プレゼントにぴったり!保育士がオススメするおもちゃのドローン5選

南谷 有美
公開: 2019-07-26

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たくさんのおもちゃが溢れている現代。おままごとやゲームなど昔から親しまれてきたおもちゃとともに、近年では教育に良いとされるおもちゃが注目を集めています。2020年からは、小学校ではプログラミング教育が必修となりましたね。
現在、多方面から注目をされているおもちゃのドローン。今回は、保育士である筆者が教育の観点からご紹介します。


ドローンとは

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ドローンとは、無人航空機のことを意味します。国土交通省の定義によると、無人航空機とは「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)」です。いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当するとされています。

では、通称のドローンという言葉は、どこからきたのでしょうか。こちらは諸説ありますが、有力だとされている説をご紹介します。ドローンは英語で「オスの蜂」を意味します。飛行をする際に出る「ブーン」という音が、蜂が飛ぶ時の羽音に似ていることから、ドローンと呼ぶようになったと言われています。

元々、軍事用や農薬散布用として使われることが多かったドローンですが、近年ではカメラ搭載のものが多く出回っており空撮用として親しまれています。

子どものプレゼントに選ばれる背景

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近年、子どもへのプレゼントとしても名前があがることが多いドローン。各メーカーから子ども用のおもちゃのドローンが販売されています。少し前までは、考えられない事態です。
では、なぜプレゼントにおもちゃのドローンが選ばれるのでしょうか?
それは次のような背景があげられます。

社会の変化

技術の発達により、ここ数年で社会にもたくさんの変化が起きました。衰退を辿っていく職業もあれば、新しく姿を現した職業もあります。ドローンは、これからの時代において繁栄していく業界として注目が集まっており、現在、人が行っている仕事をドローンが行うようになるという時代も遠くないと思われます。

教育の変化

社会の変化は、教育の変化にも影響を及ぼしています。冒頭でもお伝えした通り、2020年からは小学校でプログラミング教育が必修となりました。「ドローンとプログラミングって関係あるの?」と思われる方もいるかと思いますが、おもちゃのドローンの中にはプログラミングを組んでドローンを動かすという経験ができるものも存在します。

価格の変化

少し前までは、ドローンを購入すると数十万円するということが一般的でしたが、技術の発達によって比較的安価で取引されるようになりました。
おもちゃのドローンでももちろん高価なものもありますが、2,000円程度で購入できるものもあります。

おもちゃのドローンで得られること

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おもちゃのドローンが注目を集める背景をお知らせしましたが、おもちゃのドローンを使うことでどのような利点があるのでしょうか。

小学校で必修とされているプログラミング教育の先取りができる

前項でもお伝えしましたが、ドローンでは、プログラムを組んで動かすという経験をすることができます。遊びの中で自発的に学べるということが魅力です。
子どもの興味関心は、環境構成が非常に大事になってきます。楽しく自発的にプログラミングを学べる環境を作ってあげましょう。

創造性や論理的に考える力を養う

おもちゃのドローンを使って遊ぶことで、創造力が豊かになるとともにプログラミング的思考も養うことができます。プログラミング的思考とは、文部科学省の定義では「自分が意図する活動を実現するため、どのような動きの組み合わせが必要かを論理的に考えていく力」とされています。これからの時代で特に重要になってくる、自分自身で考え、行動する力に繋がります。

将来の選択肢が増える

子どもの頃に経験したことは、知識として根付きやすい傾向にあります。ドローン業界は、今後も発達していく分野です。小さな頃から遊びの中でドローンに触れ、将来の選択肢を増やしていきましょう。

おもちゃのドローンで遊ぶときに気をつけたいこと

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2015年11月に航空法が施行され、ドローン飛行時には許可申請書類を提出するよう義務付けられました。航空法に該当するドローンは200g以上のドローンであり、それより軽い200g未満のホビードローンは航空法には該当はしません。
しかし、ホビードローンだからと言ってどこでも飛ばして良い訳ではありません。楽しく安全に遊ぶためにどういった制約があるのかをお伝えします。

対象となる施設から300m以内は上空を含め飛行させることはできない

小型無人機等飛行禁止法で、「国会議事堂や国の重要な施設等、外国公館等及び原子力事業所の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止」と定義されています。
基本的に、国家において重要な施設は飛行禁止とされています。

