【2019年】おすすめの純米大吟醸5選!選び方を詳しく解説!
日本酒の中でも純米大吟醸酒は比較的高級感があり、手を出しにくいイメージかもしれません。しかし、有名な日本酒の中でも純米大吟醸に分類されるものは多くあるため、意外と身近な存在なのかもしれません。
日本酒はその成分や精米歩合などによって分類が異なりますが、それぞれ特徴があるため、違いを知っておくとよりお酒を楽しめるでしょう。
ここからは日本酒の中でも純米大吟醸がどのようなお酒なのか、特徴やおすすめの純米大吟醸酒を紹介していきます。
自分に合った純米大吟醸を選ぼう!
日本酒は食事の味わいを良くしたり、豊かな香りでストレスを和らげるといった効果があります。そのため、普段はお酒をたくさん飲まない人でも、日本酒を軽く飲む人は多いです。
日本酒の中でも特に人気が高い、純米大吟醸酒について知れば、より自分に合った日本酒を探せるかもしれません。そのためにも、特徴や選び方のポイントを押さえておきましょう。
純米大吟醸の特徴
純米大吟醸とは、「吟醸造り」という製法で作られた純米を原料にしたお酒のことです。この吟醸造りで作られる日本酒は吟醸酒と大吟醸酒の2種類であり、精米の具合によって分けられます。
日本酒の製造メーカーである沢の鶴の公式サイトによると、吟醸酒と大吟醸酒を分ける精米具合は以下のように決められています。
大吟醸酒の原料や製法は吟醸酒と同じで、異なるのは精米歩合です。大吟醸酒は吟醸酒よりさらにお米を磨きます。吟醸酒の精米歩合は60%以下と定められていますが、大吟醸酒の精米歩合は50%以下。吟醸酒は4割以上お米を磨き、大吟醸酒は5割以上お米を磨くということです。
この吟醸酒と大吟醸酒は精米歩合による違いでしかなく、優劣があるわけではありません。実際に吟醸酒の方が大吟醸酒よりも芳醇な香りを楽しめる種類のお酒です。
大吟醸酒は香りが華やかであることが特徴であり、人によって好みは分かれるでしょう。
純米大吟醸の選び方
純米大吟醸にもさまざまな種類があるため、どのようにして選べば良いかポイントを詳しく解説していきます。
銘柄
まず、純米大吟醸を選ぶときは銘柄をチェックしてみることがおすすめです。
地域や酒蔵によって生産しているお酒や力を入れている商品は変わります。そのため、例え同じ酒蔵であったとしても最も自信がある日本酒の種類は異なってくるでしょう。
もし、純米大吟醸を銘柄で選ぶのであれば、力を入れている・認知度があるといった商品を選ぶと良いでしょう。例えば、純米大吟醸の中でも「獺祭」や「久保田」は一般的な知名度も高く、安心して選びやすいです。
香り
純米大吟醸酒の美味しさを決める要素の1つは香りです。お酒を選ぶときの重要なポイントでもあり、品質が低いお酒はアルコール臭さを感じることが特徴です。もし、純米大吟醸酒を選ぶときに、試飲できるときは香りもよく確認すると良いでしょう。
特に大吟醸酒は華やかな香りが特徴であるため、より香りにはこだわった方が失敗しません。お酒からどのような良い香りを感じられるか意識してください。
純米大吟醸は米ならではの香りの他に、すっきりとした香りや果物のような香りなど甘く華やかな香りがする種類が多くあります。
特に純米吟醸酒は、吟醸造りという特殊な製法で作られているため「吟醸香」という甘い香りがすることが特徴です。
吟醸香の香りには、バナナやリンゴ、洋ナシあるいはメロンなどのフルーツに例えられることも多いでしょう。より良い香りで品質が良いものが分かると、それだけで自分に合った日本酒を選びやすくなります。
また、香りの種類だけでなく強さも大切なポイントです。いくら香りが良くても強すぎるとお酒の味わいを邪魔してしまうでしょう。特にお酒が弱い方にはマイナスな要素になってしまいます。
居酒屋や日本酒専門店で選ぶときは、香りが強いかどうか尋ねてみるのもおすすめです。
味
日本酒の味は主に淡麗か濃醇、甘口か辛口かといった種類があり、大きく以下の4つに分けられます。
・濃醇甘口
・濃醇辛口
・淡麗甘口
・淡麗辛口
