iPadの充電が遅い時の対処法 チェックするポイントを紹介
iPadの充電が遅いとか、同じように使っているのにフル充電しなくなって困っている方は下記の項目をチェックしてください。簡単に原因を切り分ける事が出来るので対処法がはっきりします。
(この記事では2022年3月発売の最新iPad Airなどの情報も掲載しています)
iPadの充電が遅い原因
iPadの充電が遅くなる理由は大きく分けて4つあります。
充電アダプタの規格と気温とアプリ、バッテリーの劣化のどれかが当てはまりますが、真っ先にチェックすべき点は充電アダプタの規格です。
iPadとiPhoneの充電アダプタをチェック
iPadもiPhoneも同じApple社の製品でなので充電器が一つあれば良いと考えてしまいがちですが、二つの充電器は規格が異なります。
iPhoneとiPadはバッテリー容量が数倍も違います。iPhoneSEのバッテリーは1,624mAhですが、2018年版のiPadは8,827mAhもあるのです。
そこでバッテリー容量が多いiPad用の充電アダプタはiPhone用と比べて一度に充電できる容量が大きくなっています。
下記がiPhone用とiPad用のアダプタの違いです。
USBPowerAdapterと記載された横に10wと記載されており、その下に小さい文字でOutput5.1vと2.1Aと記載されています。
電流(A)×電圧(v)= 電力(w)ですから、10wの出力があるという事になります。
これに対してiPhoneのアダプタは差し込み口の面に小さい文字で薄く記載されているので見づらいですが、Outputが5vと1Aと記載されており、出力は5wとなります。
つまり同じ時間を充電しても2倍も充電効率が違うのです。
もしiPhone用のアダプタでiPadを充電しているのなら、iPad付属のアダプタに変えるだけで充電が早くなります。
またアダプタと本体をつなぐ際に付属の純正ケーブルを使いましょう。
iPadはUSB-Cのコネクタなので不適切なケーブルを間違って使う事は考えられませんが、手持ちの通信ケーブルを変換して使っている場合はフルに性能を発揮できません。
もしipadのApple純正を紛失してしまった場合は、Ankerの充電器がおすすめです。
出力が10wなので純正アダプタと同じように使えて、モバイルバッテリーにもなるので汎用性があります。
気温が低い
iPadに限らずバッテリーは気温の変化に影響を受けます。
特に気温が低いと充電速度が遅くなったり、充電自体が出来なくなります。冬に自動車のバッテリーがアガるのと同じことです。
これは寒さでリチウムイオン電池の化学反応が鈍くなる事に原因がありますが、詳細な説明はマニアックなので割愛します。
では何度から充電が遅くなるのかというと大体0度が基準です。
Apple社のスペック表に記載されているようにipadの動作環境は0~35度が推奨されています。
逆に35度以上の暑いところで充電すると、バッテリー自体の劣化が起きやすくなります。
下記の記事で専門家のインタビューを交えて解説しているので、興味がある方はご覧ください。
バックグラウンドアプリの異常通信
アプリが原因で充電が遅くなる可能性もあり得ます。
常にアプリが何らかのプログラムを実行していたり、データ通信をすることで電力が消費されて充電が遅くなったり、電池の減りが早くなることがあるのです。
穴のあいたバケツから常に水が漏れているような状態だと言えます。
通常はこのようなことは起きないのですが、何らかのエラーが起きているか悪意を持ったアプリをインストールしてしまった場合に発生します。
アプリの消費電力をチェックする方法は簡単です。
設定からバッテリーを選択して下さい。
下記の画面ではどの時間帯にどのアプリがどれくらい電力を消費したか一目で分かるようになっています。
もし立ち上げてもいないアプリが電力を消費していたら要注意です。
アプリの設定を見直すか、削除することをおすすめします。
バッテリーの劣化
最後のチェック項目がバッテリー自体の性能低下です。
バッテリーは消耗品です。充放電を繰り返す内に劣化して当初のスペックを維持できなくなります。
コネクタの種類や充電環境、アプリの使用状況に問題がないにもかかわらず充電が遅くなったのならバッテリーの劣化を疑ってください。
ios12.1以上のバージョンではバッテリー劣化を検知すると、設定画面でバッテリーの点検修理推奨の表示が出るようになったので、目安になります。
ただし警告表示が出る前でもAppleストアに持ち込めばバッテリーが劣化しているかチェックしてもらえます。
バッテリーの劣化は防げませんし、交換する事でしか対処できません。
ギリギリまで使おうとするとスイッチがオンできなくなることもあるので、出来るだけ早く交換することをおすすめします。
iPadのご紹介
バッテリーが劣化して、iPadを買い替えたい人向けにおすすめモデルを紹介します。
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1,200万画素の広角カメラは、被写体にあわせて画角を自動調整する「センターフレーム」機能を搭載。5色展開で色選びも楽しいAirシリーズ最新モデルです。
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非常に美しいLiquid Retinaディスプレイを備え、高画質な動画編集もサクサクの高性能さ。それでもやはりバッテリーは最大10時間もちます。
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