同様に、重要文化財付近でもドローンの飛行は禁止されています。

他には、公園ごとにある公園条例によって禁止が定められている公園もこれに該当します。東京ではほとんどの公園でドローンの飛行が禁止となっています。

他の人や物に危害を与えないように考慮する

慣れないドローン操作は、危険がいっぱいです。ましてや、お子さんが操縦するともなると尚更です。人や物に危害が及ばないよう、広い場所で遊びましょう。

プライバシーの保護に気をつける

こちらは、ドローンを使って撮影するときに気をつけたいことになります。
空撮した画像を使用する際には、他人の写り込みがないか、注意して見てみましょう。

おもちゃのドローンで遊んでみよう

ドローン画像5

さぁ、いよいよおもちゃのドローンで遊んでみましょう。安全を考慮して、楽しく遊べるヒントをお伝えします。

まずは、おうちの中で遊んでみよう

実際に私の勤めていた保育園で「ラジコン感覚でプレゼントしたのに、思ったより操作が難しくて全然遊んでもらえなかった」と言っていた保護者の方がいました。
ラジコンは、基本的に地面に面しており、前後・左右の2つのことを考慮した操作で動かすことができます。しかし、ドローンは地面に面していないので、前後・左右・上下と3つのことを考慮した操作で動かす必要があります。日常生活においてもそうですが、3つのことを考えて操作することって、なかなか難しいですよね。そのため段階を踏んで、まずはうちの中から始めて、操作に慣れてきたら外で遊ぶように声を掛けてみましょう。

同伴する

今までお伝えしてきた通り、ドローンには危険もいっぱい隠れています。一つ間違えると、人や物に危害を与えてしまう恐れも。ドローンで遊ぶ際には、大人も同伴するようにしましょう。

マナーや規律を子どもにもきちんと伝える

おもちゃだからと軽視せず、マナーや規律を学びましょう。それと同時に、子どもにも正しい知識を伝えることが大事です。一緒に学ぶ中で、善悪の判断が子どもなりにできるよう促しましょう。

おすすめのおもちゃのドローン5選

最後に、おすすめのおもちゃのドローンをご紹介します。価格は2019年7月時点のものです。

① 手がリモコンの代わり。小さな子どもでも大丈夫な「BOMPOW ドローン」

機体が衝突保護カバーに覆われているので怪我をする危険性が少なく、安心して遊ぶことができます。
こちらのおもちゃのドローンは、リモコンがありません。赤外線センサーが搭載されており、手をかざすことにより方向をコントロールすることができる仕組みになっています。
おもちゃのドローンの入門編としてもおすすめです。

② コスパが抜群!室内で遊ぶときにもおすすめな「Potensic ドローン」

たくさんの機能が詰まっているこちらのおもちゃのドローン。ワンキーで離陸と着陸ができるので、小さな子どもでも操作を楽しむことができます。
また、大きさは手のひらサイズで持ち運びにも便利。色々なところに連れて行きたくなる、おもちゃのドローンです。

③ 憧れの空撮!カメラ搭載の「Holy Stone ドローン」

スマホで映像を見ながら操縦することができる、FPVリアタイムが搭載。スマホの画面を見ながら、好きなタイミングで撮影をすることができます。
小学生以上のお子さまにおすすめ。憧れの空撮を手軽に楽しむことができます。

④ まるでゲームの世界みたい!友達と楽しむ「Holy Stone 対戦型ドローン」

先程紹介したおもちゃのドローンと同じメーカーのものになりますが、ドローンは一人で楽しむものという認識を見事に覆した、おもちゃのドローンです。リモコン2台、機体2台がセットになって販売されています。
赤外線で狙い合う対戦で、 機体を4回攻撃すると機能が停止して動かなくなってしまうという仕組みです。家族や友達と一緒におもちゃのドローンで遊んでみましょう。

⑤ 楽しみながらプログラミングが学べる「Tello ドローン」

Scratchというツールを使い、パソコン上からプログラミングでドローンを操縦することができます。プログラミングに興味を持つきっかけになったり、遊びの中で自発的に学べるドローンおもちゃです。

※商品価格はいずれも2019年7月時点のものです

終わりに

子ども向けのおもちゃのドローンについてご紹介しました。たくさんの種類があって、迷ってしまいそうです。それぞれの興味関心、用途に合わせた贈り物ができたら素敵ですね。お子さんと一緒におもちゃのドローンで遊んでみましょう。

フリーランスカメラマン
南谷 有美
フリーランスのカメラマン。物撮りやブライダル、学校写真などその内容は多岐に渡るが、現在は広告系がメイン。カメラマンの前は保育士を5年、その他にはファスティングコンサルタント、カラーセラピストの資格を所有し、トレーナー育成経験も有り。

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