料理の腕があがる「塩麴」のおすすめ商品9選!手軽な活用方法と選び方を紹介
塩麴が万能調味料といわれる理由は、野菜・肉・魚と食材を選ばず、和・洋・中のどの料理にも使える便利さです。今回は詳しく塩麴の特徴や使い方、おすすめの商品をご紹介します。
目次
手軽に塩麴で料理の旨味を引き出そう
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塩麴は最近作られた調味料ではなく、江戸時代の文献にも残る、日本の食文化には欠かせない古来の調味料です。和食の基本ともいえる味噌や醤油、みりんと同じく麴菌を使った発酵調味料。麴菌は、食材に含まれるデンプンやタンパク質を分解することで、旨味や甘みを引き出す働きがあります。
レシピなしで料理の味がワンランクアップ!塩麴の使い方と選び方
ここからは塩麴の魅力を、使い方だけでなく健康にも役立つ理由とあわせ、選ぶ時のポイントをご紹介します。
塩麴の働きと使い方
塩麴は名前の通り塩が入っているので、塩の代わりとして使うことができます。塩麴は塩味だけでなく、旨味と甘みを加えられるのが魅力。料理を美味しくさせる理由は、塩麴に含まれた麴菌の働きです。
麴菌には消化・吸収などを助けるとされる酵素が含まれています。酵素はタンパク質を分解して旨味を、でんぷんを分解して甘味を引き出します。タンパク質を分解させる酵素は、肉や魚を柔らかくするのも特長です。
塩麴の形状は液状や粉末タイプもありますが、多くはペースト状タイプなので、食材に塗ったり漬けたり混ぜるのも簡単。調理法も煮焼き・炒め物・揚げ物・和え物など、どんな場面にも使えます。酢やオイルと混ぜてドレッシングも作れ、様々なソースの隠し味として入れるのもおすすめです。
いろいろ役立つ発酵食品の塩麴
塩麴に含まれるたくさんの酵素には、食材を分解するだけでなく、肌の代謝に必要なビタミン類を生成したり、腸内の善玉菌を活発にしたりする働きもあると言われています。食材を分解することで、消化・吸収しやすくなることも。塩麴を取り入れて、健康的にすごせると嬉しいですね。
また、塩を使うよりも少量で味付ができます。塩分の摂取量が気になる方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
塩麴を選ぶ時は原材料を要チェック
塩麴は塩・水・麴といったシンプルな材料で、主に米麴が使用されています。米麴を作る米の種類には、品種の異なる白米や玄米、古代米、栽培方法にこだわった有機米と多種多様です。水や塩に関しても、メーカーごとに厳選した材料を使用して作られています。シンプルだからこそ、原材料をチェックしながら味の違いや好みを探してみるのも楽しみのひとつです。
また、保存を高めるために酒精(発酵アルコール)を添加している商品があります。加熱せずに使用すると風味や味が気になる場合もありますので、アルコールが苦手な方は忘れずに原材料をチェックしてください。
賞味期限と保存方法は確認を!非加熱タイプと加熱タイプ
塩麴には非加熱タイプと加熱タイプの2種類があります。非加熱タイプは生タイプとも言われ、麴が活性している状態の製品です。製品になった状態でも発酵を続けるため、味や風味が変化します。
加熱タイプは熱によって発酵を止めている製品です。発酵を止めることで一定の味を長く楽しめ、ある程度長期間の保存が可能になります。使用頻度も考慮して、賞味期限内に使いきれるものを選びましょう。
パッケージ選びや調理時の注意点
塩麴の形状にもよりますが、パッケージにはチューブのスタンドパックや瓶、ボトルといくつかの種類があります。非加熱タイプであれば雑菌が入りにくいチューブやボトルタイプがおすすめです。食材にそのままかけることもできて便利に使えます。口が広めの瓶などは計量スプーンでそのまますくって使用できるので、調理の用途に合わせて選んでください。
