音楽サブスクリプションおすすめ10選! 選び方のポイントも解説

moovoo編集部
公開: 2019-02-26
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毎月定額で楽しめる音楽聞き放題! 選ぶならどのサービス?

スマホとイヤホン

音楽の楽しみ方は、どんどん変化しています。CDの時代が長く続きましたが、今主流になりつつあるのは、間違いなくサブスクリプションサービスでしょう。サブスクリプションとは定額購入のこと。毎月(あるいは年額一括)決まった金額を支払うことで、そのサービスが提供している音楽が聞き放題になるサービスです。
今国内では10社前後のサブスクリプションサービスが展開されていますが、それぞれに特徴があり、興味はあってもどれを選ぶべきか決められないという方も少なくないでしょう。そこで、選び方のポイントとおすすめの10社を紹介していきます。

音楽サブリクションの選び方、4つのポイント

サービスの根本は音楽が聞き放題になる、という共通の内容です。それだけに、各社ともに独自性を考案しアピールすることに懸命です。ですが、実情は独自サービスの内容よりも、音楽リスニングの根本的な部分の差の方が重視される傾向の方がまだまだ強いようです。すなわち、音質や楽曲のラインナップ、そして価格です。この3つに加えて、各社の特徴的なポイントがあればそれをピックアップする形で紹介します。

音楽サブスクリプションサービスの音質

音楽サブスクリプションサービスでは、配信する音楽ファイルの容量が軽量になるように圧縮しています。CDのファイルのままインターネット上でやりとりすると、莫大なデータ容量が必要になります。通信に時間がかかることも問題ですが、月々のデータ量制限契約がある場合、無圧縮だとあっという間に制限を超えてしまいます。
そこで、音楽ファイルを圧縮し、データを軽くして配信しているのですが、圧縮しすぎると音質が劣化するという問題もあります。要はバランスが大切です。
音楽サブスクリプションサービスで採用している圧縮率は、最大○○Kbpsのように記載されています。回線状態が悪いときは圧縮率をあげファイルを軽くし、よいときには圧縮率を下げ高音質で音楽を聴くことができるようにしています。配信が途切れないための配慮がなされているわけです。これで各社のスペックを比較すると、最大256Kbpsか320Kbpsのいずれかという状況です。音質にこだわりたいなら、最大320Kbpsのサービスとなりますが、両者を聴き比べて違いがわかる方は、ごくわずかだと思います。よほどのこだわりがない限り、気にすることはないでしょう。

音楽サブスクリプション選びは、楽曲ラインアップが最重要!

音楽サブスクリプションサービスを提供している会社は、海外企業、国内企業両方があります。もともとは、海外企業から始まった音楽サブスクリプションサービスですが、開始当初は日本の音楽、J-POPや日本のロック、アイドルなどのラインナップが悪く、洋楽マニア向けのサービスであった印象があります。洋楽でも、ビートルズなどの大御所は配信されていなかったので、あらゆる音楽ファンにとってどこか物足りないラインナップでした。
しかし、音楽サブスクリプションサービスが勢いを持つにつれ、参加するレーベルが増え、国内のレコード会社の参加も増えてきました。今では、どの音楽サブスクリプションサービスも、それなりにバランスの取れたラインナップに近づきつつあります。
とはいえ、ミュージシャンによっては、こっちにはあるけどあっちにはない、という現状が多数残っているのも現実です。特に国内のヒット曲を中心に聞きたい方は、好みのミュージシャンの配信状況を比較することをおすすめします。

音楽サブスクリプションサービスの料金

おおよそ1ヶ月1,000円弱が各社の基本的な利用料金です。社会人で1人暮らしの方なら、だいたいその料金になります。
当初は、音質や楽曲ラインナップの差が顕著な比較対象になった音楽サブスクリプションサービスですが、それが好みの範囲の差しかなくなりつつある現状、各社がもっとも力を入れているのが価格面です。
学生割やファミリープランなど、携帯電話会社の料金サービスのように様々な条件で割引が受けられるようになっています。音楽サブスクリプション以外のサービスを展開している企業などは、複数のサービスの同時契約で大きな割引が受けられるようになっています。楽曲ラインナップは他社に魅力を感じるけど、こっちの会社で他のサービスを利用しているので、こちらにまとめておこう、というのも安価にサービスを受ける賢明な方法です。
そうはいっても数百円の差なので、気にしないという方もおられるかもしれません。
結構ややこしい部分なので各社の説明の中で改めて紹介します。

音楽サブスクリプション会社個々のメリットを重視する

音楽サブスクリプションの契約や聴取方法の導入の手軽さも、選択のきっかけになります。iPhoneやMacなどのApple製品を愛用している方なら、Apple musicの契約は非常にスムーズに行えるようになっています。また、聴取も普段使用するiTunesで一本化されているので、相当手軽といえます。
様々な買い物でAmazonを利用する方は多いでしょう。配送料が無料になるプライム会員登録をしている方なら、既にAmazonプライムミュージックというサブスクリプションサービスを利用することができます。AmazonはAmazon Music Unlimitedというさらに強化されたサブスクリプションサービスを展開しています。プライムサービスに慣れた会員は、ついでに契約も検討してしまいそうです。
このような付加価値との組み合わせにメリットを感じるかどうかも、音楽サブスクリプションサービス選びのポイントになります。
ラインミュージックでは、気に入った楽曲をラインユーザー間でシェアしたり、着信音に設定したりすることもできます。このような各社独自の機能も、それぞれの説明の中で改めて紹介します。

群雄割拠の音楽サブスクリプション、おすすめの10選!

