無線ルーターとは?Wi-Fiや無線LANとの違いや選び方、設置方法など
無線ルーターとは何か
回線工事しゅうりょーーー
— 神野あると (@camino_nana) 2018年10月21日
ということでADSLから光回線になりました。ONU付属の無線ではなくTPLinkの無線ルーター噛ませた上で再計測 おおお速い pic.twitter.com/UsiCueB67V
自宅でインターネットを使っているけれど、そのために必要とされる機器に関しては無頓着だという人も多いのではないでしょうか。
実際のところ、ものすごい速さで進化しているため、どんな機器が使われているのかというところまで把握しにくいのも現状です。
まず、自宅でインターネットをつないでいる場合、プロバイダに申し込みを行って機器が設置されることが多いですが、その時壁からつないでもらった機器は海鮮の種類によって呼び名が異なります。ADSL回線なら「モデム」、光回線なら「光回線終端装置」になります。
これらの機器にはルーター機能がついているものとついていないものがあり、ついていない場合は、ここからインターネットにつなぐことができるパソコンの台数は1台だけです。
家庭では複数の端末をインターネットにつなげるケースが増えてきていますが、モデムや光回線終端装置に別途無線ルーターをつなげることで、家族全員が同時にインターネットをつないだり、パソコンやスマホを同時に使用したりといったことが可能となります。
Wi-Fiルーターと無線ルーターの違いは?
ホテルにwifi無線ルーター持ち込みマンしてる pic.twitter.com/dZQ71eQpzD
— Tayu (@Tayu0404) 2018年10月17日
無線ルーターが欲しいと思っていたけれど、「Wi-Fiルーター」というものも売られているのでどちらにすればよいのかわからないという疑問を持つ方もいるようですが、実はこの二つは同じです。
以前は無線の規格が統一されていなかったため、様々な規格の無線が使用されていましたが、1997年に世界標準としてWi-Fiの「IEEE 802.11」が採用されました。
以降様々な改良を経て世界にWi-Fiが広まり、無線LAN=Wi-Fiという認識ができあがりました。
無線ルーターの選び方
新しい無線ルーターだぞい pic.twitter.com/pvEB1W5PJm
— 赤座・Verflucht・あかり (@39dayo_sushi) 2018年10月16日
それでは実際に家庭などで無線ルーターを選ぶ際は、何を目安に選んだらよいのでしょうか。
無線ルーターにはたくさんの選択ポイントがあり、パッケージなどを見ても数字やアルファベットの羅列ばかりで意味が分からないということが多いです。
お困りの方のために、この記事ではルーターを選ぶ際のポイントをご紹介していきます。
ただ、人によってこだわるポイントは異なるため、自分自身ここだけは譲れないというポイントを2~3点見つけて購入の際の目安にしてください。
規格
無線LANの規格は全部で6つです。Wi-Fiルーターと無線ルーターの違いでも触れたように、「IEEE802.11」の部分がWi-Fiの標準規格となっていますが、このあとにつくアルファベットで規格が変わります。
規格 | 最大通信速度 | 周波数帯域 | ストリーム数 |
---|---|---|---|
a | 54Mbps | 5GHz | 1 |
b | 11Mbps | 2.4GHz | 1 |
g | 54Mbps | 2.4GHz | 1 |
n | 300Mbps | 2.4GHz/5GHz | 最大4 |
ac | 6.9Gbps | 5GHz | 最大8 |
ad | 6.7Gbps | 60GHz | 1 |
最新の無線LAN規格はIEEE802.11adですが、これに使用される周波数帯60GHzは数字が大きく超高速ではあるものの、障害物の影響を非常に受けやすく、近くでなければ届かないという弱点があるため、実際に無線ルーターに使用されているのはIEEE802.11acが主流となります。
接続方法
いざルーターを購入したものの、各端末との接続方法がわからなくて大変ということもありますので、購入機種の接続方法も確認しておきましょう。
無線ルーターをつなぎたい端末とお互いにボタン一つで接続できる機種も多く発売されています。
WPS
最も一般的な無線の接続方法で、世界中の共通となっています。WindowsやAndroidには対応していますが、iPhoneには使用できません。
AOSS2
無線ルーターの大手バッファローが独自に開発した自動接続システムで、WindowsからiPhoneまで幅広い機種に対応しています。
らくらく無線スタート
NECの無線ルーター独自の自動接続システムで、あらゆる機種に対応しています。
セキュリティ
住宅地やビル街などで外部から端末の中をのぞき見されるといった被害もあるため、無線ルーターのセキュリティ面もしっかり確認しておきたいところです。
