シャンプー中の抜け毛原因は?抜け毛対策に効果的なシャンプー方法

moovoo編集部
公開: 2019-10-17

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シャンプー時に抜け毛が起こる原因を把握して効果的な対策を

シャンプーをした後、ふと排水溝を見ると髪の毛が大量に抜けていて驚いた、という経験を持つ人も多いでしょう。あまりにも抜け毛の量が多いと不安に感じてしまう人もいるかもしれません。ここではシャンプー時に抜け毛が起きてしまう原因を探り、抜け毛を減少させるために気をつけるべきシャンプー方法をお伝えします。

そもそもなぜシャンプーの時に抜け毛が起こるのか?

まずは、なぜシャンプーの時に抜け毛が起こるのかを探っていきましょう。日本人の平均的な髪の本数は約10万本と言われています。個人差はあるものの、1日50〜100本ほどの髪の毛が抜け落ちることは、正常な抜け毛の本数と言われています。髪の毛は成長しては抜け落ち、また同じ毛根から髪の毛が生えてくるというサイクルを繰り替えしています。シャンプー時に頭皮を洗うことで、抜け落ちるべき髪の毛が抜け落ちているのです。個人差はあるものの、人間の髪はだいたい5年周期でほぼ全ての髪が生え変わると言われています。

髪が抜け落ちて生え変わるまでのサイクルを理解しておけば、シャンプー時に抜け毛が起こることも納得できます。まず、毛根から生えた髪は、髪の成長がスタートする「早期成長期」という期間に入ります。その後「中期成長期」には毛球が大きくなり、髪の毛も太く成長していきます。その後「後期成長期」に突入し、さらに髪の毛は太く成長し皮下組織に到達します。早期成長期〜後期成長期は約2年〜6年と言われています。成長期が終わると、「退行期」に突入します。退行期は約2週間かけて、毛根の退化が進行していきます。その後、約3ヶ月間の休止期に突入し、この期間に毛根は完全に退化するのです。休止期を終えると髪の毛は自然と脱毛します。

自然なサイクル以外でシャンプー時に抜け毛が起こる3つの原因

上記で述べたように、人間の髪は一定のサイクルを経て自然と脱毛するものです。シャンプーをするタイミングで抜け落ちるべき髪が抜けることは問題ありません。

しかし、自然と起こる抜け毛以外にも、抜け毛につながる原因となるものがいくつかあります。抜け毛が多いと感じる人は、これから紹介する原因を理解しておき、日常生活で改善できる部分は改善していきましょう。

原因1「極端なダイエットによる栄養不足や喫煙、過度なストレスなどの生活習慣」

食事を抜く・極端に減らすなど、過度なダイエットを続けていると毛髪の原料であるタンパク質が不足してしまいます。タンパク質が不足すると、栄養を運ぶ機能を持つ「毛乳頭」の働きが悪くなり、十分な栄養が毛髪や毛根に運ばれなくなってしまいます。栄養不足が起きると毛髪が弱まり、抜け毛が起きやすい状態になります。

また、喫煙による栄養不足も抜け毛を増やす原因です。喫煙は血管を萎縮させる作用があるため、毛乳頭の血行不良を引き起こします。毛乳頭が血行不良を起こすことで、健康な髪をつくるための栄養素が細部まで運ばれなくなってしまいます。そして前述したダイエットによる栄養不足と同じように、毛髪が弱まり抜け毛が増えてしまうのです。

さらに「ストレス」も毛乳頭の働きを弱める原因のひとつです。過度なストレスを感じると、毛乳頭が一時的に機能をストップし、抜け毛が増えたり髪の毛が細く弱くなってしまいます。また、ストレスによって部分的に髪が抜け落ちてしまい、一時的に新しい髪が生えなくなってしまうこともあります。これがいわゆる円形脱毛症とよばれるものです。

原因2「ホルモンバランスの変化」

抜け毛が増える2つ目の原因は「ホルモンバランスの変化」です。

女性は妊娠すると、毛髪の成長を促す「女性ホルモン」が多く分泌され、抜け毛が減少する傾向にあります。一方、出産後には女性ホルモンの分泌が通常にもどりホルモンバランスが変化するため、毛髪が一気に抜け落ちることがあります。また、性別に関わらず男性ホルモンが過剰に分泌されると、毛乳頭が機能しなくなり、栄養分が運ばれないことで抜け毛が増えてしまいます。出産の前後は赤ちゃんにしっかりと栄養を与えるために、母体の栄養不足が起こりがちです。そのため、タンパク質不足になってしまうことも産後に抜け毛が増えてしまう原因の一つです。

