カクテルで使うリキュールとは?特徴や使い方、人気カクテルを紹介!
カクテルを作る際の必需品である「リキュール」。しかし、リキュールとはどのようなものなのでしょうか。
お酒自体が好きな人やカクテルをよく飲むという方であれば、リキュールについて知ることでよりお酒を楽しめるでしょう。
また、自宅でカクテルを作ってみようという方は、リキュールとはどのようなものか特徴を知っておくことがおすすめです。
ここからはリキュールとはどのようなものか、特徴や種類、使い方などを紹介していきます。
リキュールとは?
カクテルを作るときに、ベースのお酒として使う「リキュール」。そのため、「リキュール=カクテルの材料」とイメージする人も多いのではないでしょうか。
リキュールとは一般的に「スピリッツ=蒸留酒」に香草や果物などで香りや味をつけたもののことです。そのため、果実酒に近いお酒で梅酒なども広い意味ではリキュールです。また、香りや味だけでなく甘味料を加えることで甘く仕上げ、甘いカクテルを作るときの必需品となっています。
リキュールは、ベースとなるお酒に果実、香草、花などの香味を抽出させたり付与したりし、砂糖・シロップなどの甘味を加えたり着色させたものをいいます。日本の酒税法では酒類と糖類、その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類で、エキス分が2度以上のものとされています。
リキュールはカクテルの材料として使われることが多いですが、単体でお酒として完結しているため、そのままお酒として飲むことも可能です。
しかし、味が凝縮されていることが多いため、ストレートで飲むよりもロックなどで濃度を下げた方が飲みやすいです。また、味が濃くしっかりとした存在感があるため、さまざまなカクテルを作る際に使われます。
果実系リキュール
最もリキュールの中で身近なものは果実由来のリキュールでしょう。例えば、カシスやピーチ、オレンジやライチなどのフルーツフレーバーであり、多くのカクテルで使われています。
例えば、メロンリキュールである「ミドリ」など種類が豊富なだけでなく人気も高いリキュールの分類です。
ピーチリキュールで作れるカクテルの種類は多いため、自宅でカクテルを楽しむ方におすすめです。
種子系リキュール
種子系のリキュールとは、何かの種子に由来するリキュールです。最もメジャーなものにはコーヒーリキュールなどがあるでしょう。
他にもカカオ(チョコレートリキュール)や、ココナッツ(マリブ)やヘーゼルナッツなどが使われています。
基本的にミルクと割った「カルアミルク」が定番ですが、コーヒー好きであれば水で割って飲む方も多いです。
薬草・香草系リキュール
リキュールは古くから薬用として利用されていました。そのため、ミントやハーブを使った薬草・香草系のリキュールの歴史は長いです。
リキュールが生まれた始めの種類であり、時代の変化と共にリキュールは薬効から美味しさへ追求されるようになり、果実系のリキュールが求められるようになったのです。
特に薬草・香草系のリキュールでは、「カンパリ」という赤いハーブ系のリキュールが有名です。
カンパリはオレンジジュースやソーダなどの飲み物との相性が良く、使ったカクテルの数も多いです。
その他(特殊系)
ここまで紹介したリキュールの種類に分類されないものは、ざっくりと「特殊系」になります。この特殊系には卵やミルクを作ったものなどがあります。
特にトロピカルな果物ジュースと相性が良い「ヨーグルトリキュール」などが人気です。
フルーツジュース以外にもジンジャーエールで割るのもおすすめ。爽やかさが際立ち、どこか懐かしい味がします。
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スピリッツとの違い
スピリッツもリキュールと同様にカクテルを作る際のベースとして使われます。リキュールは蒸留酒に味や香りを付けてつくりますが、その蒸留酒が「スピリッツ」です。
主にカクテルで使われるスピリッツは「四大スピリッツ」と呼ばれており、「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」が該当します。