それではおすすめの音楽サブスクリプションサービスを紹介していきましょう。どの会社もどんどん曲数を増やし、基本サービスを強化しているのでどこを選んでも、やや物足りないと感じることはあっても後悔するようなことはないでしょう。その物足りなさも、楽曲の追加等によって次第に解消されることも多そうです。
ここでは、基本的なスペックとともに、各社ならではのポイントに絞った紹介をしていきます。詳しくは各社のHPを参考にすることも考慮ください。

知名度、ラインナップともに抜群のApple Music

iPhoneでお馴染みのアップル社が提供している音楽サブスクリプションサービス。5,000万曲のラインナップも、サービス各社の中で最高クラスです。当初はソニーなど日本の大手レコード会社が参加を見送っていたため、邦楽に弱い印象がありましたが、今ではそんなイメージも払拭されています。
1ヶ月980円の基本プランの他、学生プラン480円、家族で楽しめるファミリープラン1,480円も用意されています。
携帯の電波が悪い状態でも音楽が楽しめるようにダウンロードしておき、オフライン再生することも可能。安心して楽しめる音楽サブスクリプションサービスです。3ヶ月のお試し期間もあるので、気軽に試すこともできますね。音質は最大256Kbpsです。

無料プランでもそれなりに楽しめるAWA

無料のお試しプランは多くのサービスが提供していますが、期間限定であったり、広告が入ったりするものがほとんどです。AWAの無料プランには、期間も広告もありません。できないことは、1曲通して再生はできない、オフライン再生ができない、月20時間まで(翌月になると復活)の3つです。気になる曲を試し聞きしてみたい、歌詞をチェックしてみたいといった用途なら十分使えます。
曲のラインナップも5,000万曲で、ジャンルも幅広く網羅しています。無料モードで、お気に入りのアーティストが参加しているか、どんなジャンルが充実しているかをチェックして、納得いけば入会してみてはいかがでしょうか。月額960円、年間プランだと9,600円で2ヶ月分お得に使えます。音質は最大320Kbpsです。

LINE友達とシェアできる音楽ストリーミングサービス。LINE MUSIC

LINEがメッセージのやりとりや通話の中心になっている、学生や若い層におすすめの音楽サブスクリプションサービスです。気に入った音楽をLINEでシェアしたり、楽曲の一部を着信音に設定したりすることができます。ラインナップされている楽曲は4,500万曲、音質は320Kbpsです。
料金は、学割プランが月480円、ファミリープランが1,400円です。Android端末だけのサービスですが、ベーシックプランという料金も用意されています。そちらだと、学割が月300円、通常が480円となります。ただし、月に20時間までの制限があります。そんなに音楽を聴くわけでないけど、友達とのシェアを楽しむなど軽い使い方をしたい方には向いているのではないでしょうか。

世界市場で1億7,000万人にサービスを提供するスウェーデンのサービス。2016年に日本上陸のSpotify

全世界でも最大規模の音楽ストリーミングサービスがSpotifyです。日本で利用できる楽曲数は4,000万曲と他サービスよりやや少なめで、洋楽に比重が強い傾向があります。しかし、まだ日本上陸から3年目を迎えたところですから、これからいっそう楽曲も充実していくことが期待されます。
最大の特徴は、有料会員にならなくても全曲視聴が可能なこと。ただし、曲間に広告が挿入される、低音質(160Kbps)などいくつかの制限があります。有料会員は月980円ですが、今なら1ヶ月無料で有料プランが試せるサービスも実施されています。学割プラン(480円)、ファミリープラン(1,480円で6人まで)のようなプランもあります。音質は320Kbpsです。

邦楽アーティストにこだわるならDヒッツ

音楽サブスクリプションサービスの多くが海外発であること、市場を比べると日本はアメリカ、ヨーロッパに比べると閉鎖的である(言葉の壁があるので)提供される楽曲に洋楽が多いのは、ビジネス上仕方がない事情があります。それだけに、邦楽アーティストにこだわったサービスは日本では刺さるはず!と狙ったかどうかはわかりませんが、邦楽ファンならDヒッツがおすすめの1つです。
提供されている楽曲は550万曲と他のサービスよりかなり少ないのですが、聴かない楽曲ばかりで何千万曲あってもそれは無意味ですよね。ぎゅっと絞った550万曲がDヒッツの魅力です。月額の費用も540円と低価格です。音質は128Kbpsか320Kbpsとなります。
ドコモが提供しているサービスなので、ドコモユーザーなら特に注目です。

