おすすめセンタースピーカー10選! TVの音質がよくなるかも?

moovoo編集部
公開: 2019-03-06
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大型TVの弊害を解消するセンタースピーカー

小型スピーカー

問題は、シンプルです。テレビの画面が大きくなると左右のスピーカー同士の距離も広がります。ステレオスピーカーを設置した経験のある方ならわかりますが、距離が広がると臨場感が増したように感じますが、正確な定位で聞こうとするとリスニングポジションが制限されます。大型テレビの場合は、そこまで指向性の強いスピーカーは用いませんが、視聴する位置によっては音の焦点が合いにくくなり、ピントのずれた音になってしまいます。そこで役立つのがセンタースピーカーです。主に登場人物の話し声にあたる周波数帯を中央位置から補強することで、TVの音がくっきりと聴こえやすくなります。そんなセンタースピーカーの選び方、おすすめ商品をチェックしていきましょう。

センタースピーカーの選び方

センタースピーカー選びにはいくつかのポイントがあります。それは誰もが同じサイズのテレビを同じ環境で使用している訳ではないからです。テレビの大きさ、設置環境、外部スピーカーの有無、音質へのこだわり、リスニングポジションなど様々な要素が、音の聴こえ方とセンタースピーカー選びに関係してきます。その中から重要なポイントをセンタースピーカーの選び方として紹介します。

目的に合ったスペック、価格帯のものを選ぼう

それほど高価格ではないテレビの内蔵スピーカーに、センタースピーカーをプラスして使用するなら、それほど高価格、高音質のものは必要ありません。

しかし、テレビ自体が音質にこだわりを持った製品である場合、テレビの左右に外付けのスピーカーを設置している場合など、テレビからの音質にこだわりをお持ちなら話は別です。センタースピーカーも、そのテレビや外付けスピーカーに見合ったクラスのものを用意する必要があります。

エントリークラスのテレビで、内蔵スピーカーを使用しているのなら、フルレンジのコンパクトなスピーカーがちょうどよいでしょう。外付けスピーカーを接続し、ハイクラスの音でテレビを楽しんでいるなら、筐体の作りや搭載スピーカーにもメーカーの技術力が注ぎ込まれた、数万円クラスのスピーカーが検討候補となります。

本来サラウンドシステムとして使用すべきシリーズのセンタースピーカーを先行で購入するのも、今後の拡張性を考えると良い選択です。

そのほか、テレビ画面の大きさやリビングルームの大きさ、リスニングポジションなども考慮して、センタースピーカーのクラス、価格を検討しましょう。

置き場所を考慮してセンタースピーカーを選ぶ

センタースピーカーというくらいですから、左右のスピーカーの中央に配置するのがセオリーです。しかし、その位置はテレビ画面の中央辺りのはずです。とてもスピーカーは置けません。したがってセンタースピーカーは、テレビ画面の下に設置するのがセオリーです。

しかし、そこに十分な設置場所が確保できるかどうかが、問題です。テレビ台を工夫してスピーカー置き場を作るか、狭いスペースに配置できるサイズのスピーカーを選ぶのかの2択になります。どちらも正しい方法ですが、スピーカーの選択肢に大きな影響を与えることになります。

また、センタースピーカーのデザインにも留意しましょう。画面の下に置くのですから、目に付きやすい場所といえます。派手な色や光沢のある塗装が施されたセンタースピーカーだと、チラチラ目に入り、視聴の邪魔にならないとも限りません。

存在感はあっても、目に入らない、そんなデザインのセンタースピーカーがベターです。

音質的に浮かないものを選ぼう

一番難しいのが、この3番目のポイントです。スピーカーは、複数のうちの1本だけが優れていてもダメです。また、それぞれが優れていても、個性が異なりすぎてもいい音になりません。まとめて鳴らしたときに、バランスのよい音環境になることが大切です。1番目のスペック選びにも関係しますが、既存スピーカーの音質と、馴染みやすい音質のセンタースピーカーを探しましょう。

内蔵スピーカーを使用するならテレビメーカーと、外付けスピーカーを使用するならそのスピーカーメーカーとメーカーを揃えると音色が馴染みやすい可能性があります。

後は、実際に聴いて判断するしかありません。普段のテレビの音をよく覚えておいて、試し聴きしてみましょう。正確にわからなくても、ちょっと派手な気がする、地味な気がする程度でも気がつくことができれば良いでしょう。

センタースピーカーが派手気味だと、混ぜたときに音が浮く可能性があります。センタースピーカーの役割はボヤけ気味の定位を補強することですから、そこまで派手な音である必要はありません。

テレビの音が大きく変わる? おすすめのセンタースピーカー10選!