調理をするときの注意点としては、ペースト状の塩麴を塗って焼くとき粒状の麴があると焦げやすいことです。そのため、キッチンペーパーで軽くふき取って焼くといいでしょう。また、塩味があるので少量から使用し、加減に注意してください。
おすすめの人気「塩麴」9選を紹介!メーカーのこだわりや特徴をチェック
ここからは、人気の塩麴を紹介していきます。おすすめの塩麴を揃えたので、お気に入りのものを見つけてくださいね。シンプルな材料で作られる調味料だからこそ、どんな材料を使っているかに注目です。
麴の働きを活かした「生」タイプです。粒タイプですが、なめらかな舌触りで粒は気になりません。国産米のみで作られた塩麴自体にはクセがなく、しっかりと素材の旨味を引き出してくれます。煮物や炒め物のほか、カプレーゼやソルティソーダに加えると、グッと深みのある味になるのでおすすめです。
原料の海塩「海の精」は、伊豆大島近海の海水を100%使用し、天日と平釜で丁寧に製造されています。塩に含まれる成分にはカルシウムやマグネシウムを含み、塩辛さだけでなく、甘みや旨味を感じられる味わいです。こだわりの海塩・国産の有機玄米・米麴を合わせて作られた塩麴は、様々な料理の美味しさを底上げします。
岐阜県にあるちこり焼酎蔵元で作られた塩麴です。食の安心と安全を大切にし、塩麴の原材料は、岐阜県産のお米を使用した自家製米麴と、発芽野菜の生成にも使用しているモンゴルの天日塩を採用。こだわりの原材料を、かめ壺仕込みでじっくりと発酵しました。そのまま野菜に付けるだけで1品になる、身体に優しい発酵調味料です。
ボトル入りの生塩麴で、麴菌の働きの中でもタンパク質を分解する酵素を多く含ませています。食材は柔らかくなり、旨味を引き出します。唐揚げを作るときにあらかじめ漬け込むと、仕上がりはふっくらジューシーです。塩分を20%カットしているため、塩分量が気になる方に向いています。
島根や北海道などで育てられた玄米と、国産天海の塩を使用しています。有機玄米を使用した麴には、食物繊維やミネラルといった玄米ならではの栄養素も含まれます。玄米麴特有の個性的な甘味を楽しんでください。
米麴は広島県府中市にある、有機素材を使用しています。老舗府中味噌の白みそ用米麴と、瀬戸内海の上蒲刈島で海水と海藻から作られた海人の藻塩で、口当たりがまろやかなのが特徴です。甘みのある塩麴が好みの方におすすめします。
長野の白馬村にある、味噌の蔵元で作られている塩麴です。メーカーのこだわりは天然醸造。酒精を添加しない、手作業で作られた生の麴は優れた酵素力を持ちます。ミネラルをたっぷり含む天日塩と生麴を白馬の雪解け水で仕込んだ、自然のめぐみがつまった塩麴です。
液体タイプの一番の特徴は、計量が楽で食材を漬け込む際も味付にムラが出にくいことです。塩麴の粒がなく、焦げ付きの心配もありません。醤油の代わりとして煮物や炒め物、スープに加えていつもと違う味わいを楽しんでください。
塩麴に使用している塩は、太平洋のめぐみを運ぶ対馬海流の流れる長崎県五島灘産のものを採用。ミネラルが豊富な「にがり」を程よく含み、口当たりのやさしい味わいです。老舗みそメーカーならではの自然な甘みと旨みがある米麴とこだわりの塩をじっくり熟成させました。扱いやすい、なめらかなペースト状の塩麴です。
万能調味料でいつもの料理に一工夫を
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健康によいとされる発酵食品。お味噌汁や納豆など、口にすることは多いかもしれません。和・洋・中と料理の幅が広がる塩麴も、発酵調味料として取り入れるのはいかがでしょうか。旨味が加わり、いつもと同じメニューの美味しさがワンランクアップします。
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