リールおすすめ10選!釣りシーンによって使い分けるタイプ別の選び方も
リールの選び方とおすすめ製品を紹介します
釣り竿とセットで使用し、釣り糸を巻く道具がリールです。とはいえ、リールは製品によっても大きさや形状、特徴が異なってくるため、どのリールを選べばよいか迷ってしまう人も多いでしょう。
リールは、釣りたい魚や釣りシーン、自分の釣りレベルによって選ぶのが重要です。リールを選ぶうえで覚えておきたいポイントと、おすすめ10製品を紹介します。初めてのリール選びにもぜひ役立ててください。
リールの選び方のポイントを3つ紹介します
リールを購入するとき、自分の釣りたいものや釣りシーンに合わせた製品を選ばないと、魚がうまく引けない、ライン(釣り糸)が切れてしまう、などの不具合が出ることも。納得のリールを購入するために覚えておきたい、リールの選び方のポイントを3つ紹介します。
初心者または幅広く使いたいならスピニングリールを選ぶ
主要な手巻き式リールは、大きく分けてスピニングリールとベイトリールに分けられます。初心者または幅広く使えるリールを求めるなら、スピニングリールを選びましょう。
スピニングリールは、スプールと呼ばれる丸い軸部分が上下してラインを巻き取るシンプルな構造が特徴。扱いやすく、ラインが絡むトラブルが少ないため初心者にもおすすめです。さらに、スピニングリールにはいろいろなタイプの魚に対応している、汎用タイプのリールもあります。上級者になってもサブリールとして使用できるため、ひとつのリールでいろいろ釣りたい人にも向いています。
さらに、スピニングリールのハンドルは、片方だけ巻くシングルハンドルと、両方から巻けるダブルハンドルがあります。シングルハンドルは軽くて素早く巻けるため、スピード勝負の釣りにぴったり。一方でハンドルの自重で勝手にハンドルが回ってしまいます。特殊な操作が必要なエギングには向かないため、この場合ハンドルが動かないダブルハンドルを選ぶことになります。
大物やルアーフィッシングならベイトリールを選ぶ
ベイトリールは、ラインを巻き取るスプールが外側ではなく、リール本体に内蔵されているタイプのリールです。両軸リールとも呼ばれています。スプールのスピードが速いことや、太いラインも巻ける特徴があるため、大きな魚を狙うときや、キャスティングの回数が多いルアーフィッシングに向いています。
ただし、スプールのスピードが速いためバッククラッシュ(ラインが外に出るスピードよりもスプールのスピードが速いことで、中でラインが絡まってしまうトラブル)が起きやすくなっています。バッククラッシュを防ぐためにスプールの回転を止めるブレーキシステムが採用されていますが、取り扱いにはやや慣れが必要です。
なお、スピニングリールも含めてリールには右ハンドル、左ハンドルがあります。利き腕で巻くほうがやりやすい、という意見もありますがフライフィッシングなど繊細なロッド(釣り竿)の操作が必要な場合は、ロッドを利き腕で操作するため、利き腕と逆のハンドルを選ぶことになります。
ワカサギ釣りや磯釣りなら電動リール
電動リールとは、手動ではなく電動でラインを巻き取るリールです。特に水深の深いところまでラインを垂らす磯釣りなどの場合、手巻きのリールではラインを巻き取るのに手が疲れてしまいます。ラインが長いときでも苦労なく巻き取れるため、水深の深い釣りでは電動リールが活躍します。また、ワカサギ釣りのための電動リールもあります。
なお、各種リールには1000からの品番がついていますが、これは巻き付けられる糸の最大巻上長を表しています。釣りで狙うものやシーンに応じて選びましょう。
リールおすすめ10製品を紹介します
リールは狙う魚や釣りシーン、自分の熟練度によって適切な製品を選ぶとより釣りを楽しめるようになります。上記の選び方を踏まえて厳選した、おすすめのリールを10製品紹介します。ぜひ自分にぴったりのリール探しに役立ててください。
釣り竿やリールを始め、幅広い釣り具を展開しているメーカーが「シマノ」です。「ALIVIO(アリビオ)」はシマノのスピニングリールのなかでも、入門編として位置づけられた製品。初めての釣りでもトラブルなく、飛距離を伸ばすというふたつの目的を充足できる機能性が特徴です。
シマノ独自の加工技術で軽量化を施したAR-Cスプールや、スプールリングの特殊な形状による「ライン整流効果」でラインも絡まずスムーズ。扱いやすさに加えて、手にしやすい価格も魅力のため初心者モデルにも最適です。
シマノのスピニングリールの上位モデルシリーズBB-Xの限定カラーモデルが「BB-X テクニウム ファイアブラッド」です。メタリックカラーに赤を配色したクールなデザインに加えて、シマノの最新鋭のリール技術がつまったモデルでもあります。
先端から根元に至るまで精密冷間鍛造テクノロジーによって形成したHAGANEギアや、ギアを大型化することで強力巻き上げが可能になったX-SHIP、軽さと防水性能を両立させたXプロテクトなど、上級者も大満足の機能が充実しています。
