【プロ監修】iPadはノートパソコンの代わりになる? MacBookとの違いとは

Moovoo編集部, Taka
2021-11-19

年々進化を続けているiPad。Magic KeyboardやSmart Keyboardと組み合わせることで、タブレットとしてだけでなくノートパソコンのような使い方ができるのも魅力です。

起動が早く携帯性に優れたiPadは読書やゲーム、動画視聴など趣味を楽しむのにぴったり。中でも高性能チップを搭載したiPad Proはパソコンと肩を並べるほどの高い処理性能を備えています。「ノートパソコンよりもiPadを手に入れた方が便利なのかも」と考える方も多いことでしょう。

そこで今回はApple認定のサポートプロフェッショナル資格を持つTakaさんに監修いただき、iPadはパソコン代わりになるのか詳しく解説していきます。iPadとMacBook、どちらを買うべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

(この記事では2021年9月発売の最新iPad、iPad miniの情報も掲載しています)


Apple認定資格も持つYouTuber
Taka
登録者数10万7千人を超えるYouTubeチャンネル「ためになるAppleの話 by Taka」を2019年から運営。アップル認定のサポートプロフェッショナル資格(ACSP)取得。Apple新製品のレビュー動画などを精力的に発信している。

iPadとMacBookの違いは?

MacBookとiPad

Photo by iStock

iPadとノートパソコンでは何が違うのか、2021年に登場したフラッグシップモデル「iPad Pro 12.9インチモデル」と「MacBook Pro 16インチモデル」を比較してみます。

iPad ProとMacBook Proの比較(2021年モデル)

モデル

iPad Pro 12.9インチ(第5世代、2021年)

MacBook Pro 16インチ(2021年)

外観

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ディスプレイ

・Liquid Retina XDRディスプレイ(12.9インチ)
・2,732×2,048ピクセル

・Liquid Retina XDRディスプレイ(16.2インチ)
・3,456×2,234ピクセル

OS

iPadOS

macOS

Apple Pencil対応

モバイルデータ通信対応

◯(Wi-Fi + Cellularモデルのみ)

通信

・Wi-Fi 6
・Bluetooth 5.0

・通信キャリア提供の4G LTE、5G
(Wi-Fi + Cellularモデルのみ)

・Wi-Fi 6
・Bluetooth 5.0

キーボード

【オプション】
・Magic Keyboard
・Smart Keyboard Folio

【搭載】
バックライトMagic Keyboard

定価

129,800円(税込)〜279,800円(税込)

299,800円(税込)〜419,800円(税込)

iPadとMacBookの違いについて、解説していきます。

OSの違い|操作性や使えるアプリが異なる

動画編集ソフト

iPadとパソコンの重要な違いがOSです。同じApple製品でもMacBookやiMac、Mac Proなどはデスクワークに適したmacOSを搭載しているのに対し、iPadはタッチ操作に適したiPadOSを搭載しています。

操作性|iPadはタッチ操作に対応、イラスト制作に適している

  • macOS:トラックパッド、キーボード、マウスでの操作
  • iPadOS:タッチパネル(Apple Pencilなど)、トラックパッド、キーボード、マウスでの操作

iPad ProはApple Pencilに対応し、手書きの文字やイラストを簡単に作成することができます。他社製品の中には、ディスプレイにタッチペンで直接イラストが描けるノートパソコンもありますが、MacBookやiMacなどmacOS搭載モデルでは対応していません。

MacBookで手書きの文字やイラストを描きたい場合は、ペンタブレットなどを用意するとタッチペンを使った作業ができます。一方で、iPadは本体を手に持ちながらでも作業ができるため、イラスト制作などでは使い勝手の面で優れています。

アプリ|iPadOS用アプリがない場合も

Apple独自のCPUであるM1チップが登場したことで、一部のiOSアプリ(iPhoneやiPadでも使えるアプリ)がM1チップ搭載のMacでも起動できるようになりました。しかし反対にmacOS向けのアプリをiPadで使おうとすると、対応したアプリがない場合や機能が一部制限されている場合などがあるため注意が必要です。

