週間ほど滞在しており、現地でGoPro HERO5を使ってきました。
私のmicroSDカードは32GBで、ダイビングやシュノーケリングなど、比較的長い時間、GoProで動画撮影をしていたのですが、4Kでの撮影をしなかったこともあってか、32GBでも全く問題ありませんでした。(あくまでも筆者の撮影頻度や撮影の仕方によります。)
しかし、4K動画を撮影する方、360度カメラのGoPro MAXを使用している方、1日の中で長時間使用する予定の方、当分1個のSDカードで全て済ませたいという方は、最低でも64GB以上あるものを購入することをおすすめします。
最近はスマホやタブレットなどでも、高性能化が進んでおり、64GBが当たり前となってきています。4K動画はフルHDで撮影するよりも、約2倍の容量を必要とするため、4K動画を使用するという方は、64GBのSDカードをいくつか持っておくと良いでしょう。
128GBや256GBのSDカードを1つ持つのではなく、64GBのSDカードをいくつか持っておく方が良い理由は、容量が多ければ多いほど、便利な反面、紛失時の損失は大きくなるからです。
よって、一度に大量のデータを紛失するリスクを避けたいという方は、大容量のSDカードを1枚持つのではなく、64GBのSDカードをいくつか持っておくと、より安心といえるでしょう。
②スピードクラス
micro SDカードをGoProに使用する場合、HERO3以降の全てのGoProカメラで、最低でもCLASS10以上のSDカードが必要です。最低でもCLASS10かUHSスピードクラス1のmicro SDカード、または、できればUHSスピードクラス3のmicro SDカードを購入しておくと良いでしょう。
GoPro HERO3以前のモデルだと、GoPro HD HERO OriginalとGoPro HD HERO 960カメラには、クラス4のSDカードが必要です。
GoPro HD HERO2においては、
対応するカードのスピードクラスは最低クラス6以上、推奨はクラス10(秒間10連写モード、0.5秒間隔連続撮影モード利用時)です。UHS-Iにも対応します。
とのことです。
③ビデオスピードクラス
ビデオ撮影の際のスピードクラスです。特にGoProで4K動画などを撮影したい場合は、このスピードクラスを意識して、SDカードを購入する必要があります。
GoProで4K動画撮影をするには、最低でもV30以上のSDカードを選ぶと良いでしょう。
④メーカー
GoProでは、大手メーカーのSDメモリーカードを使用することを推奨しています。
GoProの日本総代理店であるタジマモーターコーポレーションでは、GoPro用のmicroSDカード適合表において、SanDiskとSamsungのSDメモリーカードを用いた上で、
GoProに使用できるmicroSDカードの適合表です。カードはこの中からお選びください。別のカードは動作保証できません
としています。
また、GoProの公式ウェブサイトでは、
GoProカメラで安定して最善のパフォーマンスを得るには、お使いのカメラで正常に動作することが確認されているmicroSDカードを購入することをお勧めします。正規の販売代理店を通して、有名ブランドのmicroSDカードを購入することをお勧めします
とした上で、
SanDisk、Lexar、PNY、Samsung、SONYのSDカードを、「GoProカメラで動作するSDカード」として一覧に記載しています。
⑤用途に合ったSDカードの選別
GoProで連写撮影をするか、動画撮影をするかなどの使用用途や、価格などのこだわりによって、重視するポイントは変わってきます。ここでは、用途別のSDカードの選び方について、説明していきます。
主に連写撮影をする方
GoProで主に連写撮影をしたいという方は、書き込み速度が速いものを選ぶ必要があります。書き込み速度が速ければ速いほど、シャッターを小刻みに切ることができ、決定的瞬間を逃さずに撮影することができます。
主に動画撮影をする方
GoProで主に動画撮影をしたいという方は、ビデオクラススピードを重視する必要があります。特にGoProで4K動画を撮影するのであれば、コマ落ちや録画の停止などのトラブルを防ぐためにも、できるだけ高いクラスのmicroSDカードを選ぶと良いでしょう。
