エアコン選びのポイント3つとおすすめのエアコン10選
目次
エアコン選びで欠かしてはいけないチェックポイントとおすすめのアイテム10選
エアコン選びでは、これを欠かすと失敗してしまう3つの大きなチェックポイントがあります。3つのチェックポイントとは部屋のスペックと用途、設置場所に適したエアコンのタイプです。この3つはそのままエアコン選びの3大ポイントとなります。3つをクリアしたアイテムの中から紹介するのが、よりおすすめの10選です。
冷暖房効果を発揮するために必要なスペックと付加価値とエアコンのタイプ
エアコン選びのポイントは主に3つあります。冷暖房効果を発揮するために必要な適用畳数と設置する部屋の快適性を高める機能や付加価値、それに設置する場所別に異なるエアコンのタイプです。
設置する部屋のスペックに応じたエアコン選び
エアコン選びで第一に考えるべきことといえば、設置する部屋のスペックです。何畳の広さをもつ部屋なのかは当然として、木造か鉄筋造か、南向きか北向きか、断熱性能はどの程度かといった点も無視できません。まず、エアコンの適用畳数は6～8畳といった表示になっています。これは、その範囲で使えるという意味ではなく、木造なら6畳で鉄筋造では8畳を目安とする表示です。
注意すべきは、木造6畳の部屋なら6畳用でよいとは限らない点です。南向きで太陽がまぶしい部屋なら冷房効率は落ちると考えられます。同様に寒暖が厳しくなる部屋は、向きにかかわらず実際の畳数よりも2畳程度上の機種を選ぶとよいでしょう。もちろん、部屋が広ければ広いほど、断熱効果が乏しければ乏しいほど畳数の余裕は多く見たいものです。熱源を多く使う台所などの冷房には大きめの機種が望ましいといえます。
部屋の用途を考慮したエアコン選び
部屋のスペックによって何畳用のエアコンが適しているかを考えたところで、次に考慮すべきはその部屋の用途です。まず、リビングであれば家族が集い活動する場所となります。そのため、エアコンをフル稼働させる時間が長いケースもあるでしょう。この場合、省エネ性能の高い機種を選ぶことで電気代を抑えて地球にもやさしい結果をもたらします。自動洗浄機能で清潔を保つ機種ならより省エネに役立ちます。また、快適な空間を実現する空気清浄機能や消臭機能をもつ機種も選択肢のひとつです。
寝室に設置する場合は、快適な睡眠を実現する機能を追及するか、寝ているだけだから冷暖房ができればよいと考えるかはユーザー次第となります。ちなみに、快適な眠りのための機能とは除湿や加湿の調整機能、人体の温度変化を感知して動作する機能などです。
設置する場所に適したエアコン選び
一般的な家庭用エアコンといえば壁面や柱に固定する壁掛けタイプを思い浮かべます。しかし、それだけが家庭用エアコンではありません。その他にも窓用タイプや床置きタイプがあります。中には店舗用のエアコンを設置するユーザーもいますが、家庭用エアコンの選び方とは別物です。
窓用タイプや床置きタイプを設置するケースは、壁掛けタイプが使えないとか、使いたくないための代替策であったり、ライフスタイルを重視した選択であったりします。窓用タイプには室外機が不要で設置工事も簡単です。費用的にも壁掛けタイプより安価に設置できます。床置きタイプは扇風機やストーブのように目の前で使えるメリットがあります。
エアコン選びのポイントを踏まえたおすすめのエアコン10選
設置する部屋の広さや冷暖房効率、部屋の用途、設置する場所などのポイントを踏まえたうえで、おすすめのエアコン10選を紹介します。
日立の「ルームエアコン白くまくん RAS-AJ22J-W」は、コンパクトな設計により省スペースで設置できるシンプルなエアコンです。室内機だけでなく室外機も小幅で場所をとりません。
本機は木造の場合で主に6畳用です。単相100V電源で2010年省エネ基準達成率は100%となっています。また、省エネの指標となるAPF通年エネルギー消費効率は上位といえる5.8です。ソフト除湿やエアコン内部クリーン機能を持ちながらリーズナブルな価格となっており、小さめの寝室などにおすすめのアイテムといえます。
三菱電機の「ルームエアコン霧が峰 MSZ-GV2819-W」は、木造で主に8畳用の壁掛けタイプエアコンです。単相100V電源を使用します。省エネ基準達成率は2010年目標で100%、APF値は5.8です。
エアコン内部の湿気対策として乾燥させるための内部クリーン運転機能をもっています。また、霜取り中の室温低下を抑える室温キープシステムを備えています。少し広めの寝室用にシンプルなエアコンを探しているユーザーにおすすめです。