ルアーフィッシングに幅広く使える製品を求めているのなら「スコーピオンDC」がおすすめです。シマノの人気ベイトリールモデルで、オートブレーキシステムDCブレーキ「I-DC5」を搭載したモデルになっています。
I-DC5システムによって、ルアーのウェイトによって5段階の外部ダイヤル調整、ラインの長さによって3段階の内部ダイヤル調整が可能になっています。スプール回転数とライン巻きスピードにあわせてブレーキの強弱を自動制御し、ルアーの飛距離を伸ばすだけでなく、向かい風などによるバッククラッシュ回避も自動制御で行ってくれます。
シマノの電動リールで、ワカサギ釣りに特化した製品が「レイクマスター CT-T」です。電動ながら95gの軽量モデルと手にフィットする形状で、ワカサギ釣りも快適に行えます。
電動リールには、巻き上げスピードと省エネを両立させたハイパワーモーターを採用。さらに、既存モデルよりもさらに遅い自動スローストップ機能の氷上モードを搭載。スプールカバーを延長して内側へのライン巻き込みトラブル防止など、新しい機能も豊富にそろっています。
ダイワのエギング向けスピニングリールのエメラルダスシリーズに、ダイワ独自の小型スピニング新基準「LT」を採用したモデルが「エメラルダスLT」です。ボディやハンドル、スプールなどを軽量化、さらに内部のギアやギアをカバーするマテリアルをより強固なものへ採用した、軽さと丈夫さを兼ね備えた一台です。
最大ドラグ力は10kg、ラインの品番は2500~3000がそろっているので、初めてのエギング釣りにもぴったりです。なお、ダイワのLT搭載モデルの型番はスプール径、最大糸巻き取り量、サイズ、ギア比、ハンドルを表しています。たとえばLT2500S-H-DHならナイロンライン4 lb.、糸径0.16mmのものを150mまで、PEラインなら0.6号、糸径0.06mmのものを200mまで巻き取りできる、ギア比5.5~5.9、ダブルハンドルを指しています。
バス釣りの本場アメリカでのテストと先行販売、さらにバストーナメント「B.A.S.S.バスマスタークラシック」でランディ・ハウエルが優勝したときに使用したロッドなど、バス釣具ブランドとしてアメリカで著名になった「タトゥーラ」のスピニングリールが「タトゥーラ(スピニングモデル)」です。
軽量と耐久性を兼ね備えたLTコンセプトを採用、オートマチックドラグシステムのATDやブラックバス釣りも快適なレスポンスが良く軽いハンドル回転など、性能をアップさせて生まれた製品です。
アジングやメバリングに最適な、ダイワのライトSWルアー月下美人。「月下美人MX」はLTコンセプトを採用して従来よりも軽量な使い心地を実現したモデルです。ボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作り、海水やほこりの侵入をシャットアウトするマグシールドなど、耐久性をあげる機能も搭載。
新形状スプールデザインのLC-ABSスプールを搭載し、飛距離を飛ばしつつもライントラブルを防止します。
PE6号300m、フロロ糸巻量7号300mのダイワの電動リール500シリーズで、フカセ釣りにぴったりの「シーボーグ 500AT」。完全フカセ釣りなど、設定値よりも速いスピードでラインが引き出されると、リールが感知し自動的にクラッチがONになる電動フカセクラッチや、リアルタイムに正確な水深を測定できる超音波センサーなどの高性能が充実しています。
スプール軸受部にマグシールドボールベアリングをほどこし、塩ガミを防ぐ構造にもなっています。
スウェーデンの釣具メーカー、アブ・ガルシアのスピニングリールの新モデルが「AbuGarcia SUPERIOR (アブ・ガルシア スーペリア)」です。丈夫なDuraMetalワンピースボディー、 塩害を防ぐSalt shieldボールベアリングと、手にしやすい価格ながら耐久性の高い機能が充実。
シーバスやエギング、アジングなど幅広く使える初心者にもおすすめの2500SHを始め、ナイロン糸巻き量と巻き取り長1000~5000までの幅広いラインナップがあります。
塩ガミ防止のSalt Shield TMピニオンベアリングと小型ボールベアリングスーパーフリーHPCR-BBを搭載し、本体は軽量化に成功。大口径ブラスギヤを搭載しドラグMAX14kgの高いドラグ性能も両立させたモデルが「SALTY STAGE JIGGING (ソルティステージ ジギング)」です。
コンパクトさと大物にも対応できるパワーを兼ね備えた、近海ジギングにぴったりのベイトリールです。
狙う魚やシーンに合わせたリールで釣りを楽しもう
リールのタイプ別の選び方とおすすめ10製品を紹介しました。釣りは狙う獲物のほか、ルアーフィッシングやバス釣り、ワカサギ釣りなど釣りシチュエーションも異なってきます。釣りの用途やシーンに合わせたリールを選んで使いこなし、もっと釣りを楽しめるようになりますよ。
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