男性ホルモンが増えてしまう原因は、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れであると言われています。それらを引き起こす原因として、過度なストレスや睡眠不足など「生活習慣の乱れ」があげられています。また、激しすぎる運動も男性ホルモンを増やしてしまう可能性があるので注意が必要です。

原因3「毛乳頭に負担がかかるヘアスタイルや髪の老化などによる、毛乳頭の血行・栄養不足」

抜け毛が増えてしまう原因の3つ目は「ヘアスタイルによる毛乳頭の血行不良や、髪の老化による栄養不足」です。

ポニーテールなど、髪をきつくひっぱって束ねる髪型を毎日したり、いつも分け目が固定されてしまっていると、毛乳頭に負担がかかってしまいます。毛乳頭の一部に負担がかかると、健康な髪を育てるために必要な栄養が正しく運ばれなくなってしまい、髪が弱くなり抜け毛が起こりやすくなります。また、強い力で引っ張ることで切れ毛にもつながる可能性があります。ポニーテール以外にも、毛乳頭に負担がかかり抜け毛が起こりやすくなる髪型として、ハーフアップ、三つ編み、コーンロウ(髪を根元から編み込む髪型)などがあげられます。

また、年齢を重ねていくことで頭皮の老化が起こりますが、老化が進むと頭皮がだんだん硬くなってきてしまいます。頭皮が硬くなると血行不良が起こり、毛髪の育成を促す栄養素が細部まで運ばれず、抜け毛につながってしまうのです。

抜け毛が気になる人へ!正しいシャンプーの方法とは?

ここまでは髪が抜け落ちるサイクルや、抜け毛を増やす原因について探ってきました。ここからは、抜け毛を増やさないために、シャンプー時に気をつけておきたいポイントをお伝えします。

まず、1日2回以上シャンプーをする人は毛根に刺激を与えすぎる可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。頭皮を清潔に保ちたいという思いから、朝と夜の2回シャンプーをしている人も多いかもしれません。しかし、1日2回以上のシャンプーは頭皮にとって過剰な刺激となる可能性があります。刺激が強いと毛乳頭が正しく機能しなくなり、抜け毛を増やす原因となってしまいます。髪や頭皮を健康に保つためには、夜1回のみのシャンプーで十分なのです。

また、指でゴシゴシと強すぎる力で洗うことも頭皮にとっては刺激が強すぎます。髪に付着した汚れやほこりは、シャワーでしっかり流すことでほとんどが落とせると言われています。シャンプーをつけて頭皮を洗うときは、爪を立てずに指の腹で優しくマッサージして洗うように心がけましょう。

お風呂上がりには、なるべくすぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。髪が濡れたままの状態だと、髪のキューティクルが剥がれ落ちやすくなってしまいます。キューティクルが剥がれること自体は抜け毛にはつながりませんが、切れ毛や毛が折れてしまうなどの原因になってしまいます。

抜け毛対策に効果的なシャンプー選びについて

シャンプー時に抜け毛を減らすためには、どのようなシャンプーを選べば良いのでしょうか。今や数えきれないほどのシャンプーが販売されており、どのシャンプーが抜け毛対策に効果的なのか分からない人も多いかもしれません。抜け毛の減少につながるシャンプー剤を選び、正しい方法で髪を洗うようこころがけましょう。

まず、アミノ酸系洗浄成分入りのシャンプーはうるおいを残して、不要な汚れだけを落とすという特徴があります。頭皮が乾燥してしまうと、毛乳頭の働きが悪くなり、細部まで栄養素が運ばれなくなってしまいます。そのため、頭皮の乾燥を防ぎ潤いを与えることは、シャンプー時の抜け毛を減少させるために効果的であると言えます。

また、頭皮の血行を促進し育毛を促す作用のあるシャンプーも販売されています。比較的高価なものが多い傾向にありますが、長く使っていくことで育毛を促進する効果が期待できます。

他にも、女性ホルモンの作用で芯から強い髪を育むシャンプーなども発売されています。これらのシャンプーを取り入れて、正しく洗浄することで抜け毛の減少へとつなげていきましょう。

抜け毛が起こる仕組みと原因を理解して、正しいシャンプーを!

今回はシャンプーの時に、なぜ抜け毛が起きるのかとその対策について探っていきました。人間の髪は一定のサイクルで生え変わるため、抜け毛が起こること自体は自然現象であると言えます。しかし、抜け毛を増加させる原因があるのも事実で、栄養不足や生活習慣など、日常生活で改善できる部分は改善していきましょう。抜け毛を増やさないための正しいシャンプー方法も大切なポイントです。1日1回のシャンプーを、正しくおこなうことで抜け毛の減少へとつながっていくのです。


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