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【最新版】日本酒「獺祭」種類で選ぶおすすめ5選!蔵元とおいしい飲み方も紹介

【最新版】日本酒「獺祭」種類で選ぶおすすめ5選!蔵元とおいしい飲み方も紹介

西岡
2019-08-08
2021-04-20

フルーティでスッキリとした味わい、飲みやすくておいしいと評判の獺祭(だっさい)。世界中で愛されている日本酒です。通販の日本酒ランキングでも上位に顔を出し、女性からの口コミもたくさん寄せられています。どうして人気があるのか気になりますね。

今回は獺祭の蔵元や造り方を紹介しながら、おいしさの秘密に迫ります。獺祭の種類と選び方、人気のおすすめ商品もご紹介するので、最初の1本を探す参考にしてください。すでに獺祭のおいしさを知っている人は、次の味がきっと見つかります。

「獺祭」ってどんな日本酒?

獺祭の画像

名前の由来や酒造りへの思い、おいしさの秘密をご紹介します。

名前の由来と酒造りへの思い

獺祭の蔵元は、山口県岩国市周東町獺越(しゅうとうまちおそごえ)にある旭酒造です。獺越の「獺」は、カワウソのこと。カワウソには捕まえた魚を岸へ並べる習性があり、祭りのように見えることから獺祭とよばれます。地名の一文字と、カワウソの習性をかけて名付けられました。

獺祭にはカワウソの習性から転じて、詩文作成時に参考文献を広げておく意味もあります。日本文学に革命を起こしたといわれる明治の文豪、正岡子規は「獺祭書屋主人」と号しました。

旭酒造のキャッチフレーズは「酒造りは夢創り、拓こう日本酒新時代」で、酔うため売るためではなく味わう酒を提供しています。変革・革新のなかからより優れた日本酒造りがモットー。日本文学を革命した正岡子規と相通じるところがあり、獺祭と命名したともいわれます。

おいしさの秘密に迫ってみた

なぜ獺祭はおいしいのか、その秘密に迫りました。

だからおいしい!酒米は全て山田錦

山田錦のイメージ図

日本酒の主原料は、酒造りに適した酒造好適米です。獺祭の原料となる酒造好適米は、すべて山田錦。質のいい香りと繊細な味わいが特徴で、酒造好適米の王様といわれています。

米粒自体と心白部分が大きく、酒米としては好都合です。心白とは、酒造好適米の白く見える中心部分のこと。デンプンが多く、雑味のもととなるタンパク質・脂質の含有量は少ないのが特徴です。心白を残して周りを削ると、雑味のない日本酒を作れます。

だからおいしい!こだわりの製造工程

酒造のイメージ画像

獺祭の製造工程は、最大144時間におよぶ精米が終わった山田錦の洗米から、蒸米・麹造り・仕込み・上槽といった工程を経て出荷されます。

洗米

長時間の精米によって失われた山田錦の水分を、戻して洗米する工程です。水分含有率を0.3%以下で制御するため、機械は使えません。すべて手作業です。

蒸米

外側が硬く内側が柔らかい蒸しあがりにするため、伝統的な和釜の技法を採用しています。蒸しあがった米の掘り出しは、労力のかかる仕事です。

麹造り

麹造りは、最も大切な工程のひとつです。麹は酒米のデンプンを糖に変えて、微生物である酵母のアルコール発酵をうながします。麹の育ち具合で糖分量が異なり、発酵スピードにも影響を与える工程です。2昼夜半の間、一切機械は使わず4人の担当者が付きっきりで交代しながら麹を大切に育てます。

仕込み

発酵して酒を搾る前の状態、もろみを作る工程です。徹底した管理のもと、0.1℃の精度でコントロール。低温で長期的に、もろみを発酵させます。

上槽

もろみから酒を搾る工程です。商業ベースでは、日本初となる遠心分離機を導入。従来の加圧方法で混じりやすかった雑味が生じないので、米の香りやふくらみが活かせます。

瓶詰

出荷前の瓶詰めは、単純なように見えて意外と奥の深い工程です。着色や異臭の除去に有効な作業、炭素濾過を行いません。冷たいまま瓶詰めされた後で火当てと急冷却を行う、冷温瓶詰め方式を実施。日本酒の香りを逃さない技術が使われています。

日本酒 獺祭の選び方

獺祭はすべての日本酒が純米大吟醸です。精米歩合・仕込み時期・工程の違い・使う山田錦の等級で、完成品が違ってきます。

メインラインナップの精米歩合から選ぶ

酒米を削って、米の外周に多い雑味を取り除く作業が精米です。精米歩合とは、削った後の残りを表した割合。60%以下に削れば吟醸、50%以下が大吟醸のように、精米歩合によって酒のタイプが異なります。

