外岩でボルダリング!おすすめマット10選と上手な選び方
2020年の東京オリンピックの公式種目となっているボルダリング。全国各地にボルダリングジムが続々と誕生していて、習い事にしている人も少なくありません。その一方で、野外で外岩に登って、本格的なボルダリングを楽しむ人もいます。そんな人にとっては屋外で使えるボルダリングマットが欠かせません。
今回は持ち運び便利で、なおかつ車にも詰め込めるおすすめマットを紹介します。ボルダリングを本格的な趣味にしたいと考えている方や、初心者の方、室内での練習用にと考えている方もぜひ参考にしてください。
目次
ボルダリングマットの種類
ボルダリングマットの種類は様々ですが、大きく分けると「ヒンジタイプ」と「タコスタイル」のふたつです。
ヒンジタイプ
コンパクトに折りたたんで運びたいのであればヒンジタイプがおすすめ。 中心を折りたたむことができるスタイルになっていて、二つ折りまたは三つ折りにすることができます。 折りたたみやすく、運びやすいところがヒンジタイプの魅力ですが、一方でつなぎ目の衝撃性が弱いと感じることも。最近はつなぎ目の衝撃性を強化したタイプのものもあるので、チェックしてから購入することをおすすめします。
タコスタイル
丸めて、たたんでから持ち運びできるタコススタイルは、ヒンジタイプと違ってつなぎ目がないため、衝撃性がどの部分も一貫しています。 マットをたたんだ時にできる空洞にはチョークやシューズなど、ボルダリングのアイテムを入れて持ち運ぶことができるので便利です。その一方で、ヒンジタイプに比べるとどうしてもかさばります。体力に自信のある男性からはタコスタイルが人気です。
大きさや厚さ、素材などを考慮して選ぼう
ボルダリングマットを選ぶ時には種類だけではなく、大きさや厚み、素材を考慮した上で選ぶことをおすすめします。厚みは二重構造や三重構造になっているものが一般的。
大きなマットは床に落ちても大丈夫という安心感はありますが、車に乗らなかったり、改札を通れないということも。 一般的には小・中・大の3タイプに分かれていて、初めて購入する人は中を選ぶことが多いようです。 厚みは9cmから10cmあれば、まず失敗はないでしょう。 ほかにも携行パーツの充実度も選ぶ時のポイントです。
三つ折りで持ち運びに便利なボルダリングマット
女性や小さめの車に乗っているという人に理想的なのが、三つ折りタイプのコンパクトなボルダリングマットです。二つ折りのマットに比べると数は限られますが、優秀なものもいくつかあります。
マウンテンダックスは1977年創業の日本ブランドで、40年以上の歴史を持つアウトドアブランドです。 ボルダリングアイテムもたくさん販売していますが、その中でもこちらのマットは三つ折りにできて、コンパクトで持ちやすいと評判。リュックのようにして持ち運ぶことも可能です。展開時は180×90×10cm(横×縦×厚さ)、折りたたみ時は60×90×30cmまで小さくなります。接地面には耐久性の高いナイロンが使われています。
- Beal
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トリプルエアライト
- 税込み43,070円(楽天)
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厚み12cmのボルダリングマットは三つ折りでコンパクトに
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前シリーズよりも3cmぶ厚くなったマットで、耐衝撃性がさらに増しました。横に広い設計になっていて、広い場所で使用することができます。
1950年にフランスで設立されたベアールは、ロープを多く扱っていますが、それ以外にもさまざまなアウトドアアイテムを扱っています。ボルダリングマットのなかでも、こちらのトリプルエアライトは三つ折りでコンパクトに使えると評判。 足拭きマットも付いていて、きれいな状態で使うことができるでしょう。適度な固さのある高密度ウレタンフォームと、柔らかさで衝撃吸収性の高いウレタンフォームとその中間の3層構造になっています。表と裏で柔らかさを変えることが可能です。
二つ折りでおすすめのボルダリングマット
つづいて二つ折りのヒンジタイプのマットを紹介します。
カンプは創業以来120年以上の歴史を持つ北イタリアの登山用品メーカーです。個性的なデザインが特徴で、このドット柄のマットであれば他のボルダー達と間違えることがないでしょう。 折りたたみ時は98×72×28cmとほどよい大きさで、初心者でもラクラク使うことができます。14cmもの厚みがある一体型5層構造フォームで、数あるマットの中でも高い衝撃吸収性能と耐久性能を期待できるでしょう。
