
キャンプの持ち物とは?便利なものから状況に合ったアイテムを解説!
充実したキャンプをするためには、キャンプの持ち物を充実させることが大切です。
しかし、移動手段によって持ち物は制限されるため、優先順位を付けて持ち物を選ぶことも忘れてはいけません。
ここからは、初めてキャンプする人のために、必需品からあると便利なアイテムまで、詳しく紹介していきます。
キャンプの必需品を押さえよう!
安全にキャンプするためには、いくつかのアイテムが必要になります。必需品がないとキャンプが成り立たないこともあるので、出発前によく確認してください。
キャンプにはどのようなものを、必ず持って行かなければならないか見ていきましょう。
テント
テントは車中泊やコテージなどを利用しない限り、必ず必要になります。キャンプに参加する人数に合わせてサイズを選びましょう。
テントは、ワンタッチで設営できる小型のものから、防寒性など機能性に優れたものまでいくつかの種類があります。
キャンプをする際の居住スペースになるため、こだわってテントを選びましょう。
また、キャンプのタイプにもよりますが、キャンプを固定するペグにはロープとハンマーが必要です。このようなアイテムは長く使っていると壊れやすいため、予備を持っていくことも大切です。
寝袋
キャンプで寝るときに必要になるアイテムです。素材によって断熱性が変わるだけでなく、収納面や価格も変わります。
例えば、化学繊維でできたものと同じ耐寒温度の寝袋でも、ダウンでできたものは軽く小さく畳めるので持ち運びしやすいです。
季節やキャンプ場の立地にもよりますが、寝袋がない状態で寝ると低体温症になりやすく非常に危険です。
機能が優れているものは値段も高くなりますが、キャンプの満足度が大きく変わるので、なるべく良いものを選びましょう。
ランタン
キャンプ場は景観や雰囲気を壊さないように街灯が少なくなっています。そのため、ランタンを持たずにキャンプすると、夜は何もできなくなってしまうでしょう。
また、複数人でキャンプするときはランタンだけでなく、懐中電灯を用意するのもおすすめです。
ランタンが1つだけであれば、夜に外出するときに不便です。
テーブル・チェア
キャンプのご飯を調理し、食事をするためにはテーブルとチェアが必要です。ソロでキャンプするときにもチェアは必要です。
ソロキャンプの場合は、コンパクトで持ち運びしやすいローテーブルとローチェアを用意すると良いでしょう。
また、テーブルとチェアの高さが合っていないと、居心地が悪くなるので注意してください。
タープ
タープはテーブルとチェアとセットで使います。テントがベッドルームであれば、タープはリビングルームのような役割を担います。
ソロのキャンプでは必要ないと考えている人も多いですが、季節問わず日差しを遮るために必要です。
タープがあればテントの外に行動できる拠点を作れるので、キャンプの空間を過ごしやすくなります。
調理用具
キャンプするときには、少なくとも晩御飯は用意する必要があり、カップ麺で済ませる場合でも、お湯を沸かす設備が必要です。
調理用具の種類は多いので、こだわればキリがありませんが、キャンプに参加する人数によってどのような調理器具を使うか選びましょう。
例えば10人前後の大人数でキャンプする場合は、炭火のグリルだけでなく、ガスを利用するコンロやバーナーがなければ、複数の料理を一度に調理するのは難しいです。
また、炭火グリルとして利用できる焚火台もあるので、キャンプのスタイルに合わせて選んでください。
アメニティセット
近くに温泉などの施設がなければ、シャワーは浴びることができませんが、それでも最低限の着替えと歯磨きセットは必要です。
天候にもよりますが、タオルは多めに用意しておくと安心です。
救急セット
キャンプは屋外で活動するため、何が起きるか分かりません。もちろん、もしもの事態になったときの対策はキャンプ場が行っていますが、軽い怪我をしたときの備えは必要です。
特に小さな子どもがいる家庭であれば、転んで怪我をすることも多いため救急セットは必ず用意してください。
あったら便利なキャンプ道具!
