
〈プロ解説〉ソロテントおすすめ10選、軽量でコスパに優れたベストバイはどれ?
キャンプの楽しみ方の一つとして人気なのが、ひとりで気ままに楽しめるソロキャンプ。これからソロキャンプを始める方におすすめなのが、1〜2人用サイズのソロテントです。
1人で扱うテントだからこそ、軽量さや安心して使える機能性に注目しながら、コスパにも優れたモデルを選びたいところ。DODやアライテント、スノーピークなどよく知られたテントメーカー以外にもさまざま製品がある中で、用途にあったモデルを見つけ出すのは簡単ではありません。
そこで、自分にぴったりなソロテントに出会うための「選び方」についてご紹介します。

人によってキャンプスタイルが異なるので、スタイルやシーンにあわせたソロテントの選び方をご紹介します。ソロキャンプが気になっている方や、これからキャンプデビューを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ソロテント4タイプの特徴や違い

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ソロテントは大きく4タイプに分かれます。タイプ別にそれぞれ特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
ドームテント|キャンプ用テントの中で主流タイプ

キャンプ場などで見かけることが多い、もっとも一般的なテントです。種類が豊富で、好みのデザインや使用する人数にあわせて幅広いラインナップから選べる点がメリット。
ドームテントはテントを支えるためのポールを差し込み、持ち上げながら設営します。ソロキャンプ用の少人数向けよりも大きめサイズを選ぶ場合は、ポールの本数が多くなり、持ち上げにくくなるのがデメリットです。気になるテントがあれば設営方法を事前に確認するといいですよ。
ワンタッチテント|ワンアクションで設営できる手軽さ

ワンタッチテントは、その名の通りワンアクションで設営できるのが特徴です。傘を広げるような感覚でテントが立ち上がります。「簡単に設営できるテントがほしい」という方におすすめです。
一方で、ワンタッチ構造により、ドームテントなどに比べて重く、収納サイズも大きめになる点がデメリットです。離れた場所まで手で持って運ぶにはやや負担に感じることでしょう。設営場所のすぐ近くまで車やバイクで運べる場合は、積載できるサイズかどうかに注目してください。
ポップアップ|簡易タイプ、デイキャンプやビーチの更衣室として

収納袋から取り出して広げるだけで設営できる簡易テントです。ワンタッチテントよりもさらに設営が簡単で軽量なモデルが多いのが特徴です。
ただ、一般的なポップアップテントはシングルウォールタイプが多く、テントの外と中を生地1枚だけで隔てているため、耐水性は低めです。デイキャンプやビーチでの利用であれば問題ありませんが、宿泊用に使うのは難しいでしょう。また、ほかのタイプに比べると強度が低い点がデメリットです。
ポップアップテントについては、スポーツ用品ブランド「デカトロン」の公式動画が参考になります。
ワンポールテント|開放感のある居住空間

ポール1本で立ち上がるテントで、三角形の見た目が特徴的です。テントの周りの地面にペグ(杭)を打ち込み、テントの幕を全方向から引っ張ることで設営できます。
設営はひとりでもできますが、ワンタッチテントやポップアップテントと異なり、骨組みがあって自立するタイプではないため、慣れが必要です。とはいえ、ワンポールテントは背が高く、開放感が感じられる居住空間が魅力です。
ソロテントの選び方

シーンや目的にあわせて、どういった機能性を備えたソロテントを選ぶべきか解説していきます。
キャンプスタイルにあわせた注目ポイント

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テントを使用する目的や自身のキャンプスタイルにあわせてテント選びをすることで、より快適にキャンプが楽しめます。シーン別に注目ポイント見ていきましょう。
テント泊|収納サイズや重さをチェック
キャンプ場での宿泊を目的としたソロテントを探している方は、設営場所まで持ち運ぶ負担を考えて選びましょう。長い時間手で持ち運ぶ場合は、やはり軽量タイプが魅力的です。
車移動であっても、キャンプ場の駐車スペースから実際にテントを張るテントサイトまでの距離が長ければ、重いテントは負担が大きくなります。
デイキャンプ|耐水性が高いと安心
日帰りであれば、ポップアップテントやワンタッチテントのような簡易テントでも十分役割を果たしてくれます。キャンプ中に急な雨など天候が悪化することもあるので、耐水性能の基準となる「耐水圧」を確認しておきましょう。耐水圧の目安については、記事の中で解説しています。
登山|機能性が重要
登山で使うには、軽量タイプのドームテントがおすすめ。山の天候は変わりやすいため、大雨・強風などにも対応できる機能性に優れたテントを選ぶとよいでしょう。簡易的なテントに比べて値段は高めですが、強度や居住性が高まるので過酷な環境でも安心です。
ツーリング|積載できるサイズかどうか
キャンプツーリングで使うなら、サイズや重量が積載に適しているか確認して選びましょう。ドームテント・ワンタッチテント・ワンポールテントではツーリングに適しているものが多くあります。
軽量性|サイズ・素材に注目