例えば、macOSに対応している動画編集アプリ「Final Cut Pro」はiPad向けアプリが提供されていません(2021年11月時点)。ただし、iPadOS向けに「iMovie」や「Adobe Premiere Rush」といった動画編集アプリがいくつもあるため、iPadでも動画編集を行えます。

また、資料作成で利用するなら、iPadもMacBookと同じくOfficeやGoogleスプレッドシート、Googleドキュメントなどに対応しています。

Taka

Takaさんのアドバイス

パソコンとiPadで悩んだとき、使いたいアプリに対応しているかがとても重要です。Officeアプリやメール、Webアプリなど、自分が使いたいアプリが使えるか確認しましょう。

まだiPadを持っていない方でも、iPhoneを使って確認することができます。iPhoneでもiPadで使えるアプリが同等の機能で提供されている場合がほとんどなので、どれだけの作業ができるかiPhoneを使って試してみるのもひとつの方法です。

iPadがどこまでパソコンの代わりになるのか判断するうえで参考になることでしょう。

マルチタスク|画面分割の自由度

ブラウザやアプリをいくつも起動してマルチタスクをしたい場合はmacOSが適しています。iPadOSにもマルチタスク機能がありますが、パソコンに比べて一度に表示できるウィンドウやアプリの数が限られています。

Taka

Takaさんのアドバイス

「Split View」と「Slide Over」機能を活用することで、3つのアプリをiPad上に同時表示できます。ただし見え方が窮屈になるため、マルチタスクの自由度はmacOSより低くなります。

画面の拡張性|MacBookならマルチディスプレイに対応

マルチディスプレイ環境

Photo by iStock

マルチディスプレイとは、外部ディスプレイと接続することで、全画面表示にしたアプリやブラウザを複数同時に表示できるディスプレイ環境を意味します。1台のディスプレイだけでは画面を分割するか表示を切り替える必要がありますが、マルチディスプレイなら見やすく、しかも切り替えの手間が省けるため、作業の効率アップを図れます。

MacBookではモデルによって1台、または複数台のディスプレイとの接続が可能で、マルチディスプレイに適しています。一方でiPadも外部ディスプレイとの接続に対応していますが、多くのアプリではiPadの画面をディスプレイに投影する「ミラーリング」対応となります。

iPadはマルチディスプレイ向きとはいえませんが、大型の外部ディスプレイと接続することで最大モデルでも12.9インチという画面サイズのデメリットを解消できます。

Taka

Takaさんのアドバイス

一部のiPad向けアプリでは、外部ディスプレイをミラーリングではなく、サブディスプレイとして使えるものもあります。例えば「写真」アプリでは、外部モニターに写真を表示させ、iPad本体にはコントロール画面を表示することができます。

通信|iPad(セルラーモデル)はネット接続が手軽

外でiPadを楽しむイメージ

Photo by iStock

ネットコンテンツを主に楽しみたい方で、自宅に固定回線を設置したくない方、またはWi-Fiルーターやスマホのテザリング機能などを使わずにどこでもネット回線に接続したい方は、Wi-Fi + Cellularモデル(セルラーモデル)のiPadが便利です。

スマホのように起動して即座にネットコンテンツを楽しんだり、資料作成を始めたりといったことができるiPadは、パソコンよりも機動性の高さという点で優れています。

iPadをパソコンのように使うためのアイテム

iPadでデスクワークをするイメージ

Photo by iStock

iPadをノートパソコンのように使うために必要なアイテムは、やはりマウスとキーボードです。キーボードはBluetooth対応のものを接続して使うこともできますが、Smart Connector接続に対応したキーボードが便利です。

iPadに取り付けるだけで接続が完了し、iPad本体のバッテリーからキーボードへ給電されるため、充電や電池交換といった手間がありません。

Smart Connector対応キーボード

モデル

Magic Keyboard

Smart Keyboard Folio

Smart Keyboard

Logicool Folio Touch iK1094BKA

Logicool Combo Touch iK1057BKA

画像

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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対応モデル

・iPad Pro 12.9インチ
(第5世代、第4世代、第3世代)

