キヤノンの中の人に聞いてきた!PowerShot G5 X Mark IIとPowerShot G7 X Mark IIIの開発秘話【UZUMAX電気店#2】

Yu Takanami
公開: 2019-08-28

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

今回ご紹介するのはこの8月、キヤノンから新たにリリースされたプレミアムコンデジの2機種「PowerShot G5 X Mark II」「PowerShot G7 X Mark III」です。発売前から大きな話題となっておりました。そんな世のカメラフリークの話題をさらったキヤノンにUZUMAXがその開発秘話を開発担当者の方々に直接聞いてきました!


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コンセプトは一眼レフカメラユーザーの"第二の相棒”

PICK UP!
  • キヤノン
  • PowerShot G5 X Mark II

  • 税込113,400円
  • 一眼レフカメラユーザーの"第二の相棒"

  • キヤノンの一眼レフであるEOS 5D系/6D系/ 7D系のサブ機として一眼レフライクに使えるコンデジ。

イメージコミュニケーション事業本部 ICB製品事業部*の 小島さんによると、キヤノンの一眼レフであるEOS 5D系/6D系/7D系ユーザーのサブ機を想定したとのことです。主な特徴は下記です。
・目標の大きさはG7 X Mark II
・EOSライクな撮影体験

*動画中(0:36)に誤りがありましたので次のように訂正致しました。大変失礼致しました。誤)ICB商品事業部→正)ICB製品事業部

目標の大きさはG7 X Mark II

G5 X Mark IIの開発チーフを担当したイメージコミュニケーション事業本部ICB製品開発センター・室長の黒川さんは「本機種の特徴はポップアップEVF。ポップアップする機構を実現しつつ目標の大きさにまとめることに大変苦労した。また、レンズとストロボがうまく収まるように0.05mm刻みでレイアウトを検討して実現した。」と語ります。

EOSライクな撮影体験

EVFにはとにかくこだわったとのこと。EVFを覗きながらタッチパネルを操作できてAFフレームを移動させたり、コントロールホイールで露出補正することができるなど、快適な撮影体験、操作性を実現したという。

ピクチャースタイルやメニュー画面もEOSに合わせており、EOSライクに使えるコンデジなのでEOSユーザーにも使ってもらいたいとのことです。

PowerShot G7 X Mark IIのコンセプトはPowerShot G7X MarkⅡの正統進化系

PICK UP!
  • キヤノン
  • PowerShot G7X MarkⅢ

  • 税込88,000円
  • PowerShot G7X MarkⅡの正統な進化系

  • Wi-Fiさえあればカメラ本体のみでYouTubeのライブ配信*できる優れもの!外部端子もついているのでマイクをつければVloggerのロケにも最適!

*本製品のライブ配信サービスは、YouTube でのライブ配信にのみ対応しています。
ライブ配信サービスを利用する際は、事前に CANON iMAGEGATEWAY への登録が必要になります。YouTubeライブ配信にはYouTubeが定める「ライブ配信に関する制限」が設けてあり、
モバイルデバイスでYouTubeライブを使用する場合には、1,000人以上のチャンネル登録者数が資格要件となっております。PowerShot G7X Mark IIIを使ってのYouTubeライブ配信に関しましても、上記の要件が適用されます。(8/9時点)最新の要件については下記URLをご参照ください。
https://support.google.com/youtube/answer/2853834?hl=jp
YouTube でのライブ配信は、予告なく変更・停止・終了することがあります。
YouTube でのライブ配信を含め、第三者が提供するサービスについて、
キヤノンはいかなる責任も負いかねます。あらかじめご了承ください。

PowerShot G7X MarkⅢの主な特徴は下記の3つです。画質がいいのは当たり前のこと、今回動画性能とその撮影体験を大幅に向上させる仕様をふんだんに盛り込んだとのことです。主な特徴は下記です。

・ライブ配信サービス*
・1ランク上の動画性能
・コンパクト&ハイパフォーマンス

ライブ配信サービス*

今回発売されたPowerShot G7X MarkⅢの中でも一番注目されるのがライブ配信サービスです。

G7X MarkⅢの製品チーフを担当したイメージコミュニケーション事業本部ICB製品開発センター・室長の石川さんは、「YouTubeへのライブ配信に対応しており、YouTubeを始めライブ配信が多く利用される世の中になっていて、キヤノンとしてはいち早くそのトレンドをキャッチして、このカメラでライブ配信を可能にしました」と語ります。PowerShot G7X MarkⅢでは、カメラで撮っている動画をそのまま生配信することができるんです。また、今回新たに追加された4K撮影では撮影制限がかかってしまいますが、このライブストリーミング機能では制限がかからないように連続して撮影することができます。

