日本酒好き必見!日本酒検定の内容・難易度などを紹介

中間睦月
公開: 2019-02-04

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日本酒は多くのお酒の中でも人気がある種類の一つであり、大勢の人が好んで口にしています。
日本酒は日本が誇る有名なお酒で、世界からも高い評価を獲得しており、外国人にもファンが多くいます。
そして、日本酒の知識をどれだけ有しているかを知ることができる、日本酒検定と言われる試験が存在します。
では、日本酒検定とは一体どういったものなのでしょうか。
ここからは、日本酒検定について難易度や合格率など、詳細について解説していきます。


日本酒検定とは?

日本酒検定とは、その名の通りどれだけ日本酒についての知識を有しているかを知ることができる試験のことです。
日本酒検定は、日本酒サービス協会・酒匠研究会連合会が主催をしている試験となります。
様々な階級に分けられており、難易度もそれぞれ異なります。
では、さらに日本酒検定の中身について迫っていきます。

3級

日本酒検定の中で、最も簡単な階級であり最初に受ける試験です。
日本酒の基礎知識を有していることが求められ、特徴や魅力についても理解をしておく必要があります。
試験は50分間行われ、検定料は3,650円必要となります。
また、試験の解答方式はマークシートで行われ、全部で50問出題がされます。
合格率は全ての問題から70%以上の正解率が必要となり、日本酒の歴史や文化など基本的な知識から、造り方・マナー・楽しみ方などが出題されます。
3級の日本酒検定は合格者が上の階級に比べて多く、半数は合格する確率となっています。
しかし、正式な合格率は公表されていません。

2級

2級の日本酒検定は難易度が高くなり、日本酒に対しての基礎知識はもちろん、魅力もきちんと理解をした上で新たな楽しみ方を世に広めることができる人物であるかが求められます。
3級に比べて日本酒について深く理解していることが求められ、文化や歴史、特徴についてしっかりと学んでから受験することが求められます。
また、日本酒を飲む際に適している温度や相性の良い料理など、幅広く把握をしておく必要があります。
検定は50問のマークシート方式で行われ、検定料については4,200円必要となります。
合格するには75%以上の正解率が基準となり、難易度も高い検定です。
合格率は少なく、正式な数字は公表されていませんが、およそ30%ほどの合格率となります。

準1級

日本酒検定の中でも難易度が高い試験の一つで、日本酒についての幅広い知識を深く理解しておく必要があります。
日本酒検定の中でもトップクラスの難易度となり、造り方や飲み方はもちろん、生産量や消費量、また海外での日本酒事情など雑学についても理解をしておくことが求められます。
検定は50問のマークシート方式で行われ、検定料は4,700円です。
合格をするには80%以上の正解率が必要となり、受験者のうち合格をすることができるのは全体の20%ほどと言われています。
難易度の高さから、検定に合格をすると仕事に活かすことができるレベルで、日本酒についてプロフェッショナルの称号を獲得できると言っても過言ではありません。

1級

日本酒検定の中でも、最もレベルの高い試験となります。
日本酒の歴史や文化についても、地域による違いを理解するなど、より深い中身について把握をしておく必要があります。
また、海外の日本酒事情や消費量や料理との相性、ラベルの読み方や醸造元など、専門的な知識を有していることが求められます。
検定は50問のマークシート方式で行われ、85%以上の正解率が求められる難問となります。
検定料は5,250円必要であり、合格者は極めて少ない数字となっています。
日本酒検定1級の取得者は、後世へ日本酒の飲み方や文化を伝えていく人物であることが想定されているため、誰よりも日本酒のことが好きで、深く興味を持っていなければ取得は難しいと考えられます。

日本酒検定の受験資格について

日本酒検定は誰でも受験できるわけではなく、当然ですが未成年は受験不可となります。
学歴は特に制限なく、性別についても男性・女性どちらでも受験が可能です。
3級の試験は誰でも受けることができますが、2級検定については3級を合格していなければ受験不可と決められています。
また、準1級試験は2級の合格が必要で、1級は準1級検定の合格が必須条件です。
特に職業に制限もないため、サラリーマンをしている方が検定を受けることも多くあります。
例外として、日本酒について講師をしている方は準1級から受験することが認められています。

日本酒検定の合格発表について

日本酒検定の合格発表には数日を有し、およそ40日後に発表がされます。
合格・不合格関係なく検定を受験した方には通知が送られ、合格している方には認定カードが送付されます。
また、有料のサービスになりますが、合格を証明する認定ピンズや名刺もあり、希望をする方は購入することができます。

日本酒検定の申し込み方法

日本酒検定の申し込み方法は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会の公式ホームページから行うことができます。
検定料については現金だけでなくカードでの決済もでき、多くのカードブランドが対応しています。
注意点として、日本酒検定に申し込みをしてからの変更は一切できず、取り消しについても対応不可となっています。
さらに、取り消しをした際も返金はないことから、きちんと申し込み前に予定等の把握をしておくことが大切です。

日本酒検定のセミナーがある

日本酒検定は全国でセミナーが開催されており、有資格者が講師として招かれ日本酒について学ぶことができます。
時期も特に限定されておらず、一年中開催されており、毎回多くの人で賑わっています。
検定を受けるにあたって、日本酒を学ぶためにセミナーに参加することもおすすめです。
セミナー開催の情報は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会の公式ホームページにてお知らせがされています。

日本酒検定以外の資格

日本酒検定以外にも、日本酒に精通している検定はあります。
資格を取得しておくことで、仕事にも活かせることから人気があります。
ここからは、日本酒検定以外の日本酒についての試験を紹介していきます。

唎酒師

日本酒の資格の中でも人気がある種類の検定で、日本酒における基本的な知識や製造地についてを問われます。
また、テイスティングにおいての試験もあり、提供方法も把握しておく必要があります。
試験は20歳以上であれば受験可能で、日本酒のプロフェッショナルを目指す上で確実に持っておきたい資格の一つです。

酒匠

日本酒のテイスティングにおける専門資格です。
試験は様々な種類のお酒をテイスティングし、いかにうまく味わいを引き出すことができるかが問われます。
飲食店を経営する上で持っておくと有利な資格で、料亭に勤務する料理人は所持していることが多いです。
難易度の高い試験となりますが、日本酒のプロを目指す上では必須と言える資格になります。

まとめ

日本酒検定は、階級によって難易度や合格率は大きく変わり、プロを目指す上で必要となる準1級や1級は非常に難しい試験となります。
飲食店を経営することが目標である方は、持っておくと仕事にも役立つ資格であるため、自分からセミナーに参加することや教材で学ぶことをおすすめします。


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