
〈2022年〉カーテンの裾上げ方法は?自分でできる7通りのやり方
引越しなどでカーテンの丈が合わなくなってしまった時は、カーテンの裾上げをしましょう。カーテンの裾上げは自分ですることも可能です。もちろん仕上がりのきれいさはプロには叶いませんが、そこそこの見た目で安く早く仕上げたいならセルフがおすすめ。窓に合ったカーテンはスッキリおしゃれに見えます。
今回は自分でできる7通りの裾上げ方法を調べ、簡単さ・料金・強度など比較してまとめました。実際に自分でやり方を試してみたレビューもあるので、ぜひ参考にしてください。
カーテンを裾上げする準備
自分でカーテンを裾上げする前に、まずは下準備があります。
①カーテンの長さを測る

カーテンを裾上げするには、部屋の窓に適した長さを決める必要があります。
カーテンの長さを決める時は、カーテンレールの両端にある固定ランナー(丸いリング)の穴から床までを測りましょう。
掃き出し窓の場合は測った長さから-1cm、腰窓の場合は+15cm前後したものがドレープカーテンの目安の長さです。レースカーテンは、掃き出し窓の場合測った長さから-2cm、腰窓の場合は+14cm程度にします。
カーテンの測り方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
②カーテンにアイロンがけをする

カーテンをレールから外したら、アイロンがけをしましょう。シワやヨレがあると長さを間違えたり、カットする際にガタつく恐れもあります。
※レースや機能性カーテンなど生地によりアイロンの適切な温度が異なりますので、商品表示に従ってください。
③カーテンを裾上げする縫い代幅を決め、カットする
ミシンで縫う場合にも、裾上げテープなどを利用する場合にも、折り返し部分の縫い代は必要です。幅は10cm程度とることを推奨します。
①で決めた理想のカーテンの長さに、10cm程度プラスした長さでカットしましょう。縫い代の幅があることで生地が重みで安定し、裾上げした部分がヨレにくくなります。
カーテンを裾上げする方法7通り
自分でカーテンを裾上げする方法はいろいろあります。7通りの方法について「見た目・手軽さ・強度・費用・耐水性」の面から詳しく比較しました。
※実演レポートに使用しているのはIKEAのハギレ布です。特殊加工カーテンや厚手のカーテンの場合使用感が異なるので、あくまでやり方の参考程度にご覧下さい。
※チャート図は筆者の主観です。
カーテンの裾上げ方法①カーテン用裾上げテープ


<カーテン用裾上げテープを使った手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける
2 折り返した間に裾上げテープをはさむ
3 あて布をしてアイロンで接着したら、完成!
セルフでできる裾上げで最もメジャーなのがカーテン用裾上げテープを利用したやり方。仕上がり・料金・簡単さのバランスも良く、めんどうくさがりな人にもおすすめの方法です。
きれいに仕上げるポイントは、まっすぐ折り返すこととテープをカットした部分にできるだけぴったり沿って貼ること。さいごに、ほつれた糸の処理も忘れずに行いましょう。
カーテン用裾上げテープは、IKEAのようなインテリアショップやホームセンターなどでも手に入ります。
カーテンの裾上げ方法②布用裾上げテープ


<布用裾上げテープを使った手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける

2 裾上げテープのザラザラ面を下にして折り返した部分に貼り、長さをあわせてカットする

3 あて布をして、アイロンのスチームモードでゆっくり接着したら、完成!
今回はダイソーで販売していたアイロンがけが必要なタイプの衣類用裾上げテープを使用しました。こちらは先述したカーテン用テープと違い、両面になっていないのが特徴。

裏から見るとテープが丸見え状態で、厚いカーテン生地だとすぐにはがれてしまいそうな気配のする仕上がりでした。

よって、見た目と強度が気になる方にはおすすめできませんが、100均によっては他メーカーの布用裾上げテープもあり強度は異なると思われるので一概には言え無さそうです。
カーテンの裾上げ方法③安全ピン


<安全ピンを使った手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける

2 端を安全ピンで止めたら、完成!
とっても手軽な安全ピンを使用したカーテンの裾上げ。生地に穴を開けなければならない点と、表側にもピンが見えてしまう点が気になります。

しかも、いくらアイロンがけしたといってもぴったりとくっついているわけではないので、時間と共に浮いてきてしまうことは明白。一時的な応急処置としてならいいと思います。
カーテンの裾上げ方法④布用両面テープ