それでは、おすすめのセンタースピーカーを紹介していきます。人気のある機種、ブランドとして信用がおけるものを中心に選んでみましたが、最後は現在のテレビとの相性問題が重要です。どんなスピーカーがテレビと相性がよいのか、想像しながらご覧ください。

ホームシアターシステムとしても定番。ヤマハ センタースピーカーNS-C210ブラック

上品かつシンプルなデザインは、どんなテレビと合わせても違和感なくでしゃばることもありません。ウーファー2個、ツィーター1個を搭載しており、バランスよく、レスポンスの良い中低域を再生してくれます。ボーカルやセリフなどが多いセンターの音域補正にはちょうど良いモデルです。

気になる大きさは、W340 × H105 × D132mmとデザインにもよりますが、TVの画面の下にも置けるコンパクトさです。

ヤマハから発売されているサラウンドシステムの1製品なので、他のスピーカーを買い足せば5.1chサラウンドなどを楽しむときにも活用できます。

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全面駆動型ユニットクラストロンドライバーを採用、onkyoセンタースピーカーシステム ブラックD-077C

特徴的なデザインですが、決して目立ちすぎることのないセンタースピーカーです。ONKYOのHTX-77HDXという2.1chのサラウンドシステムに増設するために、デザインを揃えたセンタースピーカーです。これ1つでももちろん使用できますが、LRのスピーカーとウーハーシステムを合わせて、さらに高音質のサウンドシステムを構築することも可能です。

大きさは、W357 × H63 × D70.5mmです。高さ、奥行きが非常にコンパクトなのもひとつの特徴といえます。

映画鑑賞などの感動を逃さない、存在感を高めるONKYO D-309Cセンタースピーカーシステム

ONKYOの製品をもう1つ紹介します。先ほどのD-077Cよりも後発のモデルだけあって、このセンタースピーカーの性能もサラウンドとして組み合わせたときの臨場感もグレードアップしたD-309シリーズです。

朗々と鳴り響くパワフルなウーファーと繊細な表現力でボーカルの存在感を高めるツィーターを組み合わせたD-309Cは、ぼんやりとした左右の定位をキリッと引き締め、TVの音をはっきりと引き締めてくれることでしょう。

大きさは、W418 × H143 × D154mmとちょっと幅と高さが大きめです。

クラシカルで上品なデザインDALI SPEKTOR/VOKAL

知る人ぞ知る、デンマークのスピーカーメーカーDALIのセンタースピーカーです。家具にこだわりを持つ北欧らしいデザインが目を引きます。

スピーカーとしての性能ももちろん優秀で、新開発のウーファーとツィーターユニットが繊細な音の響きまで正確に再現してくれます。しかも、広いスィートスポットを実現しており、聴く場所の自由度が非常に高いところも大きな長所です。リビングのどこからでも聴きやすい音場を作り出してくれます。

大きさは、W441 × H161 × D288mmとやや横長に思えますが、一般の単品コンポーネントとほぼ同様のサイズに合わせてあり、市販のTV台に収納しやすいサイズになっています。

世界的に有名なJBLのセンタースピーカー、JBL Arena 125C

海外の有名メーカーからもう1つ紹介します。JBLのセンタースピーカーで、89dBという高い音圧レベルを誇るので、迫力ある音でTVを楽しみたいという方に向けた製品です。もちろん、JBLのユニットと組み合わせたサラウンド環境用にも最適です。

最近、海外のJBLと国内販売で製品ラインナップが大きく変化しているので、オーディオ専門店や通販でないと入手しにくくなっているのが気になるところです。

大きさは、W546 × H179 × D200mmとかなり大きいので、配置にひと工夫必要かもしれません。

セリフに込めた感情も再生する、SONY 2ウェイ・スピーカーシステムSS-CS8

ソニー独自の発泡素材MRCを使用したウーファーとソフトドームツィーターが、再現性の高い独自のユニットを生み出しました。ソニーならではの高品質の音響パーツとエンクロージャーは、音に不要な癖をつけることがありません。特にツィーター部分に施された調整が、余計な反射を抑え、作品に込められた感情をよりクリアに、より素直に再生します。

