iPadでBluetooth接続をする方法と不具合対処方まとめ
iPadにはBluetoothが装備されているので対応機器と簡単に接続できます。
しかし全くの初心者がはじめて使う場合、iPad側の操作方法が良くわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこでBluetooth機器との接続をする際の操作方法や何らかの理由で上手くペアリングできないケースの対処方法を解説します。
ペアリングのやり方
まずは機器を接続してみましょう。
iPadのBluetooth機能を使うには、設定からBluetoothを選択してONにしてください。
この状態にするとiPadが自動的に周囲にあるBluetooth対応機器を探し出してくれます。
基本的には検出されたデバイスを選択する事で接続しますが、自動車のオーディオに代表される一部のデバイスは自動接続されます。
もしも接続したい機器が表示されない場合は、機器側の電源を確認してください。電源が切れているとBluetoothのデバイスとして検出されません。
今回は例としてBluetoothスピーカーの定番、Anker SoundCore2を繋いでみます。
Anker SoundCore2については下記の記事にて詳しく紹介しているので是非ご覧ください。
表示された「自分のデバイス」の一覧から接続したい機器を選べばペアリング完了です。
キーボードやマウスも繋げる
iPadとBluetoothでペアリングできるデバイスは数多いです。
例としてスピーカーを繋いでみましたが、他にもキーボードやマウスを接続する事でパソコンのように使えますし、マイクやヘッドホンといったオーディオ関係も充実しています。
Apple Pencil以外のBluetooth対応機器にAndroidとiOSの違いは基本的にないので、選択肢は多いでしょう。
キーボードはカバーやスタンドとセットになっているものが多いので、メインで使う場所に合わせて選んでください。
ビジネス用途でパソコンと同様の使い方をするのならBluetooth接続できるキーボード一体ケースが良いでしょう。
様々なメーカーが同様のアイテムを出していますが、その中から選ぶのなら耐久性の面から高品質と定評のあるロジクール製が安心・おすすめです。
Bluetoothテザリングのやり方
Bluetoothには対応デバイスと接続するだけでなく、テザリングすることも可能です。
テザリングとはインターネットに接続されていない機器をモバイルインターネット通信ができる機器に接続する事で、間接的にインターネット接続する方法です。
テザリングにはUSBケーブルで繋ぐ有線接続とWi-Fi接続、Bluetooth接続の3種類があります。
主にWi-FiモデルのiPadを外で使う際にテザリング機能がついているスマホとWi-Fiで接続するケースが多いかと思いますが、Bluetoothでも簡単にインターネット接続できるのです。
Bluetoothテザリングのやり方は通常のBluetooth接続よりひと手間だけ多いだけで、ほぼ共通です。
以下iPhoneSEの表示画面で解説しますが、他のスマホでも同様の設定を行えば接続可能なので参考にしてください。
まずスマホ側でインターネット共有をONにします。
通常はこの時に表示されているWi-FiのパスワードをiPad側で入力してテザリングしますが、Bluetooth接続の場合はパスワードを使いません。
そのため若干接続の手順が楽になります。
続いて同じくスマホ側のBluetooth接続をオンにします。
これでスマホ(iPhoneSE)側の設定は終わります。
次にiPad側でBluetoothをオンにしてデバイス一覧からスマホを選択します。
すると最初の1回だけは下記のようにペアリング要求のコードが表示されます。
このコードは同時にモバイルインターネット通信ができるスマホ(iPhoneSE)側にも表示されます。
この数字が同一であることを確認してスマホとiPadの両方でペアリングを選択すると、iPad側の表示が「接続済み」表示に変化してBluetooth接続が確立します。
これでWi-FiタイプのiPadでもスマホを介してインターネットに接続できるので、セルラータイプのように動画を見たりSNSをチェックできるようになります。
Wi-Fiと違って面倒なパスワード入力が不要ですし、2回目以降はコードの確認も不要なので素早く接続できます。
もちろんWi-Fi接続でテザリングしても構わないですし、選択肢は多いに越したことはありません。どちらでもケースバイケースで繋がりやすい方を選んでください。
Bluetooth接続ができない時の対処法
基本的には上記の手順で問題なく接続できるはずですが、何らかの理由で上手く行かない事もあるでしょう。
そこでBluetooth接続が使えない場合の対処法を紹介します。
デバイスの電源が切れている
デバイスが認識しない、検出されないケースの多くは単なる電源の入れ忘れか、充電切れのケースが多いです。
デバイスの電源を確認してください。
デバイス間の距離が遠い
Bluetooth接続はWi-Fiほど接続できる距離が長くありません。大会議室の端から端、といったケースではデバイスが認識できても接続が上手く行かない事もあります。
まずはデバイスを近づけてください。
iPadのOSをアップデートする
AppleのOSアップデートは大きく仕様が変更される事が多いです。そのため常に最新のOSにアップデートしましょう。
古いOSはハッキングの対象になりやすいだけでなく、バグや不具合の原因ともなりえます。
何故か接続できない場合はOSを最新版にアップデートしてください。
Bluetoothのバージョンを確認する
Bluetoothの規格にはいくつかのバージョンがあり、2018年に発売されたiPad第6世代と2019年の第7世代はBluetooth4.2に対応しています。
Bluetoothの場合、iOSと違って最初に実装されたバージョンからアップデートされないのでずっと変わりません。
ちなみにiPadのBluetoothのバージョンの確認方法は公式サイトを見る以外に無いので、iPadだけを見ていても分かりません。
問題はiPadと接続するデバイス側です。
Bluetoothは上位互換が基本ですが、3.0より古いバージョンだと接続できないケースもあるのでデバイス側のBluetoothのバージョンを確認しましょう。
iPadやデバイスを再起動する
原因不明で動作が安定しない場合は再起動してください。何らかの理由でプログラムが正常に働いていないケースがあり得ます。
再起動で正常動作に戻るケースは多いですから、iPadを再起動するのとあわせてデバイス側も電源を入れなおして再接続を試みてください。
iPadやデバイスの故障を疑う
ここまで4つの不具合対処方法を紹介しましたが、どれも上手く行かない場合は故障を疑ってください。
故障の対象はiPadとデバイスのどちらか一方、あるいは両方です。
どちらに問題があるか切り分けるために他にもBluetooth接続できる機器があるのなら、iPadと繋いでみましょう。他の機器と繋げるのならiPad側に問題はありません。
しかし他のデバイスともBluetooth接続できないのならiPad自体が故障している可能性が高いので、Appleストアに持ち込みましょう。
Bluetooth機能だけが故障して、アプリやインターネット接続は問題ないというケースは珍しくありません。
問題は特定のデバイスだけデータ転送ができずに繋がらない場合です。
この場合はデバイス側に問題がある可能性が高いです。
個人的にはiPadのBluetooth接続で相性問題が発生した事はありませんが、故障と相性問題の切り分けは難しいのでデバイス側のカスタマーサポートに連絡を取って確認してください。
連絡の際は接続が上手くいかないiPadのモデルを伝えると話が早いでしょう。
さいごに
Bluetooth接続は非常に便利です。
iPad本体だけでも多機能で十分に便利ですが、スピーカー、イヤホン、キーボード、マウス、スタイラスペンといった周辺機器を繋ぐ事で更に拡張性が増します。
無線は切れやすいと思う人がいるかもしれませんが、かなり安定していますし急激にバッテリーが消耗するといった事もありません。
是非ともBluetooth接続を使いこなして更に自由にiPadを使いこなしましょう。
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