スマートかつ粋でおしゃれな最新高級自転車6台を試乗インプレ！【MONO SAMPO#4】

MONOSAMPO第4弾はe-bike（電動自転車）特集！

1993年に世界初の電動自転車（ヤマハPAS）が発売されてから26年。発売当初は日常生活の主婦を応援すべく所謂“ママチャリ”の形をしたものがほとんどでしたが、今では世界各地の自転車メーカーから様々なデザインで発売されています。デザインの多様化の他に、充電スペックの進化にも目を見張るものが！今回はクルーザータイプのものからスポーツタイプまで様々なデザインのe-bikeを紹介しています。昔に比べて男心くすぐるe-bikeが多いのも必見です！

【安倍賢輝】
大阪出身のファッションスタイリスト。アーティストや広告などを手掛ける。スケートボード好き
Instagram：@masateruabe_okty

【谷本春幸】
倉敷出身のフリーランスPR/ライター。現在も大手セレクトショップのPRを担当。旨い食と酒に目がない
Instagram：@haruyukitanimoto
Twitter：@haruyukitanimo1

ファッション性が高い電動自転車

電動自転車はパパ・ママが子どもを乗せて、というイメージが強い人は未だにいると思いますが、日本国内にも海外メーカーが業界に参入し、消費者の細かいニーズに対応した色んなタイプの電動自転車が発売されるようになりました。ママチャリのイメージが強かった電動自転車にクロスバイクのような街乗り仕様やオフロード対応のもの、ビーチクルーザーなどが発売され、ファッション性がとても高くなってきてます。

バッテリーの使い勝手ってどうなの？

容量や充電時間

ドイツのメーカー【BOSCH】のバッテリーでは3時間前後の1回の充電で通常の街乗りでなんと約100km〜150kmの航続距離が！
ひと昔前のバッテリーでは考えられない距離になっています。家から職場への往復距離が航続距離に満たずに電動自転車を諦めているビジネスマンも少なくないと思いますが、今の電動自転車に距離の問題はほとんどありません。
東京駅から横浜駅の距離が約30kmなので1回の充電で約2往復できる計算です。

バッテリー内蔵モデル

ほとんどの電動自転車が外付けバッテリーですが、クールなデザインのバッテリー内蔵モデルも発売されています。【BOSCH】の内蔵型バッテリーは外付けのものに比べて電力量が大きく、航続距離も長いので長時間走ることが考えられたモデルに搭載されています。

バッテリーを外さず自転車本体にプラグを直接差して充電できる！

【BOSCH】のバッテリーが搭載されている自転車には、バッテリーを外さずに自転車本体にプラグを直接差して充電できるモデルが！（今回紹介しているモデルはすべて直接充電可能）
いちいちバッテリーを外す手間もかかりません。

バッテリーの寿命は？

普通に使うと7〜8年程度でバッテリーのフル充電が半分近くになります。
新しいものに買い換えることも可能です。

秀逸デザインの電動自転車6選！

トレックのVerve+2は街乗り用に最適化されたe-bikeで、快適性が重視されているモデルです。
ハンドルバーが高く、身体に近い位置に設けられているので前傾姿勢にならずに周囲を見渡せる設計になっていて、安全性も担保されています。
BOSCHのActive Line Plusのバッテリーが採用されていて1回の充電で約100kmの走行が可能。日常生活の利用であれば申し分ない容量を持っています。
こういうタイプの自転車ではフレームが高い位置にあるため乗り降りしにくいデザインであることが多いですが、このモデルはローステップ仕様でそのストレスもゼロ！老若男女問わず使えるので一家に一台あると便利なe-bikeです。

パステルグリーンが映え、いかにも上品なフランスらしい車体が魅力。
ムスタッシュの意味「髭」をモチーフにしている独特な形のハンドルバーは衝撃を吸収し、乗車時の快適性を担保してくれます。
さらに、この自転車ではサドル部分のサスペンションも搭載されていて後輪の衝撃吸収も備えています。
ハンドルが90°回転し駐輪しやすいクイックパークシステムを採用。駐輪時のストレスを軽減してくれ、乗りやすさと利便性を兼ね備えています。

とにかくコンパクトにまとまる電動自転車！
まずは折りたたみ機能。ハンドル部分とサドル部分の取っ手を使えばワンタッチで折りたたむことが可能で、女性でも簡単に操作できます。折り畳み時に自転車が開かないようにハンドルを止めるバンド、前輪と後輪を接着させるマグネットを搭載。折りたたみ自転車にありがちなストレスを排除しています。
ハンドル中央にあるレバーを倒せばハンドルを前傾にも、立てることも可能。乗る人の姿勢に合わせた調節が可能です。
キャリーなどオプションが豊富で、パーソナライズも容易にできるのも魅力。
輪行も容易にできるので遠方への運搬も簡単！どこへでも連れて行きたくなるe-bikeです。

ロードレースのノウハウが活かされた技術はこのe-bikeにも応用されていて、電動機能が無かったとしてもスポーティに走れるのが特徴。そこに電動が付いたのだから走行機能は申し分ありません。
さらに、この自転車はバッテリーが内蔵されているモデルで容量が大きく、フル充電時の航続距離がなんと165km（ecoモード時）！フォルム美と機能を兼ね備えています。
ロードタイプの乗り心地を求めている自転車乗りにオススメのe-bikeです。

小径で太いタイヤなのでペダルの重さが気になるところですが、そこはモーターが解決！踏み込み時の反応もよく、スイスイ進みます。地面との接地面が広いため安定性は抜群。老若男女が楽しめるe-bikeに仕上がっています。
また、ポップなデザインも特徴的。日本製のe-bikeでありがちなデザインでもなく、海外製のスマートなフォルムでもなく、どっちにも属さないデザインは他人と同じものを持ちたくない人の好奇心に刺さるはず。
唯一無二のe-bikeを探している人にオススメです。

今回のラインナップの中で唯一、【BOSCH】のパフォーマンスラインCXのドライブユニットを採用。MTB向けに作られたモデルなので急激な坂道でもスイスイと進める比類ない馬力が最大の特徴で、スキー場のゲレンデもスマートに登ることが可能です。
それほどハイパワーなので舗装道を走る際はモーター音が耳に入るのですが、それはそれでメカニカルなイメージで男心揺さぶられます。
トレックは保証も魅力。すべての自転車に生涯保証がかけられているので故障してもディーラーに持っていけばリペアしてもらえます。生涯の一台として持つことも可能なe-bikeです。

高機動で使い勝手も申し分ない電動自転車

電動自転車がデビューしてから約26年でバッテリーの仕様もデザインも大きく進歩しました。
日本の道でも自転車ナビが徐々に広がっているように自転車利用者にメリットがある整備が進んでいて、自動車やバイクに比べて電動自転車への注目が年々高くなっています。
海外製の電動自転車の日本参入も活発に行われつつあり、今後も新しいモデルや新規メーカーの参入で市場が活発化していくはずです。自分の目的に合った電動自転車をぜひ見つけてみてください。
自転車での重大事故が度々発生しています。スピードの出し過ぎに注意し、周囲をよく見ながら安全に運転しましょう。