
iPadを強制終了する方法、機種によって操作が異なるので注意
突然、iPadが操作できないフリーズ状態になると、タッチ操作もキー入力も一切できず、どうしようもありません。そんなときは強制終了が有効です。
ただ、強制終了の方法は、iPadの機種によって異なるため、注意が必要です。
そこでこの記事では、iPadを強制終了する方法について解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
「強制終了」とは、通常の電源オフと何が違う?

強制終了とは、通常の手順を踏まず強制的に電源をオフにする方法です。
本来、iPadの電源をオフにするには、「トップボタン(上記画像の位置にあるボタン)」を長押ししたり、「設定」から電源をオフにしたりといった手順を踏みます。
しかし、iPadの画面がフリーズした場合や画面をタッチしても反応がない場合、電源を入れても途中で動かなくなる場合などは、通常の電源オフの方法が機能しません。そこで、強制終了をしてリセットする必要があるのです。
注意点として、ホームボタン搭載モデルと非搭載モデルの強制終了の方法が異なるので、それぞれ解説します。
ホームボタンがあるiPadの場合
ホームボタンがあるiPadの場合は、ホームボタンとトップボタンを同時に、Appleのロゴが表示されるまで押し続ける事で強制終了ができます。

実際に同時押しした際の動画を撮影したのでご覧ください。

なお、ホーム画面やアプリ使用時にトップボタンだけを長押しすると、下記のシステム終了確認画面が表示されるので、画面上部の「スライドで電源オフ」ボタンをスライドさせて電源を落としてください。

このシャットダウン方法はホームボタンの有無に限らず、トップボタンで電源を切る通常の手順なので、強制終了ではありません。
操作方法は似ていますが、フリーズした場合は反応しないので注意してください。
ホームボタンがないiPadの場合

ホームボタンがないiPadの場合、次の手順で強制終了します。
うまく再起動しない場合は、デバイスを1時間ほど充電してから改めて試します。
充電しても電源がオンにならない、そもそも充電ができないといった場合は、サポートへ相談してみましょう。
強制終了で解決しやすい症状とは?

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iPadは安定して使いやすい製品ですが、インストールしたアプリや使い方によってフリーズするケースがあります。
【フリーズが起きやすいケース】
・複数のアプリを同時に稼働させる
・特定のアプリに不具合
・最新のiPadOSにアップデートしたあと
この3つのケースは過度なマルチタスクによるメモリ不足や、アプリ自体のエラー、保存容量の不足が原因で発生するので強制終了で復元する場合があります。
復帰後、使わないアプリを削除したり、クラウドにデータ移行したりして、ストレージ容量の空きを確保しましょう。ストレージ容量に空きがないことで不具合が起きる場合があり、故障を疑う前に一度、ストレージ容量を軽くするのも手です。
故障かも、修理や買い替えを検討する症状

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もし下記の症状が発生し、繰り返し強制終了しなくてはならないような状態に陥ったらウィルス感染か故障を疑ってください。代表的な挙動は下記の通りです。
・強制終了の操作自体ができない
・勝手にシャットダウンするなど動作が不安定になる
・画面が真っ暗になる
・画面が真っ暗だが音だけは聞こえる
・画面にタッチしても一切反応がない
・シャットダウンした後、立ち上がらない
・立ち上がってもAppleのロゴが表示された画面から動かない
・ボタンが固まった、陥没したまま戻らなくなった
・発熱がひどい
これらの症状が発生するとほぼ完全にコントロール不能になってしまいます。
ウィルス対策にセキュリティソフトを入れるのは問題解決が終わってからなので、まずはAppleIDとパスコードを準備して下記のAppleの公式サポートに問い合わせをするか、Appleストアに持ち込んで修理してもらうと良いでしょう。
この際、初期化で解決する場合もありますが、必ずしもデータが復元されるとは限りません。
画像や動画は、iPadの状態に関わらずiCloudにバックアップされているのですぐに復旧できますが、ソシャゲ類は引継ぎナンバーを発行するなど個別に処理する必要があります。
iPadの動作が不安定になってきたら寿命の可能性もあるので、事前にバックアップを確認して、もしもの時に備えておきましょう。
iPadの買い替えを検討中なら、こちらの記事がおすすめ
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