6,500万曲以上の曲数、Amazon製品のファンなら一考の価値あり!? Amazon Music Unlimited

通販サイトとしても、圧倒的なユーザー数を誇るAmazonが提供する音楽サブスクリプションサービスです。Amazonではプライム会員向けにプライムミュージックという100万曲が聞き放題のサービスを用意していますが、そのサービスのアップグレード版です。アップグレードといっても100万から6,500万は極端すぎる曲数です。邦楽、洋楽以外にインディーズや民族音楽のようなニッチな楽曲が含まれているためと思われます。
Amazonで買い物したことがある方ならわかりますが、いろいろと関連商品をおすすめしてくれます。あのような感じでおすすめ楽曲を案内してくれるのはユニークな機能です。
料金は、個人プラン月980円、ファミリープラン1,480円が基本です。スマートスピーカーのAmazonエコーを持っていれば、エコー1台につき380円で利用できるプランもあります。Amazonプライム会員は個人月780円、年7,800円でも利用できます。音質は256Kbpsです。

邦楽ファンの顧客満足度比較で選ぶなら、レコチョク

邦楽(J-POPなど)に強い音楽サブスクリプションサービスです。前述のDヒッツはこのレコチョクをドコモユーザー向けにアレンジしたサービスで、こちらが本家といえます。収録曲数は650万曲、音質は最大320Kbpsです。邦楽ファンにはうれしい歌詞表示機能にも対応しています。
ユニークなのがアーティスト聴き放題ブランです。月額324円で3プラン(3アーティスト?)まで登録でき、そのアーティストの楽曲が聴き方放題になります。1人のアーティストが聴き放題というと少し範囲が狭すぎる気もしますが、プランの指定にレーベル単位で可能なものもあり、同一レーベルのアーティスト十数人を聴き放題に指定することもできます。使い方によっては、非常にお得なプランといえます。

Googleサービスをよく利用するなら注目、Google Play Music

後発のサービスですが、その分機能面の充実、Googleらしい使い勝手が研究されている印象があります。とくに、細かくジャンルわけされたおすすめ楽曲のリストはGoogleならではのデータ活用の成果なのか、なかなか洒落た楽曲をおすすめしてくれます。音楽を聴く機会は少ないけど、流行を知っておきたいといったニーズにもぴったりでしょう。利用料金は月額980円、音質は最大320Kbpsです。YouTubeの有料サービスなどとの連携もあるので、そちらも注目です。

アニメ、アニソンファンなら見逃せない、アニュータ

将来の夢はアニソン歌手という学生がいるくらい、今アニソンの人気は高まっています。そんなアニソンの聴き放題サービスです。
収録楽曲は6万曲以上。全てアニソンと考えると多いのか少ないのか検討もつきません。月額600円は、サプスクリプションサービスとしては手頃な価格でしょう。聴き放題はもちろん、ダウンロードしてのオフライン再生も可能。さらにイベントの優先チケット販売やアニソンライブのセットリストをプレイリストとして公開するなど、ファンにはたまらないサービスも提供されています。音質も320kbpsと十分。コアなアニメファンならずともチェックしてみたくなるサービスです。

クラシックファンならたまらない充実のライブラリー。ナクソス・ミュージック・ライブラリー

音楽サブスクリプションサービスの中でも、実は老舗のサービスがナクソス・ミュージック・ライブラリーです。クラシック専門ということで、ユーザーを選びそうですが、クラシックってこんなに面白い音楽だったのかと再発見させてくれる可能性のあるサービスです。同じ楽曲の聴き比べでは、演奏者や指揮者がどれだけ曲の印象に影響を与えるかをまざまざと感じることができます。楽曲や作曲者、演奏者についての細かな解説がついている点も見逃せません。
また、クラシックといっても比較的現代の作品も収められています。コンピュータによるバッハ風に作曲させた電子音楽や、NHK大河ドラマ平清盛の音楽を担当された吉松隆氏の楽曲なども収録されています。
ちょっと残念なのは、料金が高めな点。月額1,998円、年額22,140円です。他の音楽サブスクリプションサービスの2倍強します。また、入会もカード決済でなく指定の銀行口座振り込みという今時珍しい方法なのも特徴の1つです。

よく似ているようで、それぞれユニークな音楽サブスクリプションサービス

ヘッドホンと女性

流行の音楽が聴き放題、というのが音楽サブスクリプションサービスのイメージですが、サービスによって得意ジャンルに偏りがあったり、細かな使い勝手に差があったりします。じっくり、音楽を楽しみたいのか、気軽に流行しているものを知りたいのかでも使い方は変わってくるでしょう。
それぞれの特徴を比べて、自分にあったサービスを探してみてください。


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