必需品ではないものの、キャンプでは「あったらいいな」と感じる持ち物も多くあります。
ここからは、あったら便利なキャンプ道具にはどのようなものがあるか見ていきましょう。
焚火台
キャンプで焚火は必ずするものではありませんが、焚火ができると暖を取れたり何かと便利です。
しかし、芝生のキャンプ場であれば直火の焚火は禁止されているため、焚火台があれば場所に関係なく焚火できます。
先程のように、焚火台は焚火をするだけでなく、網を乗せることでグリルのように利用することも可能です。
また、焚火ができるキャンプ場でも焚火台を使った方が後片付けが楽になります。
銀マット
テントに直接寝袋を敷くと、地面の冷たさが伝わってきて非常に寒くなることがあります。
そこで、テントに銀マットを敷くことで、地面からの冷気を遮れるので寝心地が良くなります。もし、寝心地を重視するのであれば、銀マットではなく専用のマットを敷くのがおすすめです。
理想としては、テントの下にブルーシートを敷き、テントの中には銀マットを置いて、その上から毛布を敷くと冬でも暖かくテントの中を過ごすことができるでしょう。
ダッチオーブン
火を使った料理に不安がある方は、ダッチオーブンがあると簡単に調理できるだけでなく、料理の幅も広がるのでおすすめです。
実際にキャンプでコンロやバーナーがなければ、炭火のグリルで料理するしかありませんが、炭火だと火加減が難しく、初心者の場合、料理は失敗しやすいです。
そこでダッチオーブンを使えば、熱を全体にムラなく伝えられるので、炭火の中に放り込むだけで、簡単に調理できます。
コンプレッションベルト
コンプレッションベルトとは長さを調節して、さまざまなものを圧縮できるベルトです。
例えば、寝袋は畳んでコンパクトにしていても、付属の収納袋に入らないことがあります。そこで、コンプレッションベルトを使えば、より効果的に圧縮できるので、収納が楽になるでしょう。
寝袋以外にも、毛布やテントなどもコンパクトにできます。
十徳ナイフ
十徳ナイフは小さなナイフ以外に、栓抜きや缶切り、ドライバーやピンセットなど多種多様な使い方ができます。
キャンプでは何があるか分かりません。そこで、十徳ナイフがあれば解決できることは多くあります。
キャンプが充実するお洒落なアイテムとは?
キャンプはできるだけ過ごしやすくしたいものですが、同時にお洒落にもしたいと考えている人は多いでしょう。
必需品ではないもののキャンプが少しお洒落になるアイテムを紹介していきます。
ガスランタン
ランタンには電池を使って照らすLEDのランタンと、ガスやガソリンを使って照らすガスランタンがあります。
LEDのランタンは手軽で初心者キャンパーでも簡単に使えますが、ガスランタンは扱いが難しいです。
しかし、ガスランタンを使った方がキャンプの雰囲気を高められ、優雅な灯りを楽しめます。扱いが難しいですが、慣れると簡単に灯りを点けられるでしょう。
木製の食器
食事をするときにも雰囲気を楽しめる食器を用意するのがおすすめです。キャンプの食器は紙皿を使うことが多いですが、しっかりとした食器を用意するだけでも雰囲気は変わります。
特に、木製の食器はキャンプの大自然の雰囲気と相性が良く、お洒落さがアップします。
スキレット・カッティングボード
木製の食器と同様に調理器具もお洒落なものを使うと良いでしょう。例えば、スキレットはそのまま盛り付けまでできるので、調理してそのまま食卓に並べられます。
他にもまな板と食器が一体になったカッティングボードに、焼いた肉をカットして盛り付ければ非常にお洒落です。
柄物のテーブルクロス
すでにキャンプのテーブルを持っている場合であれば、柄物のテーブルクロスを利用するとキャンプに合わせて雰囲気を変えられるのでおすすめです。
例えば、無地のテーブルでもテントやキャンプ場の雰囲気に合った柄の布を使えば、お洒落な雰囲気をアップできます。
状況の応じた持ち物を用意しよう!
キャンプの持ち物は季節や状況に合わせて用意することも大切です。例えば、雨の日にタープがなければテントから身動きができません。
雨の日は気温が下がりやすいので、タオルを多く持つだけでなく防寒着も余分に用意しましょう。
夏で気温が高ければサンダルがあると便利ですが、ない場合は予備の靴や長靴、防水スプレーがあると便利です。
他にも、木炭に火が付きにくくなるので、着火剤や炭の湿気を取れるように新聞紙があると良いでしょう。
まとめ
キャンプには必要な道具が多くあり、全部を一度に揃えようとすると大きな出費になります。
まずは、友達や家族でキャンプをしている人がいないか探してみて、一緒にキャンプを体験するのがおすすめです。実際にキャンプをすれば、どのようなものが必要なのか分かりやすいです。
また、必需品を貸し出ししているキャンプ場もあるので、事前に電話などで持ち物を確認してキャンプをするのも良いでしょう。
今後、自分がどのようなキャンプをしたいか明確にして、キャンプ道具を揃えてください。