また、写真よりも動画の方が容量が大きいため、保存容量が大きいものを選ぶと安心です。さらに、動画は写真よりもバッテリーの消費が速いため、なるべくスピードクラスの高いものを選んだ方が、カメラのバッテリーの減りを抑制することができます。
海や川、プールなどで使う方
そんなにmicroSDカードを外出先で取り出すこともないかもしれませんが、ダイビングやシュノーケリングなど、水回りでGoProを使うことが多い方は、防水性のあるmicroSDカードを選ぶのも良いでしょう。
スノーボードやサイクリングなどのアクティビティで使う方
スノーボードや登山、サイクリングなど、激しいアクティビティでGoProを使う方は、耐衝撃や耐振動のあるmicroSDカードを使うと良いでしょう。
飛行機で移動する方
旅行先への交通手段が飛行機で、X線でmicroSDカードが壊れてしまうのが怖いという方は、耐X線性能のあるmicroSDカードを購入すると良いでしょう。
とにかく安く購入したい方
GoProで使用するmicroSDカードは、スピードクラスが高く、保存容量が大きいものが最適ですが、とにかく予算を安く抑えたいという方は、必要最低限のスピードクラスや保存容量を選ぶと良いでしょう。
また、少し面倒ですが、GoProでの撮影後に、その都度パソコンやスマートフォンなどにデータを移動し、microSDカードにあるデータを削除することで、保存容量を節約することができます。
また、価格が相場よりもやたら安いと、偽物のmicroSDカードである場合があるので気をつけましょう。偽物のmicroSDカードはGoPro本体を壊してしまう可能性があります。
GoPro本体の修理や買い直しなどで、「かえって高くなってしまった」なんてことになってしまわないよう、きちんと見極めて購入することが大切です。
⑥対応しているかの確認
そして、自分が使用しているGoProに、そもそも対応していなければ、使用することができません。
microSDカードは決して安い買い物ではありません。microSDカードを買ったものの、現地で使えずせっかくのシャッターチャンスを逃してしまったなんてことのないように、自分が持っているGoProのモデルに欲しいmicroSDカードが対応しているかどうか、事前に確認しておく必要があります。
GoProで動作するSDカードについては、GoProの公式ウェブサイトに記載されているので、自分が購入を検討しているmicroSDカードが、自分のGoProに対応しているか、またはどのmicroSDカードが、自分のGoProに対応しているかなど、購入前に確認しておきましょう。
また、GoProでは、大手のブランドのSDカードを買うこと、全国有名家電量販店や指定のスポーツショップ・スペシャリティーショップで購入することを推奨しています。
GoProに対応している最低限の条件は守った上で、ご自身の用途やこだわりに合ったmicroSDカードを選ぶと良いでしょう。
SDカードのトラブル対策や注意点
SDカードでよく見られるトラブルへの対策や、予防、注意点について解説します。
トラブルの予防対策
まずは、SDカードに関するトラブルを防ぐための、予防対策や、定期的に行なっておくべきことをご紹介します。
購入時に偽物か本物かを見極める
SDカードには、偽物が多く出回っています。いくら安いからといって安易に手を出すと、「偽物だった」なんてことにもなりかねません。また、偽物を使用したことによって、GoPro本体が壊れてしまうことがあります。
そのためには、購入時に下記のことに気をつける必要があります。
・価格がやたら安い商品は避ける
・商品レビューが低い
・商品レビューがやたらと高評価であるが、同じ日に連続して書かれている(サクラの可能性大)
・できるだけ全国有名家電量販店や、GoPro公式代理店などから購入する
・無名のものではなく、大手メーカーの商品を購入する
・オンラインで購入する場合、正規店から直接購入する
また、購入後に下記の症状が出たら、注意です。
・エラーが表示される
・パッケージに正規品とは違う表記が記載されている
・動作がやたらと遅い(重い)
・カメラが壊れてしまった
こういった症状が出た場合は、直ちにSDカードの使用停止をおすすめします。
定期的にフォーマット化(初期化)する
GoProでは、最高の状態で使用するため、定期的にSDカードをフォーマット(初期化)することを推奨しています。
SDカードを無事購入し終えたら、今度はSDカードのトラブルを防ぐために、定期的にフォーマット化を行いましょう。