・iPad Pro 11インチ
(第3世代、第2世代、第1世代)

iPad Air
(第4世代)

・iPad Pro 11インチ
(第3世代、第2世代、第1世代)

・iPad Air(第4世代)

・iPad Pro 12.9インチ
(第5世代、第4世代、第3世代)

・iPad
(第8世代、第7世代)

・iPad Pro(10.5インチ)

・iPad Air(第3世代)

・iPad Air(第4世代)

・iPad(第9世代、第8世代、第7世代)

価格

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マウスについては、iPad対応マウスを選ぶ必要があります。Moovooでは、iPad用おすすめマウスについてレビューを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

Taka

Takaさんのアドバイス

マウスやペンタブレットなどカーソルを動かすためのポインティングデバイスはさまざまありますが、中でもおすすめはMagic Trackpadです。タッチ操作が主なiPadとの親和性が高く、iPad専用のジェスチャーを多数用意しています。

【監修者おすすめ】Takaさんが選ぶiPad用アクセサリ3商品

iPadをパソコンのように使うためのアクセサリについて、Apple認定資格を持つTakaさんにおすすめ3商品を紹介していただきました。

監修者おすすめ①
  • Apple
  • Magic Keyboard(iPad Pro 12.9インチ第5世代)

  • 税込み41,580円
  • iPad Pro 12.9インチに適したApple純正キーボード

  • フローティングカンチレバーにより、見やすい角度にスムーズに調節が可能。Multi-Touchジェスチャーに対応したトラックパッドを搭載し、効率的に作業を進められます。

Taka

Takaさんのおすすめポイント

iPad ProやiPad Airをパソコンのように使うために、こちらの商品は必須といってもいいと思います。バッテリーも必要なく、ケース脱着もマグネット式で簡単です。お値段は高めですが、使い心地のよさから満足感も高く優れた製品です。
【対応モデル】
・iPad Pro 12.9インチ(第5世代、第4世代、第3世代)
・iPad Pro 11インチ(第3世代、第2世代、第1世代)
・iPad Air(第4世代)
監修者おすすめ②
  • Apple
  • Magic Trackpad

  • 税込み13,242円
  • Multi-Touchジェスチャーで作業を効率化

  • Multi-Touchジェスチャーと感圧タッチテクノロジーに対応し、指先だけで多くの作業を行えます。内蔵バッテリーにより、1回の充電で約1ヶ月使える点も魅力。

Taka

Takaさんのおすすめポイント

無印iPadやiPad miniなど、Magic Keyboardに対応していないiPadでも使えるポインティングデバイスがトラックパッドです。Appleが用意しているiPad向けのジェスチャーにすべて対応しています。とても細かい調整がされていて使いやすく作られています。
【iPadシリーズ対応モデル】
・iPad Pro 12.9インチ(第5〜第1世代)
・iPad Pro 11インチ(第3〜第1世代)
・iPad Pro 10.5インチ
・iPad Pro 9.7インチ
・iPad Air(第4世代、第3世代、2)
・iPad(第9〜第5世代)
・iPad mini(第6世代、第5世代、4)
監修者おすすめ③
  • Logicool
  • Combo Touch Keyboard Case with Trackpad for iPad(第9世代)英語配列

  • 税込み18,600円
  • Smart Connector接続対応ロジクール製キーボード

  • iPad用ジェスチャーに対応し、資料作成やブラウジングに適したバックライトキーボードとトラックパッドを搭載。キーボードは英語配列。Apple Pencil(第1世代)収納部付き。

Taka

Takaさんのおすすめポイント

iPad ProやiPad Airにしか対応していないMagic Keyboardとほぼ同じ機能を備えたキーボードです。値段と機能を比べてみてもコストパフォーマンスに優れています。キーボードを裏返しにできない点や、重さ、脱着に時間がかかるなどのデメリットを差し引いてもおすすめできる品質です。
【対応モデル】
・iPad(第9世代、第8世代、第7世代)

iPad、全5機種をチェック

2021年9月に登場したiPad mini(第6世代)、iPad(第9世代)を含む、最新ラインナップをご紹介します。

PICK UP①
  • Apple
  • iPad Pro 12.9インチ Wi-Fi 128GB

  • 税込み129,800円
  • M1チップとLiquid Retina XDRディスプレイがデスクワークを快適に

  • Apple M1チップを搭載し、120Hzのリフレッシュレートや10,000個以上のミニLEDによる高精細で動きが滑らかな映像体験が可能に。ゲーム、資料作成、動画や画像編集に力を発揮するフラッグシップモデル。