使用するスピリッツにもよりますが、リキュールよりも味わいはシンプルであり、スッキリとした味わいのものが多いです。
「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」などの蒸溜酒のこと。スピリッツとは蒸溜酒全般を指す名称です。広い意味で捉えればウイスキーやブランデーなどもこのカテゴリーに入りますが、通常はそれ以外を指します。四大スピリッツと呼ばれる種類があります。「ジン」「ウオッカ」「ラム」「テキーラ」のことで、これらは世界の四大スピリッツと呼ばれています。
リキュールの使い方
リキュールは基本的にカクテルを作る際に使います。使い方は簡単であり、リキュールと組み合わせる飲み物を混ぜるだけです。
一般的なカクテルは、大きめのグラスで作る「ロングスタイル」と、カクテルグラスなど容量が小さいグラスを使う「ショートスタイル」があります。
ロングスタイルの場合は、グラスに氷を入れリキュールと合わせる飲み物を入れます。分量は各カクテルによって異なります。
ショートスタイルの場合は、カクテルグラスに直接リキュールやスピリッツを入れて混ぜる場合もあれば、シェイカーを使って混ぜることもあります。
人気のカクテルとリキュールの使い方・飲み方
では、具体的にどのリキュールを使えば人気のカクテルが作れるのか見ていきましょう。
カシスオレンジ
カクテルの定番であり人気があるカシスオレンジは多くの人に愛されています。割り方は簡単で、カシスリキュールとオレンジジュースを混ぜるだけです。
カシスリキュールはアルコール度数が高いのが特徴です。味が濃いため、しっかり混ぜないと味のバラつきが出てしまい美味しくありません。そのため、オレンジとカシスの色が変わらなくなるまでしっかり混ぜることが必要です。
ファジーネーブル
果実系の中でも特に人気が高いピーチリキュールは、さまざまな飲み物との相性が良く作れるカクテルの種類も多いです。
女性に人気があるファジーネーブルの作り方は、カシスオレンジと同じようにオレンジジュースにピーチリキュールを混ぜて作ります。
このように果実系のリキュールはオレンジジュースと相性が良いため、自宅で作る際には有効活用するのがおすすめです。
マリブコーク
ココナッツ風味のリキュールである「マリブ」はコーラと合わせると、普段と違った味わいのコーラを楽しめます。
コーラにお好みでマリブを注ぎ、炭酸が飛ばないように優しく混ぜることで「マリブコーク」が完成します。
カルアミルク
コーヒーリキュールの代表的な存在である「カルーア」を牛乳と混ぜれば人気カクテルの「カルアミルク」を作れます。
コーヒー牛乳のお酒のような味わいであり、カクテルの中では甘く飲みやすいため女性に人気があります。
カンパリオレンジ
香草系の代表的なリキュールである「カンパリ」を使った人気カクテルは、オレンジジュースを使った「カンパリオレンジ」です。
オレンジジュースの自然な甘さと、柑橘の酸味が香草の苦味とマッチしており、絶妙な味わいを楽しめます。
ヨギーパイン
ヨーグルトリキュールである「ヨギー」はマンゴジュースやパインジュースなどのトロピカル系のドリンクと良く合います。
特にパインジュースと混ぜて作る「ヨギーパイン」はお酒が苦手な人でも飲みやすいでしょう。お酒であることを忘れて飲み進めてしまいやすいため、飲み過ぎには注意してください。
まとめ
リキュールは普段からお酒を飲まない人にとっては無縁の存在かもしれません。しかし、お酒が苦手な方でもカクテルは好きという方であれば、リキュールとはどのようなものか知ることで飲めるカクテルの幅が広がるかもしれません。
また、リキュールはスーパーなどでも取り扱っていることが多く、値段も手頃で手軽に入手できます。そのため、自宅でカクテルを作ってみたいと考えている人は揃えてみると良いでしょう。冷蔵庫で保存すると長持ちして、いつでも好きなカクテルが味わえます。
まずは自分の好きなカクテルを作るために必要なリキュールから集めてみてはいかがでしょうか。
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