ただし、ご注意ください。SDカードを再フォーマット化すると、カードにある全てのデータが削除されてしまいます。取っておきたい写真や動画は、使用しているコンピューターやスマホに、あらかじめ保存しておきましょう。
カメラの設定メニューで再フォーマット化する方法は、
・HERO7 Black、HERO7 Silver、HERO7 White
・HERO6 Black、HERO5 Black、HERO(2018)
・Fusion
・HERO5 Session + HERO Session / HERO4 Session
・HERO4とHERO4以前のモデル
など、GoProのモデルによってやり方が異なります。
GoProのフォーマット化の手順については、下記のリンクをご覧ください。
トラブル対策
万が一トラブルが発生してしまった際に、対処方法を知っている知っていないではだいぶ違います。
「対策を知らずに、せっかくの海外旅行で使えなかった」「壊れたと思い、新しいものを購入してしまった」なんてことになってしまわぬよう、ここではよく見られるGoProのSDカードに関するトラブルと、その対策をご紹介します。
SDカードエラー
GoProでは、カメラに「NO SD」「SD ERR」「SD ERROR」などと表示されることがあります。これは、カメラがSDカードと適切に通信できていないということです。
これもフォーマット化で解決することができます。ただし、データの喪失に備え、フォーマット化をする前に、事前に写真や動画をバックアップしておくと良いでしょう。
・「SD ERR」または「SD ERROR」と表示されている場合
①SDメモリーカードが、きちんとGoProの奥まで挿入されているかを確認します。
②「設定」メニューに移動し、ゴミ箱アイコンを選択。そしてSDカードの内容を全て消去/フォーマットします。この操作によって、問題の原因であるデータを含めた全てのデータが、SDメモリーカード上から削除されます。「設定」メニューを終了すれば、GoProは通常の表示に戻ります。(この際、GoProアプリまたはMac / Windowsなどのコンピューターを使用して、SDメモリーカードをフォーマットすることも可能)
③それでもエラーが発生する場合は、SDメモリーカードがカメラの出力に追いついていない可能性があります。下記のリンクを参照し、GoPro社が推奨している別のカードを使用し、動作を再度確認してください。
・「NO SD」と表示されている場合
①SDメモリーカードがGoProの奥まできちんと挿入されているか、確認します。
②GoProの電源を入れ、まだ「NO SD」と表示されているかどうかを確認します。
③GoProにまだエラーが表示されている場合、SDメモリーカードをGoProで使用することができるようにするため、コンピューターを使用してフォーマットする必要があります。
④microSDカードリーダー / アダプタを利用し、カードをコンピューターに挿入します。
⑤下記リンクを参照し、各OSのフォーマット手順に従ってください。
⑥コンピューターによるカードのフォーマット化が完了したら、カードを取り出し、GoProに再挿入し、電源を入れます。「SD ERR」と表示される場合は、前述の「SD ERR」と表示されている場合の手順を実行してください。
⑦また、これらの手順で問題が解決しない場合は、SDメモリーカードに問題があるか、GoProでメモリーSDカードが正常に認識されていない可能性があります。GoPro社が推奨している別のカードを使用し、再度確認してください。
これらの手順を全て行なった上で、それでもなおエラーが発生する場合は、下記のリンクからGoProカスタマーサポートチームに問い合わせてみてください。
おすすめのSDカード5選
ここでは、GoProとの相性が良く、コスパの良いSDカードをご紹介していきます。
GoPro社推奨のSDカード。GoProの日本総代理店であるタジマモーターコーポレーションも、今年4月に投稿された、最新の推奨microSDカードの動画の中で、
「San Disc Extreme Proが一番おすすめ」
と、きっぱり断言しています。
SanDisk自体が、GoProが公式に推奨しているメーカーで、その品質の良さから、多くの人が愛用している人気メーカーです。
こちらのSan Disc Extreme Proは、読み込み速度と書き込み速度が抜群に速く、動画撮影や連写撮影にも優れています。