サイズ:幅214.9×高さ280.6×厚さ6.4mm
プロセッサ:Apple M1チップ
ストレージ容量:128GB、256GB、512GB、1TB、2TB
Smart Keyboard:Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio
Apple Pencil:Apple Pencil(第2世代)
PICK UP②
  • Apple
  • iPad Pro 11インチ Wi-Fi 128GB

  • 税込み94,800円
  • ハイパフォーマンスを発揮するM1チップを搭載、クリエイティブな作業に

  • 12.9インチiPad Proと同じく128GB〜2TBまで幅広いストレージ容量が選択可能。M1チップを搭載し、高い処理性能を備えたiPad Proが11インチで持ち運びに便利。場所を選ばずデスクワークから趣味まで楽しめます。

サイズ:幅178.5×高さ247.6×厚さ5.9mm
プロセッサ:Apple M1チップ
ストレージ容量:128GB、256GB、512GB、1TB、2TB
Smart Keyboard:Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio
Apple Pencil:Apple Pencil(第2世代)
PICK UP③
  • Apple
  • iPad 10.2インチ Wi-Fi 64GB

  • 税込み39,800円
  • 4万円以下で購入できる高コスパモデル

  • 最新ラインナップの中で最も低価格で購入できるiPad。ストレージ容量が64GB、256GBから選べてApple PencilやSmart Keyboardに対応しています。

サイズ:幅174.1×高さ250.6×厚さ7.5mm
プロセッサ:A13 Bionicチップ
ストレージ容量:64GB、256GB
Smart Keyboard:Smart Keyboard
Apple Pencil:Apple Pencil(第1世代)
PICK UP④
  • Apple
  • iPad Air 10.9インチ Wi-Fi 64GB

  • 税込み69,080円
  • 好みのカラーでモチベーションアップ、パフォーマンス性能も高い

  • 第3世代から10.9インチへとサイズアップ。大画面ながら厚さが6.1mmとスリムで、スタイリッシュな1台です。カラーが5色から選べるのもポイント。見た目にこだわりたい方にぴったりなモデルです。

サイズ:幅178.5×高さ247.6×厚さ6.1mm
プロセッサ:A14 Bionicチップ
ストレージ容量:64GB、256GB
Smart Keyboard:Magic Keyboard、Smart Keyboard Folio
Apple Pencil:Apple Pencil(第2世代)
PICK UP⑤
  • Apple
  • iPad mini 8.3インチ Wi-Fi 64GB

  • 税込み59,800円
  • 持ち運びに便利なコンパクトモデル

  • A15 Bionicチップを搭載し、ハイパフォーマンスと携帯性を両立。Apple Pencil(第2世代)に対応し使い勝手もアップしています。4カラーから選べるのも魅力。

サイズ:幅134.8×高さ195.4×厚さ6.3mm
プロセッサ:A15 Bionicチップ
ストレージ容量:64GB、256GB
Smart Keyboard:
Apple Pencil:Apple Pencil(第2世代)

まとめ

iPadとMacBookの違いから、iPadがパソコン代わりになるのか解説してきました。さまざまな違いはあるものの、iPadでも多くのことができます。デスクワークから趣味まで、幅広く使えるiPadをぜひ試してみてください。

Taka

Takaさんのアドバイス

iPadはパソコンではないため、パソコンそのものの代わりになるわけではありませんが、多くのことがiPadでもできるようになってきています。しかし、パソコンによる操作方法にこだわりすぎると、iPad向けに作られた簡単で機能性に優れたアプリに出会う機会を失ってしまいます。

広い視野に立ち、実際にiPadで自分のやりたいことが十分にできるのか検討してみてください。

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