ちなみに、食用米だと白米の精米歩合が約90%といわれています。大吟醸と表記できるのは精米歩合50%以下、米を半分以上削って製造するぜいたくなお酒です。

獺祭の精米歩合は45%・39%・23%の3種類と、精米歩合非公開の磨き その先へをあわせて4種類を展開中です。それぞれの特徴をみてみましょう。

精米歩合45% 獺祭初心者におすすめ

精米歩合45%の獺祭

獺祭のスタンダード。獺祭初心者の人はまず、45%からの挑戦がおすすめです。山田錦の華やかな香りと、繊細な甘みが楽しめます。

精米歩合39% これぞ純米大吟醸の味わい

精米歩合39%の獺祭

華やかな香りと、蜂蜜を思わせる甘さが特徴。「さすが純米大吟醸!」と思わず唸る味わいです。加圧遠心分離機を使った遠心分離バージョンもあります。もろみから酒を搾るときに元来の香りやふくらみが壊されにくいので、さらに深い味わいです。

精米歩合23% 飲んだ後も最上級の余韻が続く

精米歩合23%の獺祭

米の残りは23%のみ、極限まで磨きこんだ渾身の逸品。香り・味わいともに最上級の酒は、飲み込んだ後も余韻が長く続きます。遠心分離機使用の酒をブレンドしたバージョンや、独自手法で短時間の熱殺菌を実現した獺祭早田もラインナップしています。

精米歩合非公開 磨き その先へ

精米歩合非公開 磨き その先への画像

精米歩合23%を超える、旭酒造最高酒です。メーカーによると「23%の酒を1~2杯飲んだ後で飲んでみれば魅力が現れる」とのこと。720ml3万円以上と高額なものの、一度飲んでみたいと思わずにはいられない酒です。

新しい形 発酵のなかで生まれる変化を形に

発酵過程のなかで作り出されては消えていく酒。発酵のなかで生まれる様々な変化や粗さを表現し、洗練された複雑な味に仕上げます。新生獺祭として、45%と23%が商品化されました。

仕込み時期から選ぶ

季節限定商品として、毎年10月から翌年3月まで製造しているのが、温め酒寒造早槽です。温め酒はアルコール度数を低めに抑え、人によっては独特に感じるお燗の香りを抑えています。寒造早槽は搾りたてならではの爽やかな生酒です。

スパークリングもあります

獺祭スパークリング

瓶内二次発酵という製法で作る、スパークリングタイプです。少し変わった獺祭を試したい人におすすめします。爽やかな炭酸が、獺祭のあたらしい魅力を引き出しています。

求めやすい価格なら等外品がおすすめ

スタンダードラインへの基準はみたさないものの、全国20府県にある山田錦生産農家を応援する思いから生まれたのが等外品シリーズです。「おいしい日本酒に仕上げる」と使命を掲げ、23%まで磨いた生酒や30%の等外米を使った酒もあります。

おいしい飲み方

日本酒のイメージ画像

おいしい日本酒だからこそ、よりおいし飲み方で楽しみたいもの。メーカーおすすめの、おいしい飲み方をご紹介します。

獺祭を飲む適温は?

純米大吟醸の獺祭は、基本冷やして飲むのがおすすめです。冷蔵庫に保管して、10~12℃程度にするとおいしく飲めます。少しずつ温度を変えて、自分だけの適温を探すのも楽しみのひとつです。

燗酒が好きな人は、季節限定商品の温め酒をおすすめします。45%の温め酒は50℃を少し超える程度、23%の温め酒は約50℃で飲むと最高です。

獺祭は、保存期間が長くても購入後1カ月以内がおいしく飲める目安です。開栓したらその日のうちに飲み切りましょう。余った場合は、冷蔵庫保管で1週間以内に飲んでください。

【種類別】日本酒獺祭のおすすめ5選!

日本酒獺祭のおすすめ商品を、精米配合の種類別にご紹介します。45・39・23のメインラインナップから非公開の獺祭プレミアムシリーズまで、好みにあう味を見つけてください。

獺祭 純米大吟醸45

獺祭の王道商品。原料となる酒米は山田錦で造った純米大吟醸です。未開封でもなるべく早めに飲み、開封後は2~3日以内に飲むことがおすすめ。ワイングラスに入れて飲むと、香りを楽しむことができるようです。

祖父はもう少し辛口のほうが好みだと言っていましたが、それでも美味い美味いと表情をゆるめながら飲んでくれました。
自分はその表情を肴に飲みました。
とても甘露な味わいで、喉にやんわりと微量な熱をもたらしながら清らかに流れ、抜けていく感覚が自分は好きです。
とても心地の良いひと時を過ごすことができ、感謝しています。