横浜にボルダリングジムを展開しているマムートは、クライミング用のマットも複数取り扱っています。衝撃吸収性に優れていて、折りたためば下部をフラップでガードすることも可能です。ヒップベルトを備えたパッド入り背面キャリーシステムを採用していて持ち運びもラクチン。Amazonであれば、定価よりも2万円以上安く購入できるのでおすすめです。
メトリウスのセッションⅡシリーズは、ボルダリング初心者でも折りたたみやすい設計になっているところがポイント。 折りたたんだあとはバックル1本で固定することができます。展開時は91×122×10cm、収納時には91×66×20cmと1メートル以下にまで収めることができます。足拭き用の中央のロゴタグがあるのも便利です。5kg以上あることも珍しくないボルダリングマットのなかでは、4.2kgと軽量になっています。
つなぎ目のないタコスタイルのおすすめマット
衝撃吸収性が均一になる、つなぎ目のないタイプのボルダリングマットを紹介します。
フランスの登山メーカーであるペツルは、フランスらしくスタイリッシュなデザインが多く持っているだけで自慢になります。タコスタイルのボルダリングマットは、ヒンジレスの一枚型になっていて、衝撃性が安定しています。 特許も取得しているホールディングシステムがフォームの寿命を延ばしていて、長く愛用できるでしょう。 耐水性・耐久性ともに優れた素材が使われているところもポイントです。
ボルダリングアイテムをたくさん販売しているブラックダイヤモンド。グラデーションカラーのマットは高級感がありますが、3万円以下で購入できるのがうれしいポイントです。フラップがついているので、持ち運ぶ時にチョークを落とす心配はありません!摩擦と水濡れに強いPUコーテッド1000デニールナイロンが採用されています。
ボルダー達から絶大な支持を誇るmoonのボルダリングマット。通常多くのパッドは折りたたんだ際に着地面が内側にきますが、こちらは着地面が外側にくるので、持ち運びの時汚れがつきにくいです。展開時は130×100×12cm、折りたたみ時は65×100×22cmの大きさになるので、車にも十分積み込めるでしょう。重さは約6kgです。
初心者におすすめのボルダリングマット
最後にボルダリング初心者さんにおすすめのマットを紹介します。価格や機能性を見てぜひ参考にしてみてください。
一般的にボルダリングマットの相場は3万円から4万円以上とされていて、5万円以上するマットも少なくありません。決して安い買い物ではないので、吟味して選びたいものですよね。予算が限られてるという人には、こちらの3万円以下のマウンテンダックスのマットがおすすめです。展開時120×90×10cm、折畳時60×90×20cmとコンパクトで、機能性も高く取り扱いやすい商品です。
ブラックダイヤモンドのマットの中でもスタンダードサイズのモデル「インパクト」。二つ折りのヒンジタイプのマットですが、この商品は折った時隙間ができにくいスクエアの形状になっています。上面側にクローズドセルPEフォーム、下面に高圧縮PUフォームが配置されています。気軽にボルダリングを楽しみたいと考えている人は、きっと重宝するでしょう。
あったら便利!ボルダリングマットのカバー
商品に専用カバーのついていないものや、専用カバーをなくしてしまった時に、ボルダリングマットのカバーがあると便利です。
- MudHAND
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ボルダリングマットカバー
- 税込み9,800円(公式)
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一般的なボルダリングマットであれば大体収納可能
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155cm×104cmの大きさで作られているので、ある程度のマットであれば収納できます。シンプルなデザインになっているので、どんなマットにも合います。
屋外でマットを使った後、泥がついたマットを車に乗せたくないという人も多いでしょう。また家の中にマットを置くスペースがなくベランダや庭で保管している人も少なくないはずです。そんな時にはマットカバーにマットを入れておけば汚れや水分がつくことがありません。マドハンドのマットカバーは1万円以下で購入できるので、他社の製品に比べるとリーズナブルです。 縫い目がない特殊な作りになっていて、完全防水仕様となっています。
まとめ
ボルダリングブームで、さまざまな種類のマットが販売されるようになっています。コンパクトなものやリーズナブルなもの、初心者でも扱いやすいものまで充実しているので、ぜひいろいろ比較してみてくださいね。自分にぴったりのボルダリングマットが見つかれば、きっとボルダリングがますます楽しくなるでしょう。
※価格はいずれも2019年12月時点。特に記載がない場合はAmazonの価格です。
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