
おすすめのヒーター10選!速暖タイプが人気!
寒い冬にヒーターはかかせないですね。しかし暖房器具は種類が豊富なうえに、シャープ(SHARP)、山善、パナソニック(Panasonic)、トヨトミ、コロナなど国内メーカーだけでなく、デロンギやダイソンなどの海外メーカーからも毎年新しい機種が発売され、どれを選べばよいのか分からない方もいらっしゃると思います。
この記事ではヒーターの種類と特長、選び方を解説していますので、あなたのライフスタイルにぴったりの暖房器具が分かりますよ。あたたかい冬を彩る1台をみつけてくださいね。
ヒーターの種類
ヒーターは発熱体や燃料によって様々な種類に分けられます。ここでは現在主流である5種類、石油ファンヒーター・セラミックファンヒーター・オイルヒーター・パネルヒーター・遠赤外線ヒーターについて解説します。それぞれに違ったメリットがありますので、使用目的に合わせて選びましょう。
石油ファンヒーター

昔ながらの石油ストーブの進化版が石油ファンヒーターです。燃料に灯油を入れる点は変わっていませんが、送風ファンが搭載されているので、あたたかい空気をお部屋のすみずみまで届けることができます。暖房能力が高いので、広いリビングルームのメイン暖房としておすすめ。寒冷地や、隙間風が入り込みやすい木造戸建て住居で使用してもあたたかいですよ。
灯油を使う暖房器具は石油くさいのではないかという懸念も浮かぶでしょう。その点は各メーカーが改善した製品を販売中。石油ストーブ老舗、コロナ(CORONA)の最新石油ファンヒーターには『プレミアム消臭「極」』機能が搭載されています。また石油ファンヒーターはサイズの大きな暖房器具というイメージがありますが、最近は省スペースモデルも発売されており、生活スタイルにあわせて選ぶことができます。
セラミックファンヒーター

セラミック加工された熱源に電圧をかけて熱を生み出し、送風ファンで熱風を送りだす仕組みを備えた暖房器具を総称してセラミックファンヒーターと呼んでいます。石油ファンヒーターと違い、灯油などの燃料を調達しなくてよいのが便利。しかしパワーでは石油ファンヒーターに劣るので、速暖性を活かしたスポット使いにおすすめです。
製品ラインナップは豊富で、上記のアイリスオーヤマだけでなくシャープや山善など各社から、加湿機能や人感センサー付きなどのセラミックファンヒーターが発売されています。海外メーカーのダイソンからは「羽のない扇風機」として一世を風靡した製品が、今はさらに暖房機能を備え、一台でファンヒーター・扇風機・空気清浄という3つの機能を備えた機器に進化しています。
オイルヒーター

オイルヒーターは暖房機器内に密閉されたオイルを電力であたため、機器全体が発熱することによって部屋の空気をあたためる仕組みの暖房器具です。オイル交換の必要はありません。温風が出ないので乾燥も防げます。10畳をこえる広い部屋をあたためられる機種も発売されていますが、8畳の部屋の温度を6度上昇させるのに30分程度と、部屋全体をあたためるのに時間がかかります。しかし最近では、デロンギなどから速暖性をアップした機種や、あらかじめ部屋をあたためられるタイマー付きの機種が発売されています。
パネルヒーター

オイルヒーター同様、内部パネルが発熱しジンワリと部屋をあたためるヒーターです。オイルヒーターとの違いは発熱体にオイルを使用していないこと。そのためパネルヒーターは薄く作ることができ、インテリアを邪魔しない壁掛けタイプも存在します。オイルヒーターより軽いので、ほかの部屋へ移動して使いたい場合にも便利です。
遠赤外線ヒーター(カーボンヒーターなど)

ここまで空気をあたためる暖房機器を紹介してきましたが、遠赤外線ヒーターは人の身体を直接あたためるタイプの暖房器具です。昔ながらの石英管を使った電気ストーブをイメージするかもしれませんが、最近ではよりスタイリッシュで高性能な製品が増えています。
遠赤外線は光なので、光を浴びた皮膚の深部まで直接あたためます。肌にあたらないくらい離れるとあたたかさを感じませんが、速暖性が高く小型の製品が多いので、脱衣所・洗面所・トイレなど狭いスペースで使うのに適しています。
遠赤外線ヒーターは発熱体によって、ハロゲンヒーター・カーボンヒーター・シーズヒーターに分けられます。かつて人気だったハロゲンヒーターは、カーボンヒーターに比べると電力使用量が多いわりにあたたまらないという欠点があります。シーズヒーターは、カーボンヒーターより更に遠赤外線量が多い優秀な発熱体。ただし速暖性においてはカーボンヒーターに軍配が上がります。シーズヒーターは遠赤外線ヒーターの中では価格帯が高めですが、耐久性は高いです。
ヒーターの選び方
ヒーターの選び方のコツは、使う部屋・いつ使うか・誰が使うかの3点を明確にすることです。場所・機会・使い道が明確になると、購入すべきヒーターの選択肢は自然と限られてきます。
使う部屋にあわせて選ぶ