ソニーのCSシリーズスピーカーの1つなので、その他のラインナップと合わせることで、より高品質なグレードアップが可能です。大きさは、W430 × H146 × D220mmです。

ハイレゾ対応の小型センタースピーカー、DENON SC-C37

再生周波数帯域で60KHzまでカバーするハイレゾ対応のセンタースピーカーが、SC-C37です。外装はピアノブラックフィニッシュと天然木突き板セミグロスフィニッシュの2種類が用意され、いずれも上品な仕上がりとなっています。

見かけに違わぬ艶やかな音声を再生してくれます。大きな欠点ではありませんが、出力が82dBとやや低めになっています。パワフルなサウンドをお望みの場合、アンプにそれなりのパワーのものを用意しましょう。

大きさは、W320 × H100 × D178 mmとコンパクトな仕上がりです。

リビングのデザインにもマッチする5.1chサラウンドシステムのセンタースピーカー、Pioneer S-LM2

ナチュラルな木目デザインが、リビングによく似合います。インテリアのコーディネートにもホームシアターにもこだわりを持つ方に向けてのモデルです。

センタースピーカーは、低価格ながら音響メーカーパイオニアのノウハウを活用したモデルとなっています。センタースピーカーに大事な音の明瞭さ、定位の安定感をしっかり保っています。50Hz〜40KHzまでのハイレゾ対応設計となっている点も見逃せません。

このS-LM2シリーズでは、センター、トールボーイ、ブックシェルフ全てのユニットで同一のスピーカーを使用しています。そのため位相の乱れも少なく、定位感のよいサラウンドシステムが楽しめます。ぜひグレードアップも検討してみてほしい製品です。

大きさは、W285 × H123 × D162mmです。

ボーカルやセリフを明瞭な音声で。ハイレゾ対応ヤマハNS-500シリーズセンタースピーカーNS-C500

ヤマハはピアノ製造でも世界的なメーカーですが、本製品のキャビネットにはそのノウハウが活かされています。見た目のピアノブラックの品のある塗装だけでなく、台形のキャビネットの組み方にもヤマハならではの高い木工技術が使用されています。

スピーカーの音質は、しっかりしたキャビネットの安定感、剛性などに影響を受けることは当然のことです。このキャビネットだからこそ、新型ウーファーやドーム型ツィーターも生き生きとしたサウンドを響かせることができます。

再生周波数帯域は、50Hz〜100KHzまでと幅広く、87dBの出力も余裕があります。少し聴き取りにくかったTVの音声にもハツラツとした切れを与えてくれます。サイズは、W445 × H158 × D159mmです。

Bowers & Wilkins HTM61S2-B

Bowers&Wilkinsのスピーカーシリーズのなかでも、安価な価格帯のラインナップ600シリーズのセンタースピーカーです。最上位の800シリーズのセンタースピーカーだと100万円近い価格になり、どれだけ音が違うものなのかと思いますが、この600シリーズも鮮やかで安定感のある音に定評があります。

800シリーズで導入された技術を受け継いだ本製品が、映画とリビングルームのセッションをより密度の高いものにしてくれることでしょう。大きさは資料がなかったため、後継シリーズの同クラスの製品を記載しておきます。W480 × H160 × D255mmです。

画面の人物に一歩近づくような臨場感をセンタースピーカーで。

センタースピーカーでTVは変わる?

どのセンタースピーカーのメーカー説明文にもいえることですが、センタースピーカーには画面上の人物やボーカリストなどの演者の声に鮮やかさ、明瞭さを加える効果が期待できます。また、ステレオの定位をはっきりとさせ、ぼんやりした音像を聴きやすくしてくれます。その効果は、高価格のスピーカーをしっかり鳴らした場合には明らかですが、低価格のスピーカーを小音量で鳴らしただけでも、ふらつきがちな音に芯が加わったような印象を与えてくれます。TVの音に不満をお持ちなら、家電量販店などのオーディオコーナーでセンタースピーカーの試し聴きをしてみてはいかがでしょうか。その際には、本記事で紹介した事例や選び方がきっと役に立ってくれることと期待しています。


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