<布用両面テープを使った手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける
2 折り返したカーテンを一度開き、カットした側の端に布用両面テープをまっすぐ貼る
3 もう一度折り返し、接着したら、完成!
アイロンすらも面倒というズボラさんに人気があるのがこの布用両面テープを使用した裾上げのやり方。普通の両面テープのように布同士を接着できます。より強力に接着したい場合は、仕上げにアイロンを10~20秒あてるのがおすすめです。
アイロン不要の布用両面テープは手芸用品店などで販売していますが、人気は水に強く洗濯もできるタイプ。見た目にもきれいに仕上がります。
カーテンの裾上げ方法⑤布用ボンド(裁ほう上手)


<布用ボンドを使った手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける

2 折り返したカーテンを一度開き、カットした側の全体に広がるように布用ボンドを塗る

3 もう一度折り返し、全体が接着するようにしっかり抑えて、完成!
布用のボンドや接着剤は、簡単さから人気がある裾上げ方法です。今回はコニシ株式会社から発売している「裁ほう上手」という布用透明ボンドを使いました。

カットした側の生地にボンドを塗るのはヘラなどがあればやりやすいですが、面倒な場合はキッチンペーパーなどでまんべんなく広げるようにしましょう。

ムラなくボンドを広げることで、デコボコや寄れがないきれいなカーテンに仕上がります。耐水性のある布用ボンドなら洗濯OKなのも嬉しいポイント。
カーテンの裾上げ方法⑥手縫い

Photo by iStock

<手縫いによる手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、さらに内側に2cm程度折りこむ
2 アイロンで折り目をつけマチ針で仮止めする
3 3つ折りになった部分をまっすぐ縫い、完成!
手縫いでカーテンを裾上げする場合、縫い方は「流しまつり縫い」がおすすめです。
この縫い方ならカーテンの表側で縫い目があまり目立ちません。できる限り均等な幅で布をすくい、まっすぐ縫うのがきれいに仕上げるポイントです。縫い糸は生地に近い色を選びましょう。
カーテンの裾上げ方法⑦ミシン

Photo by iStock

<ミシンを使った手順>
1 カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、さらに内側に2cm程度折りこむ
2 アイロンで折り目をつけマチ針で仮止めする
3 3つ折りになった部分をまっすぐミシンで縫い、初めと終わりは返し縫いをし、完成!
丈夫にカーテンを裾上げするならば、やはりミシンで縫うやり方をおすすめします。日頃からミシンで裁縫をしている方なら、まっすぐ縫うだけなのでさほど難しいことも無いかと思います。
カーテンの生地が厚い場合、ミシンで縫っているうちにずれてしまわないように注意しましょう。
カーテンの裾上げグッズ、人気メーカーの売れ筋商品

Moovoo編集部
数あるカーテンの裾上げグッズの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
おすすめ・人気商品をまずは一覧で
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
対応生地 |
アイロン |
---|---|---|---|---|---|
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クロバー(Clover) 布用強力ボンド 貼り仕事 58-444 |
カーテンに塗りやすい、ソフトなハケ型ヘッド |
内容量40g |
厚地~普通地用、ナイロン・シルク・防水加工・撥水加工などをしたものは不可 |
強力に接着する場合は必要(厚い生地や凸凹のある生地は推奨) |
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八商商事 強力裾上げテープ 男のハガレンダー |
アイロンで繰り返し接着できる強力テープ |
幅30mm×長さ10m |
うすい・ソフトな生地には不向き |
必要 |
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スリーエム(3M) スコッチ 布用両面テープ 強力薄手 KFB-10 |
目立ちにくい薄いテープで簡単接着 |
幅10mm×長さ6m |
防水・撥水加工された布は接着不可 |
不要 |
![]() |
貝印(美粧) すそあげテープ 静電防止糸使用 KM3080 |
カーテンがまとわりつきにくいテープ |
幅約2.5×長さ120cm |
低表示・防水加工された生地には使用不可 |
必要 |
![]() |
カワグチ(Kawaguchi) 水に強い布用両面テープ 幅10mm 94-015 |
薄さ0.13mm、長さ20mのたっぷり容量 |
幅15mm×20m |
防水・撥水加工した繊維は不可、凹凸面・厚物・極薄素材などは不向き |
強く接着する場合は必要 |
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キャプテン(CAPTAIN88) カーテンすそ直しテープ CP68 |
カーテンの裾上げにぴったりな幅広タイプ |
幅45mmx長さ2m |
アイロン(低温)表示のある生地は不可 |
必要 |
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