出典:獺祭(だっさい) 純米大吟醸45 1800ml|Amazon

家族との思い出にも一役買っているようです。

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分

「二割三分」は、日本最高の精米歩合を目指して開発された酒造方法です。二割三分の日本酒の製造には7日間、つまり168時間も費やすそうです。ひたすらに米を磨いて造る「二割三分」は、手間をかければ必ず仕上がるのではなく、時にランク落ちすることすらあるようです。

父の誕生日に購入しました。
僕自身普段から日本酒を愛飲しているのですが、やはりこの獺祭はいつも最高のクオリティを提供してくれています。
使用している酒造好適米の王者の山田錦の能力を存分に活かしている日本酒だなと改めて感じます。
その米を酒造の技術で精米・磨きをかけこのクオリティをだすのは本当に素晴らしいことで、同時に難しいことでもあります。
今後もこのクオリティを出し続けていってほしいものです。

出典:獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き二割三分 「感謝」木箱入り 720ml|Amazon

山田錦のポテンシャルを最大限に活かした一品です。

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離

「二割三分」に加え、さらに遠心分離を施した獺祭。遠心分離システムにより、もろみからお酒を分離させることができます。無加圧による分離は、純米大吟醸もろみの香りやふくらみを損なわずに維持できるようです。

もともと
このお酒は好きでした

ココまで磨きがかかるさらさらとした清流のようなのどごしです
それがたまらなく好きです

そんなに日本酒が好きでは無いとゆう友達もこれは美味しい!と言います

出典:獺祭(だっさい) 純米大吟醸 遠心分離 磨き二割三分 720ml|Amazon

口コミに寄せられてるように日本酒好きでなくとも、美味しく飲める遠心分離システム採用の商品です。

獺祭 磨き その先へ

獺祭シリーズの最高峰。「二割三分」をさらに進化させたと商品と言われています。10年以上の構想期間、開発期間を経て、発表されました。旭酒造によれば、「二割三分」を楽しんだ後に比べて飲むと、その魅力が現れるようです。

1週間に1本のペースで三割九分を、1ヶ月に1本二割三分を戴いている者です。
自分の誕生日にこの「磨き その先へ」を頂いたのですが、これは美味しい。

出典:獺祭 磨きその先へ|Amazon

獺祭ファンをもうらなせる「作品」と呼んでもいい一品です。

「獺祭」発泡スパークリング

日本酒のイメージを新たにする、スパークリングの「獺祭」。結婚式やパーティでの乾杯酒として採用されるスパークリングは、若者の間でも親しまれやすいでしょう。飲むシーンを広げて、獺祭を楽しんでもらうためにおすすめの一品です。

誕生日プレゼント用に買ったのですがXmasに呑んでました
フルーティーな香りで美味しいと喜んでました
見た目スパークリングワインのような感じだったので全部呑ませるのはちょっととちゅうちよしていたのですが普通に閉められる栓だったので安心しました
美味しそうに喜んで呑んでもらったので購入してよかったと思いました

出典:[冷蔵] 獺祭 純米大吟醸 スパークリング45 720ml|Amazon

Xmasという、いかにも洋風のイベントで十分楽しめる味わいのようです。

『獺祭』商品一覧

この他、旭酒造株式会社で扱っている獺祭シリーズを一覧でまとめてみました。
日本酒以外にも、石けんやグラスなど、さまざまなラインナップを用意しています。各ランクごとの日本酒を伸び比べてみると、その違いを実感できるでしょう。獺祭の最高峰「磨きその先へ」は、「二割三分」や「遠心分離」シリーズを何度かたしなんだ後に飲むと、その違いを感じることもできるでしょう。

精米歩合は、米の表層部を磨いた度合いを表します。米の脂質やたんぱく質を削ることで、米の香りを抑えられます。そのため、精米歩合が低くなるほど、米の印象を抑えたすっきりとした味わいの日本酒へと変化します。獺祭の精米歩合「二割三分」は、実際に他の日本酒と比べても圧倒的に削り込まれていることが分かります。例えば、「超特撰 白鶴 天空 袋吊り 純米大吟醸 みとせ」(720ml/20,000円)の精米歩合は38%。対する獺祭は23%、720ml/5,900円とコストパフォーマンスでも優れています。