最新のセキュリティは、WPAの弱点を強化したWPA2ですが、まだこれに対応していない機器もあるので、その点だけ注意が必要です。
形状
無線ルーターの形状は様々です。壁掛けタイプや縦置き、横置きなど自分が使う場所に応じて選ぶことができますので、どこに置きたいのかを決めてから選択したいです。
メーカー
アイ・オー・データ機器
パソコン周辺機器の老舗といえるI-O DATAでは、接続しやすく初心者に優しい機種を多く発売しています。
ASUS
エイスースは台湾が本拠地のパソコン本体およびパソコン周辺機器会社です。ASUSの無線ルーターはゲーマーからの信頼が厚いだけあり、品質の高さはもちろんのこと、デザイン性の高さも人気の秘密です。
NEC
老舗の電気メーカーとして知られるNECは、インターネットの分野でもパイオニアとして活躍してきました。通信の高速性と安定性には定評があります。
エレコム
いまやパソコン周辺機器の最大手として知られるエレコムの無線ルーターは、スマホから設定を行うことができるなど初心者でも安心の設計です。
TP-LINK
TP-LINKは、中国に本拠地を置くネットワーク機器を製造販売する会社です。世界的なシェアも50%に迫る勢いで、簡単で低価格の無線ルーターが特徴です。
バッファロー
国内でトップシェアを誇るバッファローの無線ルーターは、iPhoneなどのiOS端末との接続が最も簡単で、ビームフォーミング機能にも優れています。
ビームフォーミング
最近の優れた技術として無線ルーターにオプションで搭載されているのが、ビームフォーミング機能です。
無線ルーターから一方的に出た電波を端末が拾うだけでは、障害物の影響を受けることも多いため、端末の位置を探し出して一極集中的に電波を送る機能です。
この機能により、2割程度電波の到達率が上がるという報告があります。
干渉波自動回避
実は電子レンジで使用されている周波数帯も無線ルーターと同じ2.4GHz/5GHzのため、電子レンジを使用している最中は無線が途切れてしまうという現象が発生します。
これを防ぐために、使用されていない無線チャンネルを自動的に探して使用するという機能です。
MU-MIMO
通常一度に多くの人数が無線ルーターにつながった場合、通信速度が遅くなってしまうのですが、これを防ぐのがこのMU-MIMO機能です。
先ほどのビームフォーミングを応用させた技術ですが、無線ルーター側だけでなく受ける端末側にもこの機能が必要となるため、まだこれから対応機種が増えていくのを待つ必要がありそうです。
この機能を使いたい場合は、つなげる端末側に同じ機能があるか確認しましょう。
ポート開放
一部のネット対戦型ゲームの場合、ポートフィルタリング機能を解除しなければ参加できないものがあるため、この機能がついたものを選ぶ必要が出てきます。
ネット対戦型ゲームを思う存分楽しみたいという方なら、このポート開放機能が付いたものを選択してください。
価格
無線ルーターの価格帯は、2,000円~2万円台までかなり幅広いですが、やはり価格が上がっていくにしたがって通信速度が速くなり、機能も充実していきます。
ワンルームで一人で使用するという場合は数千円のルーターでも十分ですが、複数の家族が使用する状況であれば、5千円以上の機種を選びたいところです。
無線ルーターを設置するには
無線ルーターの場所が悪くて自宅の1階でWiFiの電波が不安定。
— happyひろ (@happy6295_pad) 2018年8月12日
解消するため、設置場所を変更したいけど、ケーブル複雑すぎてわからん😭😭😭
右側のやつが無線ルーター。
自分でできる?業者依頼?#教えて機械プロ#無線ルーター#WiFi pic.twitter.com/fb1IJfyW4c
無線ルーターを設置するためには、先述のモデムまたは光回線終端装置があることが前提です。
自宅の壁からつなげられたこれらの装置に、無線ルーターをLANケーブルでつなぎます。
接続方法は、用意した無線ルーターの説明書に書かれているはずですが、わからない場合はインターネットプロバイダのサポートで対応していることもあるので問い合わせてみましょう。
無線ルーターをつなぐことができれば、あとは各端末と接続するだけです。
これに関しては無線ルーターメーカー独自の簡単接続システムなどがあるため、簡単に接続できるケースが多くなっています。
まとめ
無線ルーターとは何かについてざっくりと説明してきましたが、実はWi-Fiルーターと同じなので、パソコンだけでなくスマホやゲーム機器にも幅広い利用が可能です。
現状有線でしかインターネットを使用できない環境の場合、インターネットを複数の端末や複数人で使用できることができるように無線ルーターを導入することをおすすめします。驚くほど快適なインターネット環境が実現するはずです。
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