
【最新版】七輪のおすすめ10選!使い道にあった選び方、3つのポイント
室内でもアウトドアでも初心者のための選び方とおすすめの七輪

自宅の本格的な炭火焼きや、屋外でのバーベキューを楽しむためのアイテムに七輪があります。七輪といえば、土でできた丸いものというイメージが強いかもしれません。しかし、現在では四角いタイプや金属製の七輪もあり、価格の差も大きいためどれを選べばよいか迷うこともあります。こちらでは、七輪の選び方と、おすすめの七輪10選を紹介します。
七輪を選ぶ際に重視したいポイント3つ
七輪を選ぶ際のポイントはいくつかあります。適当に目に付いた七輪を選んでしまうと、使い勝手が悪くて失敗したと思うことになりかねません。七輪を使って何を焼きたいのか、どこで食べたいのか、誰と一緒なのかといった3つの前提条件が重要です。
料理する食材にあわせた七輪を選ぶ
七輪の形状には一般的な丸いラッパ型の製品以外に長方形のものや正方形のものがあります。網の上で焼く食材が小さいものであれば丸型でも四角でもよいですが、サンマなどの長い食材に丸型は適していません。丸型の七輪で頭から尻尾までムラなく焼くためには、かなり大きな製品が必要です。長い魚などを焼くには長方形の七輪がおすすめです。
一方、フランパンや鍋といった調理器具を載せて調理するなら、丸型の七輪が向いています。焼き物だけでなく、煮物を作ったり炊いたりするなら丸型がおすすめです。焼き物や煮炊きに使える点では正方形の七輪も同様といえます。ただ、正方形タイプは価格面で選択肢になりにくいかもしれません。
自宅用かキャンプのバーベキュー用かで選ぶ
七輪を使う場所がどこかによって、選ぶべきタイプが変わります。自宅で卓上において使用するなら背の低いタイプがおすすめです。アウトドアで地面に置いてバーベキューなどに使うなら、高さのある七輪を選びます。これが逆になると、使いにくいだけでなく、安定性が悪くなって危険です。
自宅で使用する場合、締め切った室内では火災だけでなく、一酸化炭素中毒や酸欠状態になるリスクがあるため使用しないでください。卓上用であっても、十分な換気をしましょう。
また、側面に上部まで大きな開口があるかまど状の七輪もありますが、これはアウトドア用に限ります。開口部から炭や炭火がこぼれる可能性があるため、屋内での使用は危険を伴うためです。屋外でもうっかり炭に触れて火傷をしないように注意してください。
1人用か大人数でのバーベキューか、サイズも重要
もうひとつ、七輪選びのポイントで重要なのが何人で使うかです。1人用であれば小型の製品で十分ですが、大人数だとそうはいきません。ただし、メンバーが多くても大きな七輪を用意すればよいとは限らない点に注意します。
珪藻土を使った七輪の場合、内部まで珪藻土が詰まった状態です。網や調理器具を載せる焼き面が大きくなれば、同時に本体も重くなります。あまりに重いと持ち運ぶのはもちろん、自動車で運搬するのもひと苦労となりかねません。もし、落としでもしようものなら破損するおそれもあります。足の上に落としでもしたら大変です。
また、1台の七輪の周りを取り囲む人数には限りがあります。人数が多い場合、小さな七輪は向いていませんが、大きさはある程度にとどめて複数台使うのがよいケースもあります。
おすすめ七輪10選、ポイントをおさえて選ぼう
数多く出回っている七輪の中から、よく使われている人気の七輪や、それぞれの用途に適した七輪をピックアップして10選をお届けします。珪藻土の七輪から金属製のコンロまで、それぞれに特長がある製品です。七輪選びの参考にしてください。
「バンドックの水冷式七輪」は、水コンロ式の七輪でキャンプやバーベキューなどのアウトドアで簡単に炭火料理を楽しめるようになっています。水コンロとは遠赤外線効果と加熱により生じた蒸気が食材の旨みを閉じ込め、美味しくするというものです。
オーソドックスな丸型七輪の「イソライトこんろ七輪(大)」は、人気の国産炭火七輪です。
持ち運びに便利なツルもついており、約6kgの重量がある七輪本体の出し入れも楽にできるでしょう。目皿も付属しています。アウトドアでメインの炭火焼きに使用してもよいですし、バーベキューコンロの横に置いて、鍋物を作るコンロとして活用してもよいでしょう。
イソライトこんろ七輪(大)よりもコンパクトで高さを抑えたのが「イソライトこんろ七輪」です。
イソライトこんろ七輪があれば、自宅のテーブルで手軽に珪藻土コンロを使い、炭火七輪による焼肉や焼き魚を楽しめます。2~3人で一緒に囲んでも楽しいですし、自分だけでのんびりと炭火焼を堪能するのにも向いている七輪です。
「ホンマ製作所 丸型バーベキューコンロ福七輪」は薪ストーブに特化したメーカーであるホンマ製作所の製品です。2.1kgと軽量で持ち運びがしやすく、本体サイズは直径28×高さ24cmとコンパクトなので自宅でソロバーベキューをするのにちょうど良いサイズ感です。
水コンロ式で温度調整がしやすく、テーブルに安心して置使用することができます。
奥能登の天然珪藻土を切り出した「切り出し七輪長角30号」は、3人以上の使用に向いた長方形の珪藻土コンロです。また、長方形の七輪の得意分野であるサンマも問題なく置けるサイズです。
その大きさは幅が45cm、奥行きは25cm、高さが18.5cmです。コンロの深さは10cmで、重さは9kgと重いですが、このサイズなら妥当なところでしょう。
「しちりん角型ワイド」は三和金属製の珪藻土七輪です。サイズは幅41cm、奥行き24cm、高さ17cmで、サンマを3本は並べられる大きさながら、重さは7.3kgで比較的軽いといえます。火ばさみと敷台、各網が付属しています。
「奥能登特製 炭火焜炉BQ55号1人~2人用」は、自分用の七輪として思い立ったときに気ままに使えるコンパクトな長方形タイプの七輪です。小さくても能登の珪藻土を使った本格的な角型七輪に仕上がっています。
サイズは幅が26cm、奥行きが16.5cm、高さが13cmで置き場所を選びません。
キャプテンスタッグのM-6482「炭焼き名人万能七輪(水冷式)」は、パール金属製の鉄製七輪です。珪藻土を使った本格的な七輪とは違い、風情を感じたい方には向きませんが、金属製の軽くて壊れにくい特長を活かして気軽に使えるメリットがあります。アウトドアのBBQコンロとして活躍してくれる七輪です。
「飛騨コンロ国産天然珪藻土切り出し七輪 7号」は、正方形タイプの珪藻土七輪です。一般的な七輪とは異なる外観が趣を感じさせるため、自宅やアウトドアでの炭火バーベキューだけでなく、お店でも使える七輪といえます。
「炉ばた焼器 炙りや」は、一風変わった七輪型のカセットコンロです。カセットコンロのトップメーカーであるイワタニ製の安心感があります。
標準的な連続燃焼時間はおよそ90分となっているため、長時間焼き続ける用途には向いていません。自宅で手軽に焼鳥屋さんの気分を味わうといった使い方がおすすめです。
メニュー重視か状況重視かイメージしてから選ぶ

ここで紹介した10の七輪を見てもわかるように、それぞれに違いがあり、しっかりと考えて選ぶ必要があります。選ぶポイント3つに当てはめたとき、どのポイントを最重視するかによって選択肢も変わります。自分が七輪を使っているシーンをイメージして、しっかりと選んでください。