ビールがまずい理由とは?舌を慣らして飲めるようになろう!

記助
2019-07-04

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ビールがまずいと感じる人でも、飲み会では最初の1杯はビールであることがほとんどなので、飲めるようになりたいという方は多いのではないでしょうか。実際に、自分の周囲で「ビール最高!」と飲んでいる人を見ると羨ましくもなります。

ビールを克服するためには、まずいと感じる理由を知り舌を慣らしていきましょう。


ビールがまずい理由

ビールがまずい理由にはいくつかの要素があります。もちろん、味の好みもまずく感じる要素でもあるので、全てが当てはまるわけではありません。
しかし、まずいと感じるものでも、その理由を理解し工夫することで美味しく感じることは多いです。

ビールを克服して美味しく飲むためには、ビールが何故まずく感じてしまうのか知っておきましょう。

「苦味は毒」の味

人の舌には甘味・酸味・塩味・旨味・苦味の「五味」を感じる受容体が存在しています。この五味には食事を美味しく味わう以外にもそれぞれ役割があります。

例えば、甘味は体を動かすためのエネルギーになる「糖質」の味です。生命活動には欠かせない存在であるため、基本的に人は甘味を好むようになっています。

また、旨味はたんぱく質を分解してできる「アミノ酸」の味です。お肉や魚などはたんぱく質が多く含まれているので、旨味を感じます。アミノ酸は体を構築するために必要な栄養素であり、糖質と同様に欠かせない存在です。

また、酸味は疲労を回復する柑橘類の味か、食べ物が腐った味の2種類を判断しています。

では、ビールの主な味である「苦味」とはどのような味なのでしょうか。苦味は本来「毒」の味であり、毒から体を守るため人を含む多くの動物は避けるように本能に刻まれています。

実際に自然界で毒を口にすると苦く、体内から排出しようと体の防御反応が働きます。
そのため、苦味を含むビールのような飲み物は、繰り返し飲んで安全だと理解できない限り、体は拒絶してしまうのです。

つまり、初めてビールを飲むとき、大半の人は「まずい」と感じています。

体調が悪いとまずく感じることも

体調の悪い女性のイメージ画像

物の味は体調によっても変わることもあるので注意しましょう。

国税庁の「お酒のおいしさと味について」によると、「身体が疲れているときは酸味を感じる味覚が弱まり、疲労物質の代謝を促進する酸味が美味しく感じる」とあります。

このように体調によって味覚が変わることはビールにも当てはまり、本来体の毒である苦味にはより敏感になり、苦味の受容体である舌が受け付けなくなります。結果として苦味が不快に感じてしまい、より一層まずくなります。

ビールを好む人でも、いつもよりビールがまずいと感じたら、体調に異変があることを疑いましょう。

ビールを「まずい」と感じなくなる仕組み

ビールがまずいと感じる理由は、本能による要素が強いため、もともと苦味を好む人でない限りまずいと感じる人の方が多いです。

しかし、この本能によってまずいと感じている部分は、経験によってカバーできるのです。つづいては、まずいと感じなくなる仕組みを見ていきましょう。

舌が衰える

子どものころ苦手だった食べ物が大人になると食べられるようになることは多いです。例えば、ピーマンが苦手だった人も大人になると「自然と食べられるようになった」という話はよく聞くでしょう。

これは加齢によって味を感じる「味蕾」という受容体の機能が衰えることによって、食べられるようになるといわれています。子どものころの舌は敏感で、ピーマンなどの苦味を強く感じてしまいますが、大人になり味蕾が衰えると許容できる範囲の刺激に感じるようになるのです。

20歳のときであれば、まだ舌は敏感なのでビールの苦味に嫌悪感があったとしても、30歳、40歳と年を重ねるごとに不快ではなくなります。

また、日本予防医学協会によると、味蕾が必要とする「亜鉛」が不足すると、味覚の衰えは急激に進むため注意してください。

味覚の異常を放置すると必要以上に味付けを濃くする傾向があり、高血圧や糖尿病になるリスクが高まります。

経験により美味しく感じる

人はビールの苦味を本能によって排除しようとしますが、繰り返しビールを飲むことで次第に脳は「安全な飲み物」と判断するようになります。

そのため、ビールの苦味も毒ではなく楽しむものとして認識するようになり、不快感が軽減されます。

ただ人間だけは、このような本能的な嗜好だけでなく、逆に苦味や酸味を好む場合もあります。ビールの苦味やワインの酸味がそうです。本能的には危険を感じながら、経験的にこの苦味は安全だということを覚えていますので、飲む時にスリルや緊張を感じて、その感覚を楽しんでいると言われています。ジェットコースターやホラー映画を好むのと同じことです。

出典:テーマ04 お酒のおいしさと味について|国税庁

つまり、苦味が原因でビールがまずい・苦手であると感じている人は、舌が苦味に慣れるように、少しずつビールを飲むようにすれば、いずれ楽しめるようになる可能性があります。

そもそもまずい種類のビールがある

ビールはメーカーによって味わいが大きく変わるので、普段からビールを飲む人でもまずいと感じるビールがあります。

特にまずいことで有名なビールは「ハートランド」や「ブルームーン」です。

ハートランドの画像

キリンのハートランドは、苦味とコクが少なくバランスが良いためファンも多いビールです。しかし、キリンの公式サイトによるとアロマホップ・麦芽を100%使用しているため、ビール特有の香りがより一層際立っています。