パナソニックの「ルームエアコン エオリア CS-289CFR-W」は、適用畳数を10畳としている冷房で8～12畳目安のインバーターエアコンです。新省エネ基準達成率は100%でAPF値は5.8となっています。天井シャワー気流やゆらぎ気流によって快適な運転が可能です。
別売りのクリーンフィルターによる空気清浄効果や内部クリーン、においカット機能などを備えています。また、オプションのわさび防カビパックを使えばカビの抑制に役立つこともあり、エアコンの清潔に敏感なユーザーにおすすめです。電源は単相100Vです。
東芝の「エアコン 大清快 RAS-F285DR-W」は、リビングなど長く滞在する部屋に適した高機能エアコンです。畳数の目安は冷房が8～12畳で主に10畳用となっています。2010年省エネ基準達成率は115%でAPF値が6.7の高率を示しているエコなエアコンです。電源は単相100Vです。
主な機能として、PM2.5対応のプラズマ空清、プラズマ脱臭、フィルター自動おそうじといった清潔にかかわる機能が充実しています。もちろん、エアコン本来の能力も優れたアイテムです。強力で汚れの少ないエアコンを求めるユーザーにおすすめします。
三菱重工の「ビーバーエアコン SRK40TX2-W」は、冷房の目安となる畳数が11～17畳となっている主に14畳用のパワフルなエアコンです。電源は単相200Vを使用します。2010年省エネ基準達成率は104%で、APF値が5.1です。
本機には快適気流や快適除湿、内部クリーンなどの清潔機能が備わっています。広めのリビングなどで活躍するリーズナブルなエアコンです。
ダイキンの「CXシリーズ S63WTCXP-W」は、自動判断で運転モードを切り換え、温度設定もするエアコンです。パワフルな冷暖房と清潔さを保つ機能で、常に快適な空間を望むユーザーにおすすめできるスペックをもっています。
専用アプリを使えばスマホからの操作も可能です。帰宅前の立ち上げや外出後の切り忘れ対応などで重宝するでしょう。電源は単相200Vで、冷房の畳数の目安は17～26畳です。省エネ基準達成率100%でFPA値は5.0を示す主に20畳用のエアコンです。大空間の冷暖房を考えているユーザーにおすすめします。
コロナの「ウインドエアコン CW-16A(WS)」は、77～140cmの高さに対応する窓用の冷房専用エアコンです。お手軽に冷房を入れたいユーザーにおすすめします。運転中の振動を低減することで騒音も抑えられています。50Hz地域では畳数の目安が4～6畳、60Hz地域なら4.5～7畳です。
ドレン水の除菌や内部乾燥機能によって清潔を保ちます。
コロナの「ウインドエアコン CWH-A1819(WS)」は、冷暖房兼用の窓用エアコンです。防カビフィルターと内部乾燥モードで清潔を保ちます。また、冷房中に部屋の空気を換気する強制排気機能も備えており、エアコンだけでなく部屋の中もキレイになります。
冷房時の畳数の目安は50Hz地域が4.5～7畳で、60Hz地域では5～8畳です。小さめの部屋で壁掛けタイプのエアコンを設置できない、設置したくないケースに役立ちます。
トヨトミの「スポット冷暖エアコン TAD-22JW(W)」は、移動もできる床置きタイプの冷暖房エアコンです。設置方法は窓用タイプと同様に窓パネルを取り付けます。ただし、パネルに取り付けるのは排気用と吸気用のダクトです。電源は100Vを使用します。
本機にはキャスターがついており、窓パネルを移設できればどこにでも移動できるのが大きな特徴です。その時々で使用場所を変えたいユーザーのニーズに応えます。冷風時の60Hzで2.2kwという数値は、主に6畳用の壁掛けタイプエアコンに相当する数値です。
ダイキンの「ハウジングエアコン S28RVV-T」は、主に10畳用のスリムな床置きタイプエアコンです。2012年目標の省エネ基準達成率が101％、FPA値が5.3で節電にもつながります。
内部クリーンやニオイないス運転など快適な使用を助ける機能も充実しています。部屋をスッキリ見せたいユーザーにおすすめのアイテムです。
少しオーバースペックなくらいがちょうどよい
エアコン選びの第一段階である部屋のスペック確認では、実際の畳数や環境よりもいくらか大きめの適用畳数をもつアイテムを選ぶのが無難です。現実に運転をはじめてから「こんな筈ではなかった」と思っても手遅れといえます。実際に使ってみないとわからないこともあるため、足りないよりは余った方が無難と考えるべきでしょう。他の機能や付加価値についても同じことがいえます。絶対に要らないもの以外はあってもよいかもしれません。
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