あなたがヒーターを置く場所はどこですか?家族みんなが集まる10畳以上のリビングルーム?それとも6畳程度の寝室?タイルの床が冷たい脱衣所?
広い部屋をあたためる場合は、石油ファンヒーター・オイルヒーター・パネルヒーターが選択肢にあがります。6畳程度のベッドルームに置くなら、加湿・空気清浄・人感センサーなど様々な機能を搭載されたセラミックファンヒーターから選ぶことも可能。せまい脱衣所やキッチンで足元をあたためたいなら遠赤外線を用いたカーボンヒーターが便利です。
広い部屋をあたためる場合の電気代が気になるなら、部屋全体をあたためるメイン暖房のみに頼らず、足元など身体の一部をあたためる暖房器具の導入も検討しましょう。ダイニングルームならこたつ、書斎ならUSB給電式カーペットなど、使う部屋にあわせて選ぶのがベストです。お部屋のインテリアにあわせて、ニトリや山善の「暖炉型ヒーター」のようにデザインにこだわった商品を選ぶのも楽しいですね。
購入時は適用畳数に注意
ヒーターを選ぶときは、どのくらいの広さまであたためられるかを示す適用畳数も大切です。適用畳数が足りないと部屋がしっかりとあたたまりません。一方、部屋の広さに比べ適用畳数が大きすぎると、必要以上に電気代がかかってしまいます。カタログの「仕様」欄に、木造家屋なら・コンクリート造なら何畳まで・断熱材入りなら何畳までといったように適用畳数が記載されているので確認しましょう。
ヒーターを使うのはいつ?

ヒーターを使うタイミングを考慮することも大切です。睡眠中もヒーターをつけておきたいなら、室温が設定温度より高くなったら電源オフするサーモスタット機能や、切タイマー設定のできる音が静かな機種を選ぶ必要があります。寝ている間は換気もできないので、音・ニオイ・乾燥対策を考慮すると、オイルヒーターかパネルヒーターが適しています。
一方で帰宅後や起床直後に寒い部屋ですぐにあたたまりたい場合は、オイルヒーターや石油ファンヒーターなどのメイン暖房が動き出すまでの間、すぐに温風が吹き出すセラミックファンヒーターや、直接身体をあたためる遠赤外線ヒーターを併用するのがおすすめです。
ヒーターを置く部屋に誰がいるのかも大切

ヒーターを置く部屋に家族のメンバーの誰がいるかという視点からも、必要な機能を考えましょう。
使う人に必要な機能で選ぶ
小さな子供がいる家や、猫ちゃんなどペットが放し飼いになっている部屋にヒーターを置く場合は「チャイルドロック」や「転倒自動オフ機能」など安全性のための機能が搭載されているかどうかも確認する必要があります。家事で家の中をあちこち移動しながら使うなら、火を使わないセラミックファンヒーターや遠赤外線ヒーターが軽くて持ち運びもしやすく安心です。
使う人の体質で選ぶ
アトピーや喘息の方がいるなら、空気を汚さずホコリが舞い上がりにくいオイルヒーターや遠赤外線ヒーター、パネルヒーターがおすすめです。加湿機能がついていれば乾燥肌の方も潤います。冷え性なら内側からあたたまる遠赤外線ヒーターがおすすめ。ヒートショックが心配なお年寄りは、人感センサーで自動オンオフする小型ヒーターをトイレや脱衣所に設置して血圧の急上昇を防ぎましょう。
ペットに使うなら専用ヒーターでより安全に

猫・犬用にはペット専用ホットカーペットを選びましょう。ペットに合わせた低温設定なので、人間用ホットカーペットをつけっぱなしにするより省エネです。かじられても安全な設計で、お留守番させても安心ですね。
ヒーター 人気メーカーの売れ筋商品
数あるヒーターの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
セラミックタイプのヒーター3選
石油ファンヒーター3選
遠赤外線タイプのヒーター4選
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種類を知って、使い方に合ったおすすめヒーターを選ぼう!
いろいろなヒーターがありましたが、用途に応じた製品を選んで、上手に使えば、電気代や燃料代が驚くほど高額になるということはありません。機能やデザインなども意識して選べば、冬の生活も暖かく豊かになっていきます。