そのため、ビールがまずいと感じている方からすると、苦手なビールの香りが強いためまずいと感じてしまうことが多いです。

ブルームーンの画像

ブルームーンは全米No.1のクラフトビールであり人気があります。原料にオレンジピールを使っているため、爽やかなシトラスの香りがビールと合って独特の美味しさを出しています。

しかし、ビールが苦手な方からするとビールとオレンジに組み合わせを受け入れられず、まずいと感じることも少なくありません。

ビールを美味しく飲むための方法

ビールは繰り返し飲むことで「まずい」と感じなくなります。しかし、舌が慣れるまでには、まずいと感じる状態で我慢しなければなりません。そのため、ビールの飲み方を工夫して美味しく味わうこともおすすめです。

適した温度に冷やす

冷えたビール

日本のビールは冷やすことで美味しい味わいになる種類が多くあります。日本ビール株式会社によると一般的なビールは6℃から8℃あたりが最適の温度とされています。夏の暑い日であれば、もっと冷やすことで美味しさは増します。

ビールはよく冷やした方が美味しく感じやすいので、自宅で飲むときは冷蔵庫で冷やすことはもちろん、グラスも冷やしておくことでぬるくなりにくく美味しく感じやすいです。

塩味・甘味がある食べ物と一緒に食べる

ビールの苦味は塩味や甘味がある食べ物を一緒に食べることで、不快感が軽減されます。
このように苦味が和らぐことで、おつまみとビールが進みやすくなるのです。

ビールに慣れていない段階であれば、ビール単独で味わうのではなく、好きなおつまみと一緒に味わうのがおすすめです。

のど越しを楽しむ

ビールを飲む男性

ビールの苦味は舌で感じているので、ビールを舌に触れないようにする飲み方がおすすめです。

よく冷えたビールであれば、のど越しだけで美味しさを感じられるため、慣れれるまでは「のどで飲む」ことを意識しましょう。

実際にビールの美味しく感じるようになった人の大半は、のど越しを楽しめるようになっています。

飲みやすいビールで慣れる

ビールにも複数の種類があるので、自分に合ったビールを選ぶのもおすすめです。特におすすめなのは、フルーツビールやフルーティな味わいのクラフトビールです。

まずは苦味を感じにくいビールで舌を慣らしてみましょう。

ビールに慣れるためのおすすめカクテル

フルーツビールやクラフトビールを飲もうと思っても、近所のお店で取り扱っていないことも多いでしょう。

そこで、おすすめなのは近所のスーパーやコンビニに置いているものでできる「ビールカクテル」を作ることです。カクテルであればビールの量を自分で調整できるので、ビールに慣れやすいです。

シャンディガフ

シャンディガフは、ビールとジンジャーエールを同じ分量で割ったカクテルです。。

よく冷やしたグラスにジンジャーエールを注ぎ、その後からビールを追加してください。
ジンジャーエールの甘さがビールの苦味を和らげ、さっぱりとした味わいを楽しめます。

レッドアイ

レッドアイは、ビールとトマトジュースを同じ分量で割ったカクテルです。

シャンディガフと同様に、冷やしたグラスにトマトジュースを注ぎ、ビールを追加して炭酸が逃げないように優しく混ぜてください。


トマトジュースの甘さとビールのさっぱりとした良いバランスの味わいなので、フルーティなビールを飲みたい方におすすめです。

コークビア

シャンディガフがお気に召さなかった方にはコークビアがおすすめです。

作り方はシャンディガフと同様で、ジンジャーエールをコーラにすれば完成です。コーラが好きな方は、まずコークビアを試すと良いでしょう。

ビター・オレンジ

ビター・オレンジはビールとオレンジジュースを同じ分量混ぜたカクテルです。

オレンジジュースのさっぱりとした酸味と甘味がビールの苦味をカバーします。すっきりとして飲みやすいので、ビールカクテルの中でもハードルが低いです。

パナシェ

パナシェはビールとサイダーを合わせたカクテルです。炭酸水である「ソーダ」ではなく、甘く美味しいサイダーを使うのがポイント。

サイダーの甘さがビールの苦味を抑え、シャンディガフやコークビアと違いシンプルな味わいを楽しめます。

カシスビア

スーパーでも置いていることが多いカシスリキュールを使ったカシスビアもおすすめ。

ビールをアルコールで割っているので度数は高いですが、女性でも飲みやすいフルーティな味わいになります。

まとめ

ビールが「まずい」と感じるのは独特の苦味が原因です。この苦味による不快感は経験によって軽減できるので、繰り返し飲むことでビールをまずいと感じにくくなります。

ビールを美味しく飲むためには、適度に冷やし、好きなおつまみと一緒に楽しんでください。苦手をなるべく早く克服したい人は、ビールカクテルで舌を慣らしていくと良いでしょう。

筋トレ大好きマルチライター
記助
大学時代、陸上競技部の副キャプテンを務め、スポーツクラブで働いた経験もあるのでフィットネス関連の話題が得意です。執筆歴は約6年でフィットネス以外にも、さまざまなジャンルにて執筆しています。今までの経験を活かして、価値ある情報を提供できたらと思います。自己ベストは5000m14分58秒、ベンチプレスは100kg。ライティング事業を手がける5リッチ合同会社の専業ライター。

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