著者撮影
コンパクトに収納できるテントは持ち運びに便利ですが、軽量性を求めるなら素材にも注目しましょう。ポリエステル製やナイロン製といった軽量素材であれば、設営時の作業もスムーズにできます。
ナチュラルな風合いが特徴的なコットンやポリコットンといった素材は人気が高く、耐久性にも優れていますが、ナイロン製などに比べて重く、持ち運びや設営時の負担が大きくなります。
耐水圧|テント泊なら1,500mmは必要

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テントの生地にしみこむ水の力を抑える性能値が「耐水圧」です。1cm四方にどれほどの水圧をかけて水漏れが起きないかを示しています。
一般的な目安として、耐水圧500mmで弱い雨、1,000mmで普通の雨、1,500mmで強い雨に耐えられる防水性能があるとされています。テント泊で使用する場合は、強い雨にも耐えられる耐水圧1,500mm以上のテントを選ぶのがおすすめです。
設営のしやすさ|ひとりでも設営できるか

著者撮影
ソロキャンプで使うテントは、当然ながらひとりで設営できるテントを選ぶ必要があります。ソロテントとして販売されているテントであれば、基本的にはひとりで設営できますが、家族やグループでのキャンプも想定して大きめのテントを選ぶ場合は、ひとりでも無理なく設営できるかしっかり確認してくださいね!
対応季節|冬キャンプにも使用するなら4シーズン対応を選ぼう

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一般的なテントの多くは3シーズン用なので、冬にも使いたい方は4シーズン(オールシーズン)対応のソロテントを選びましょう。ちなみに、3シーズン用テントの中には冬用のウィンターカバーを取り付けることで冬対応になるテントもあります。
また、3シーズン用テントを冬に使いたいという方は、内側のインナーテントがメッシュ仕様で、入口や窓が完全に閉められないテントは避けた方がよいです。
コスト|安さ重視で選ぶリスクとは

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テントの購入に向けて予算を決めることは大切ですが、あまりにも安さ重視でテント選びをすると「耐水圧2,000mmと表記しているのに雨漏りしてきた」「強風でポールが折れた」など強度や性能に問題のある製品を購入してしまうことも。
安いテントにはそれなりの理由があることが多いので、購入前に口コミなどをしっかりチェックすることが肝心です。安心して長く使えるテントを選びましょう。
続いては、筆者が選ぶソロテント3選

おすすめポイント
こちらのソロテントは、ソロキャンプや2人で楽しむデュオキャンプなどで私も愛用しています! 本体・フレーム・フライシートまであわせて1,550gと軽量なのが魅力です。慣れると5分もかからず手軽に設営できるのもポイント。エアライズにはシリーズ1〜4まであり、使用人数にあわせた選び方ができますよ。さらにエアライズにはエアライズ用外張という冬でも使えるウィンターカバーがあります。保温性はもちろん耐風性能もアップするので、4シーズン使いたい方にぴったりです。

エアライズ2 テントの外観(タカマツミキさん撮影)

エアライズ2 テント内の広さ(タカマツミキさん撮影)

おすすめポイント
重量を3kg以下に抑えながら、快適な居住空間を感じられるテントです。バイクツーリングでソロキャンプを楽しむ方にぴったり。広めの前室は荷物置き場として使えて、さらに雨の日でも靴の脱ぎ履きが楽にできるので便利です。インナーテントは吊り下げ式で、スピーディーな設営が可能です。スノーピーク製品は全製品が永久保証付きで安心して長く愛用し続けることができるのもポイント! 手軽に設営可能で、居住性の高さや軽量さなどメリットが豊富。長く愛用できるソロテントを探している方におすすめです。


おすすめポイント
バイクツーリングキャンプのためのワンタッチテントです。時間がないときでもワンアクションで設営&撤収ができるのはうれしいポイント。付属のポールでキャノピー(入口のひさし)を立てれば、バイクの収納スペースがあっという間に完成します。バイクの隣で寝られるのも、バイク好きな人にとって魅力のひとつでしょう。収納サイズの長さは約61.5cmで、バイクへの積載を考えて設計されています。ソロキャンプだけでなく、デュオキャンプ(2人)でも使えるバイクツーリング用のテントを探している方は検討してみてください。

〈編集部PICK UP〉人気のソロテント7選

Moovoo編集部
そのほかの人気モデルを、最後にご紹介します。Moovoo編集部が、ECサイトの人気ランキングなどからピックアップしました。
- FIELDOOR(フィールドア)
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ワンポールテント TC240
- 税込み9,500円
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難燃性のあるT/C素材を採用!近くで焚火を楽しみたい方に
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フライシートは焚火中に火の粉が飛んできても穴が開きにくいT/C生地。ポリエステルとコットンを混紡した素材で、遮光性・耐久性にも優れているほか、自然の景色になじむ色合いが魅力的です。地面と接する面にスカートを配置し、風や虫の侵入を防ぎます。
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ソロテントの人気売れ筋ランキング
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