
〈プロ解説〉オフィスチェア・PCチェアおすすめ29選 人気商品を紹介
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。
デスクワークに欠かせないオフィスチェア・PCチェア。在宅勤務などで長時間椅子に座るならぜひ用意しておきたいアイテムです。
今回はワークチェア専門店WORKAHOLIC・チェアコンシェルジュの伊藤僚範さんにアドバイスをいただき、デスクワークで使うチェアの選び方と人気商品を紹介します。
オフィスチェア・PCチェアの選び方
▲動画による選び方解説です。ぜひご覧ください。詳しい取材内容はこちらの記事で
デスクワークで使うチェア選びで、特に重視したほうがよいポイントは5つあります。
①背もたれ|ハイバック以上がおすすめ
PCチェアの背もたれの種類にはハイバックとロータイプがあります。
背中の中央から上ほどまでを支えられるハイバックなら、身体を預けられる面積が広いためくつろぎやすくなります。ローバックは、背もたれが背中の中央あたりまでしかなく重心を預けられないため、長時間の利用には不向きと言えます。
また、背もたれが後ろに倒れるロッキング機能も重要なポイントです。ロッキング機能には大きく以下のタイプがあります。
- 背もたれだけ倒れるタイプ
- 背もたれといっしょに座面が倒れるタイプ
- 背もたれと座面が別々に動くタイプ(シンクロロッキング)
短時間、腰かけるだけなら背もたれのみ倒れるタイプでも十分でしょう。一方、長時間座ることが多い場合は、背もたれと座面がそれぞれ独立して動くシンクロロッキング機能つきのモデルが、ゆったり座れるのでおすすめです。
背もたれといっしょに座面が倒れるタイプは、足がバタつきがちなうえ、太ももを圧迫するため長時間の作業には向かない傾向にあります。

伊藤僚範さんのアドバイス
お尻を支えている座面と、上半身を支える背面の2つが椅子の根幹です。前のめりの姿勢は体に負荷がかかって筋を痛めてしまいます。座面に深く座って背もたれに背中を預けて、上半身を立っている時と同じ姿勢に保つのが適切な座り方です。 また、背もたれは腰のカーブが強いもの、なだらかな自然のカーブのものなどがあります。好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
②レスト|ヘッド・アーム・フットが必要かどうか

体の各部位を支えられるヘッドレスト・アームレスト・フットレストも使い心地を左右します。

伊藤僚範さんのアドバイス
ヘッドレストやアームレストは、とりたい姿勢を叶えるための+αのオプションです。
ヘッドレストは、長時間の作業中に頭を乗せて休みたい、考え事をしたいといった場合にあると便利。
パソコン作業で肘が前に出てしまうと肩や背中が丸まってしまいますが、アームレストがあれば、肘が体の横にある状態のまま作業可能。体への負担を抑えることができます。
また椅子の高さを上げたことで足が浮いたり、つま先立ちのような状態になる場合は、フットレストを使って調節しましょう。
③素材|座面・背もたれはメッシュかクッションか

PCチェアの座面と背もたれの素材は、メッシュ素材かクッション素材がおすすめです。
メッシュ素材は座るとフィット感があり、通気性も良好。クッション素材は腰をしっかり支えてくれる感覚があり、肌触りの良さに優れています。
また高級チェアのなかには、追加料金を支払うことでクッション素材からメッシュ素材へと切り替えられるモデルも。気に入ったワークチェアが自分好みの素材ではない時は、別の素材に切り替えられるか確認してみましょう。

伊藤僚範さんのアドバイス
同じ椅子でも、メッシュ素材とクッション素材(ファブリック)では体の支え方に違いがあります。メッシュは1枚の生地で体を沈ませ、押し戻すような張りで体を支えます。クッションは沈むような感覚はなく、フレームでしっかりと支えてくれます。 体格や好みによってもどちらがいいかは変わってきます。例えば、体についているお肉が少なく骨が出っ張っている方は、メッシュだと生地の張りに負けてお尻が痛くなってしまうこともあります。
④サイズ|PCデスクとの相性も忘れずに!
どんなに高級なPCチェアを使っても、PCデスクとの高さが合っていなかったり、デスクとチェアがぶつかったりすれば、作業効率は下がってしまいがちです。
特に各種レストがついている高級チェアは、一般的な椅子に比べて大きめの傾向があります。使っているPCデスクのサイズも確認しておきましょう。
⑤価格|長時間使うなら1~2万円以上のものを

PCチェアは5,000円未満の安いものから、10万円超の高級品まで幅広い価格帯があります。
<短時間の利用なら5,000円以内で十分>
会議室にたくさん置きたい場合や、短時間しか使わないのであれば5,000円以内のシンプルなモデルが選択肢に入ってきます。背もたれのロッキング機能やアームが付いていないPCチェアのほうが、置き場所をとらないというメリットもあります。
<長時間の利用なら1~2万円以上がおすすめ>
オフィスや自宅で長時間使うなら1~2万円以上のチェアがおすすめです。この価格帯のチェアには背もたれや座面の快適さなど、体への負荷に配慮したものが多くなります。
<業務効率を重視するなら10万円前後も視野に>
毎日10時間近くパソコンに向かうような方は、10万円前後の高級チェアを視野に入れるとよいでしょう。アーロンチェアを筆頭に、人間工学に配慮した疲れにくい設計の商品も多くあります。
高級チェアは長い保証期間を設けている場合が多いので、長期間愛用しやすいというメリットもあります。例えばアーロンチェアの保証期間は12年。いいものを長く使うという意気込みで購入するのも良いでしょう。
〈編集部ピックアップ〉オフィスチェア・PCチェアの人気商品

Moovoo編集部
ここからはMoovoo編集部が選んだ、オフィスチェア・PCチェアのおすすめ商品を紹介していきます。機能性にこだわった高級モデルから、手頃な価格帯のベーシックモデルまで、暮らしに合わせて選んでください。
高級モデル(3万円超)のおすすめチェア10選
- HermanMiller(ハーマンミラー)
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エンボディチェア
- 税込み275,469円(Amazon)
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浮いているような座り心地のチェア
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座った時の体への圧迫感が少ないため、浮いているような座り心地です。背中の自然なカーブに沿った背もたれとアジャスタブル機能で無理のない姿勢をキープします。
長時間、同じ姿勢を続けることのストレスを軽減するので、集中力を途切れさせずにPC作業に取り組みたい方におすすめです。
1万円~3万円のおすすめチェア14選
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