1ランク上の動画性能

PowerShot G7 X Mark IIIは先代のPowerShot G7X Mark IIと比べて画質もさることながら、動画性能においてもワンランクあげたものにしました。」とは石川さんの談。積層センサーと新映像エンジンを搭載し、静止画画質だけでなく動画性能の向上を実現したとのこと。また、クロップのない4K動画や4倍のスローモーション撮影、HDR撮影も可能だそうです。

外部マイク端子の苦労

この動画性能向上に併せて、動画撮影であってほしい外部マイクジャックの搭載を実現。その裏には大変な苦労があったとのこと。「これを先代のPowerShot G7 X Mark IIと変わらない大きさの中に押し込めることが設計的に苦労した部分です。従来置いてなかった部分にこのマイクジャックを配置することに挑戦しました」と石川さんは語ります。

高機能化しつつも、さらなるコンパクト化と強度の向上を実現

PowerShot G7 X Mark IIIはマイク端子の搭載や高画質、動画性能などの向上を実現しつつも、さらにコンパクトな強度の高い仕上がりになっています。

コンパクト化と強度の向上を両立させる上で苦労した点について石川さんは次のように語ります。「どこを一番薄型化したかというと、この可動のLCD(上図)です。この部分を従来の機種に対して1.5mm。約20%程薄型化しています。強度を確保しながら、この薄型化を実現したところも苦労した点です」また、高速性能も飛躍的に向上させ、オートモードについても様々な画作りを楽しめる、クリエイティブアシストをキヤノンのコンデジで初搭載しているそうです。それら以外にも機能の向上に伴う消費電力の増加によるカメラ温度の上昇をいかにマネージメントするかも大きな課題だったとのことです。

実際にYoutubeのライブ配信をやってみた

今回UZUMAXさんに、Powershot G7 X Mark IIIを使っていただきました。
その実機レビューをまとめると次のようになります。

・モニターを使ってスマホのように簡単に操作可能
・液晶パネルの感度が良く、操作性も良し
・バッテリーの持ちが十分
・多種多様なクリエイティブ撮影(クリエイティブアシスト機能)
・軽量で、グリップがあり持ちやすい

UZUMAXさんによると、家族でお出かけする際の写真・動画撮影用でいうと必要十分以上の満足感が得られたということです。
「自撮りもしっかりモニターで確認でき、ズームレンズもあっていろいろなバリエーションの写真や映像撮影ができるため、お出かけカメラとしては使い勝手が良く、魅力的」とのこと。液晶タッチパネルの感度も良いため、「初心者の方にぜひ使ってみてほしい」カメラだそうです。また、初めてライブ配信を行う際には、専用のアプリをキヤノンのサイトへ登録して一度本体にダウンロードする必要があります。一度設定を終えてしまえば、その後は快適に生配信を行うことができます。
気になった点としては、「マイクをカメラのどこに乗せればいいのか気になった」とのこと。※マイクを使って撮影する際は、専用のアクセサリーを使うことをオススメします。

UZUMAXさんの実機レビュー動画が気になったかたは、以下のリンクからご覧下さい。

まとめ

PICK UP!
  • キヤノン
  • PowerShot G5 X Mark II

  • 税込113,400円
  • 一眼レフカメラユーザーの"第二の相棒"

  • キヤノンの一眼レフであるEOS 5D系/6D系/ 7D系のサブ機としてEOSライクに使えるコンデジ。

PICK UP!
  • キヤノン
  • PowerShot G7 X Mark III

  • 税込88,000円
  • PowerShot G7 X Mark IIの正統な進化系

  • Wi-Fiさえあればカメラ本体のみでYouTubeのライブ配信できる優れもの!外部端子もついているのでマイクをつければVloggerロケにも最適!

一眼レフのサブ機として、EOSライクに使えるコンデジPowerShot G5 X Mark II。先代の PowerShot G7X MarkⅡからさらに進化し、動画のライブ配信にも対応したPowerShot G7 X Mark III。スペックはもちろん、そのユーザー体験がより高い次元へと進化しましたが、その開発の裏では、担当者の方が数々の困難を乗り越えて、製品を磨き上げていくストーリーがインタビューを通じて垣間見えました。そんな開発者の方の情熱と技術力が生み出した傑作たちを実際に店頭などで是非そのパフォーマンスを体験してみてくださいね!

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