RICOH THETA360度カメラの選び方とおすすめアクセサリー

渡辺 結
公開: 2019-08-02
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2015年に「RICOH THETA S」、翌年の2016年に「RICOH THETA SC」、さらに続く2017年には「RICOH THETA V」が登場し、2019年に登場した新作モデル「THETA Z1」を含めて現在は数種類のラインナップを展開。今回は、RICOH THETAの選び方やあると便利なおすすめアクセサリーを紹介します。


RICOH THETAとは?

「RICOH THETA」は、360度全方位をぐるりと囲った全天球の撮影を楽しめる世界初の360度カメラ。製造・販売元である株式会社リコーは、デジタル一眼カメラやレーザープリンターを数多く手がける大手電気機器メーカーです。

ちなみに、全天球とは本体の前と後に1枚ずつ、合計2枚の魚眼レンズが搭載されているカメラ。本体ボタンを押すだけで、前後上下左右360度をぐるりと囲った地球儀のような写真撮影を楽しめます。街の景色や風景はもちろん、不動産の内観写真、車の内装、ショールームといったさまざまなシーンでも活用されています。

RICOH THETAの選び方

「RICOH THETA」は、2014年に発売された「THETA m15」を筆頭に数年おきに新モデルが登場。現在5種類のモデルがあり、比較的安価なもので20,000円台、2019年の新作は120,000円前後とスペックによって価格もさまざまです。

ここでは、動画や静止画などそれぞれの撮影に最適なおすすめモデルを紹介します。どれを買えば良いのか分からずに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

超軽量!静止画だけを撮影するなら「THETA SC」

写真をメインで楽しみたい方におすすめなのが、「THETA SC」。F値2.0の明るいレンズを採用しています。iso感度はミニマムが100で最大1600、露出補正も-2.0~+2.0EVまで調整することができるため、薄暗いカフェやレストラン、夜景もきれいに撮影することができます。

撮影モードは、「オート」「シャッター優先」「iso優先」「マニュアル」の5種類を搭載。撮影シーンに合わせてモードを切り替えることができます。USB2.0に対応しており、モバイルバッテリーがあれば外出先でも気軽に充電でき、電池切れの心配がありません。

VR動画をメインに撮影したいなら「THETA V」

2017年に発売された「THETA V」は、フルハイビジョンを超える4Kでの動画撮影に対応しています。テレビやカメラの解像度は、1920×1080のフルハイビジョンが一般的。しかし4Kは解像度が3840×2160と通常の4倍になるため、鮮明で臨場感のある映像を楽しむことができます。

同モデルは、19GBと内蔵メモリーも大容量なので、最大40分の4K動画を記録することが可能です。水中ハウジングケースにも対応しており、水しぶきが上がる海沿いでも撮影を楽しめます。

静止画と動画の両方を楽しみたい人には「THETA Z1」

2019年5月に登場した最新モデル「THETA Z1」。動画は4Kと2Kの2種類を搭載しており、用途やシーンに応じて自由に切り替えることができます。CMOSイメージセンサーを採用し、薄暗い場所や屋外でもノイズの少ない撮影が可能です。

さらに、同モデルはシリーズでは初となるRAWデータでも保存できます。編集アプリを使えば、露出やホワイトバランス、コントラスト、明度、彩度なども調整することができます。

「RICOH THETA」とセットで買っておきたいおすすめアクセサリー

「RICOH THETA」は、夜景や動画、自撮り、水中撮影のときに便利なアクセサリーが充実しています。カメラを購入する際は、ぜひ一緒に揃えてみてください。

ソフトケース

THETA用ソフトケースの内側には、クッション性の高いマイクロファイバーが使用されています。両魚眼レンズの凹凸にピタッとフィットして衝撃を防ぎ、レンズの傷や本体の汚れを防いでくれるのです。マイクロファイバーは滑らかな肌触りで、ずっと触っていられる心地よさ。シリコンケースを装着したまま収納できるため、出し入れもスムーズです。

水中ハウジングケース

「RICOH THETA」の水中ハウジングケースは、V・S,・SCの3モデルに対応しています。防水性能IPX8を兼ね備え、水深30mでの撮影が可能です。シリコンケースを装着したまま装着でき、本体の電源のオンオフ、撮影モードの切り替えなどもそのまま操作することができます。シュノーケリングやスキューバダイビング、サーフィンといったマリンスポーツが趣味の方は、ぜひ一緒に購入してみてください。迫力のある奇跡の一枚が撮れるかも?

ケーブルスイッチ

「ケーブルスイッチ」は、三脚に装着して離れた場所からリモート撮影したいときに最適です。USBケーブルにつないでシャッターを押せば、離れた場所から背後の景色も入れた臨場感のあるパノラマ撮影を楽しめます。

結婚式の披露宴や二次会、会社の親睦会など大勢で撮影をするときに最適です。ちなみに、本体を三脚に設置して撮影をする場合は、「エクステンションアダプター TE-1」を別途で購入する必要があります。

自撮り棒

Velbonの自撮り棒は、「RICOH THETA」にも対応しています。6段階の長さ調整機能付きで、最高713mmまで伸ばすことができ、高いアングルでの撮影も可能です。長さだけでなく、幅も56~85mmまで調整できスマートフォンを装着して撮影することもできます。
カラーは、オレンジ、ピンク、グリーン、ブルーの4種類が用意されています。

編集に便利なスマホアプリ「RICOH THETA」

「RICOH THETA」全シリーズに対応しています。本体とアプリの両方を起動すれば、Wi-Fiを使って撮影した写真や動画をスマホに転送することが可能です。転送した静止画や動画は、スライドして回転させてプレビューも楽しめます。静止画はもちろん動画も、YouTubeやFacebook、Instagramなどにもリアルタイムで投稿することができます。

※価格はいずれも2019年7月時点のものです

まとめ

魚眼レンズが2枚も搭載されている全天球カメラ「RICOH THETA」を使えば、360度全方位をぐるりと囲んだ迫力のあるパノラマ撮影を楽しめます。同窓会やホームパーティー、友人との飲み会、街の風景などさまざまなシーンでフォトジェニックな撮影を楽しんでみてください。


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