淡麗と濃醇は飲み口と酸味の強さを表しています。
すっきりと飲みやすいものは淡麗であり、コクのあるお酒は濃醇という方法で分けられています。淡麗とされるのは本醸造酒や吟醸、大吟醸が多く、濃醇とされるのは純米酒が多いです。
甘口と辛口の違いはお米の養分がどの程度お酒に残っているかで決まります。これを日本酒度と呼び、日本酒度が高い甘口のお酒は甘みが強く粘り気があります。それに対して辛口のお酒はすっきりとしていることが特徴です。
つまり、純米大吟醸酒の多くは淡麗辛口のお酒といえます。すっきりとした飲み口と香り高さを両立しているため、さまざまな食事にも合い、お酒が苦手な方でも楽しめます。しかし、より甘い日本酒が飲みたいという場合は甘口の純米大吟醸酒もありますのでそちらを選ぶと良いでしょう。
料理との相性
純米大吟醸酒を飲むときは、華やかな香りを楽しめるように比較的あっさりとした味付けの料理と合わせるのがおすすめです。和食に限らず、あっさり目であれば洋食や中華の魚介類でもよく合います。
純米大吟醸の飲み方
日本酒の飲用温度は5℃~60℃と比較的広範囲なのが特徴です。
そのため、「冷酒」「燗酒」「常温」といったように、さまざまな温度で楽しむことができます。例えば、グラスに大きな氷を入れて味わう「ロック」もおすすめです。
純米大吟醸の種類によって「冷酒」「燗酒」「常温」のどれが向いているか、適した飲み方がそれぞれあるので、購入時に尋ねてみてください。
すっきりとした味わいと華やかな香りが特徴的な純米大吟醸酒を味わう場合、10~15度程に冷やした冷酒がおすすめです。冷やすことによってすっきりとした味わいをより楽しめます。
しかし、日本酒は冷やすほどに香りが落ち着いていくという性質があります。純米大吟醸の香りを楽しみたい方は、冷やしすぎないように注意してください。
おすすめの純米大吟醸5選
ここからは具体的にどのような純米大吟醸がおすすめなのか紹介していきます。
クリアな味わいと柔らかく繊細な香りのバランスが良いことが特徴です。日本だけでなく世界にも人気がある純米大吟醸のブランドです。
十四代はどれも高品質な純米大吟醸であり、平成初期からフルーティな味わいに磨きをかけています。他にも果実のような甘みの日本酒は多いですが、品質の点で大きく差をつけています。
山田錦を使用した醸し人九平次であり、人気がある1品です。フルーティな香りが特徴であり、女性からも幅広く支持されています。
福井県の阿難祖産の酒米「五百万石」を100%使用した純米大吟醸です。純米大吟醸特有の香りの中でも特に爽やかで、お米の美味しさを味わえ飲みやすいため人気があります。
久保田は新潟県を代表する純米大吟醸であり、香り・味わいの評価も高いです。特に柔らかく、豊かな味わいは人気があり、贈答品として使われます。軽く冷やしたり、温めたりしても美味しく味わえることが特徴です。
まとめ
純米大吟醸の有名ブランドには比較的高価なものも多くありますが、手軽な価格で販売されているものも多くあります。
他の日本酒との特徴の違いを押さえ、香りや味わいを意識して選ぶと良いでしょう。まずは、居酒屋や日本酒専門店にいってみて、色々と飲み比べてみるのがおすすめです。
おすすめの純米大吟醸比較
獺祭 | 十四代 酒未来 | 醸し人九平次 | 黒龍 | 久保田 | |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 1800ml | 1800ml | 1800ml | 720ml | 1800ml |
アルコール度数 | 0.16 | - | 16度 | - | 15~16% |
味わい | 中辛口 | - | - | - | 柔らかくふくらみのある味わい |
原料 | 米(国産)・米こうじ(国産米) | 東北地方米 | 精米歩合:50% 山田錦100%使用 | 北陸地方 「五百万石」100% | 米/ 米、米麹 |
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