数字を見れば分かりますが、他に類を見ない、モンスター級のmicroSDカードと言えます。
・規格:microSDXC
・容量:64GB
・スピードクラス:Class10
・UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
・ビデオスピードクラス:V30
・インターフェース:USH-I
・読み取り速度:最大300MB/秒
・書き込み速度:最大260MB/秒
こちらは前述のSanDisk Extreme Proの旧モデルです。
GoPro開発時に使用していたのがこちらのモデル
なのだそうで、GoProとの相性はお墨付きです。
予算を抑えたい方や、同じ予算でより容量の大きいカードを購入したい場合は、こちらのSanDisk Extremeがおすすめです。
・規格:microSDXC
・容量:64GB
・スピードクラス:Class10
・UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
・ビデオスピードクラス:V30
・インターフェース:USH-I
・読み取り速度:最大90MB/秒
・書き込み速度:最大40MB/秒
こちらもGoPro総代理店のタジマコーポレーションが、GoProとの相性を、すでに確認済みのモデルになります。
さらに、海水で最大72時間耐えることが可能な防水設計、極端な温度や空港のX線検査機、MRIスキャナなどの磁場から守る、4つの耐久保護機能を兼ねそろえています。
また、SanDiskの製品よりも低価格で購入することができるため、予算を抑えたいという方、容量の大きいものが欲しい方、枚数を多めに購入したい方などにおすすめです。
・規格:microSDXC
・容量:64GB
・スピードクラス:Class10
・UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
・ビデオスピードクラス:未掲載
・インターフェース:USI-I
・読み取り速度:最大100MB/秒
・書き込み速度:最大60MB/秒
こちらはGoProの公式では、GoProで動作確認されているSDカードとして、掲載されていないものの、SanDiskと同等の人気を誇る、Transcendというメーカーの、新モデルです。
UHSスピードクラス3とビデオスピードクラスV30に対応しており、最大100MB/秒の読み出しと、最大85MB/秒の書き出しをすることが可能です。
優れたパフォーマンスから、4K動画の撮影や連写撮影などにも役立ちそうです。
・規格:microSDXC
・容量:64GB
・スピードクラス:Class10
・UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
・ビデオスピードクラス:V30
・インターフェース:USI-I
・読み取り速度:最大100MB/秒
・書き込み速度:最大85MB/秒
こちらも、現在GoProの公式には記載されていませんが、以前GoPro総代理店タジマモーターコーポレーションが、GoProで動作を確認済みと推奨していたモデルです。
・規格:microSDXC
・容量:64GB
・スピードクラス:Class10
・UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
・ビデオスピードクラス:V30
・インターフェース:USI-I
・読み取り速度:最大95MB/秒
・書き込み速度:最大45MB/秒
※価格はいずれも2019年12月時点。特に記載がない場合はAmazonの価格です。
まとめ
今回は、GoProに特化した、SDメモリーカードの選び方とおすすめのSDメモリーカードをご紹介させていただきました。
意外とスルーしてしまいがちですが、カメラにおいて、SDメモリーカードは最適なパフォーマンスを出すにあたって、切っても切れない存在です。
また、GoProなどのアクションカメラや、360度カメラなど、最新のハイスペックなカメラになればなるほど、SDメモリーカードも高性能なものが必要となってきます。
ぜひ最高のコンディションで写真や動画を撮影し、旅行やアクティビティーを、より充実したものにしましょう。
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