『獺祭』商品一覧
商品名 価格(1800ml) 価格(720ml) 特徴
獺祭 磨きその先へ - 32,400円 常識的な純米大吟醸で踏み出せない酒質を目指しました。美しい香りと両立する味の複雑性・重層性と長い余韻を持っています。
獺祭 磨きその先へ セット - 37,800円 磨き二割三分720mlとセット
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離 16,686円 8,343円 山田錦・精米歩合23% このお酒は、遠心分離の技術を使い圧力をかけずに搾ったものに、 通常のお酒の搾り方である圧力をかけて搾ったものをブレンドしております。 遠心分離の美点である「いやなところが何もない酒質」に、通常の搾り方由来のパンチのある味を持つ酒質を加えて、洗練された華やかさと繊細さに厚みと複雑さを表したものです。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 遠心分離 7,787円 3,893円 無加圧状態で、もろみから酒を分離するため、 純米大吟醸もろみの本来持つ香りやふくらみ等の美点が崩れることなく表現されています。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 11,232円 5,900円 23%(77%)という極限まで磨いた山田錦を使い、最高の純米大吟醸に挑戦しました。華やかな上立ち香と口に含んだとき のきれいな蜂蜜のような甘み、飲み込んだ後口はきれいに切れていきながらも長く続く余韻。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分 4,490円 2,495円 「美味しくなければ意味がない」獺祭のスタンダード。山田錦を45%まで磨いた。米由来の繊細な甘みと華やかな香り。
獺祭 おためしセット 180ml×3本 - 2,786円 獺祭の磨き23、39、45が楽しめるセットです。
獺祭 純米大吟醸 スパークリング45 - 2,008円 純米大吟醸だからこその華やかな香り、山田錦だからこその米の甘み、瓶内二次発酵だからこその炭酸の爽やかさが特徴。
獺祭 甘酒 - 918円(785g) 無添加・ノンアルコールの麹仕立ての甘酒。50%まで精米した山田錦の等外米を使用しています。
獺祭 手造り酒粕 石鹸 - 1,080円(65g) 遠心酒粕を入れた無添加石鹸。釜焚き製法。
獺祭 酒ケーキ - 1,620円(g数不明) 純米大吟醸50をたっぷりとしみこませた酒ケーキ。 しっとりとした食感と後味がさっぱりとした 風味豊かなケーキです。
獺祭 フルートグラス - 5,832円(6個) 獺祭スパークリング専用グラス
獺祭 星付グラス - 5,832円(6個) 旭酒造で実際に使われているテイスティング用グラス。(ボルドータイプのワイングラス)

獺祭の人気の秘訣とは

単に日本酒自体が評価されるのではなく、獺祭の魅力をさらに深めるエピソードをいくつかご紹介します。

大統領来日時のプレゼントに

2013年5月期、約36億円だった旭酒造は、2015年9月期には約65億円(資料から推計)、2016年9月期には約108億円とグンと売上を伸ばしています。

その発端と考えられるのが、各国首脳への「獺祭」のプレゼント。2013年に来日したプーチン大統領には、安倍首相が61歳の誕生日をお祝いして、萩焼のぐい飲みと一緒に獺祭をプレゼントしました。さらに、2014年のオバマ大統領来日。安倍首相は、「獺祭 磨きその先へ」をプレゼントしたのです。安倍首相の出身地と言えば、山口県。地元の名酒を楽しんでもらいたかったのかもしれません。

その後、2015年5月に新社屋(券工場)を稼働すると同時に、年間の生産量を大きく伸びていきます。国内の都市部に止まらず、ニューヨークや香港、台湾などの海外からの受注量も安定的に増えたことで、2015年の売上高は前年度比165.3%の108億300万円までに上りました。


海外からの受注が確実に増えたのも、各国首脳へのプレゼントで「DASSAI」の名が国際的に有名になった影響かもしれません。

西日本豪雨で義援金1億1,600万円を届ける

2018年7月、西日本を襲った豪雨で、旭酒造は浸水と停電による被害を受けました。1升瓶約30万本、被害総額15億円にも上りました。獺祭の出荷停止を報告するも、翌月には「獺祭 島耕作」を発表。獺祭 島耕作は、一律1,200円で販売されていましたが、「獺祭 磨き その先へ」が一部含まれ、同金額で販売するといった対応を取りました。

その結果、わずか1ヶ月で58万本の注文が殺到する事態に。1本の売上のうち、200円を義援金として充て、合計1億1,600万円を被害に遭った山口県、広島県、岡山県、愛媛県に届けています。「売ること」を目的にしない旭酒造だからこそできた対応で、筆者がより旭酒造株式会社の凄さを実感したエピソードでもあります。

まとめ

旭酒造の思いやこだわり、獺祭の商品の種類や話題のエピソードについて解説しました。これを機に獺祭を味わってみてもいいのではないでしょうか。



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