ノートパソコンのキーボードを無効化して外付けキーボードをつけたい時

Tanaka
公開: 2018-10-26

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ノートパソコンのキーボードを無効にする方法

ノートパソコンはキーボードが一体化しているのがメリットなのですが、壊れてしまうと逆に弱点になってしまいます。キーボード全体が壊れてしまった場合は外付けキーボードを取り付けるだけで解決するのですが、キーボードの一部が有効な状態で使っていると、間違って押してしまったりと不便です。
そこで、今回はノートパソコンのキーボードを無効化する方法をご紹介します。

Windows7でノートパソコンのキーボードを無効にする場合

Windowsの場合、OSのバージョンが違ってもおおよそ同じ方法でキーボードを無効化させることができるため、まずはWindows7での方法をご紹介します。

レジストリを変更する方法

OSで使用されている設定情報が詰まったレジストリは、普段自分で修正することはほとんどありませんが、現状ノートパソコンに付属しているキーボードを無効化できるのはこのくらいです。
レジストリを変更する方法は管理者権限で実行する必要がありますし、万が一間違って操作してしまうとパソコンが壊れる危険もあるため、パソコンに慣れた方でないとおすすめできません。また、この方法は、タッチパッドも無効になってしまうので、マウスも外付けを使用する必要があります。
大丈夫という方は、以下の方法でお試しください。
Windowsキーを押し、出てきた「プログラムとファイルの検索」に「regedit」と入力します。
これでレジストリエディターが起動するので、次の順で開きます。HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→i8042prt
「Start」をダブルクリックして「修正」を選択し、3を4に変更します。
「OK」を押して再起動します。

ソフトを使う方法

Windows7・Vista・XP・2000で使用可能なフリーソフト「KeySwap for XP」は、キーの入れ替えや無効化をレジストリをいじることなく可能にしたソフトです。
無効化はもちろんですが、キーの位置を変更したいという場合にも簡単に設定することができるので、初心者におすすめです。
ただし、無効化させたいキーを一つ一つ指定する必要があるため、特に触ってしまいそうなキーだけを無効化しても良いかもしれません。
ソフトをダウンロードしたら、「KeySwap.exe」というファイルを右クリックして管理者として実行します。
無効化させたいキーを割り当ててソフトを終了させた後は、一度ログオフが必要です。ログオフによりこの変更が有効となります。

富士通の場合

富士通のノートパソコンは、簡単にキーボードを無効化させる機能は付属していないようです。
参考として富士通公式回答サイトをご紹介します。

Dellの場合

Dellの場合も特別な方法はありません。
参考としてキーボードではなくタッチパッドを無効化させる方法は公式サイトに記載されていましたので、ご紹介します。

東芝の場合

東芝の場合もキーボードを無効にする簡単な方法はありません。
参考としてdynabookのキーボード入力ができなくなってしまったときの対応方法に関するページをご紹介します。

HPの場合

HPのノートパソコンもキーボードを無効化する簡単な方法はありません。
参考としてキーボードのトラブルシューティングに関するページをご紹介します。

NECの場合

NECの場合も特別な方法はありません。
参考としてキーボードで正常に入力できない場合の解決策をまとめたNECサポートページをご紹介します。

Vaioの場合

VAIOのノートパソコンでも無効化させるための特別な方法はありません。
参考としてVAIOの公式サイトにあるキーボードのすべてのキーが入力できない場合の対応策をご紹介します。

レノボの場合

レノボのノートパソコンにも特別な無効化の方法はありません。
参考としてキーボードで正常に入力できない場合の対処方法について書かれたサポートページをご紹介します。

Windows10でノートパソコンのキーボードを無効にする場合

Windows10でも基本的にはWindows7と同じくレジストリを修正する方法になります。
残念ながらWinodws7対応のキーボード無効化ソフト「KeySwap for XP」は、Windows10には対応していないため、使用することができません。
また、同じような機能のソフトは今のところなく、一時的な無効化を実現するソフトのみとなります。
「DeInput」という無料ソフトは、一時的にキーボードやマウスを無効化することができます。パソコンのそばを離れている際の誤作動を防ぐといった目的で作られています。

ノートパソコンの無効解除の方法

この記事の冒頭でご紹介したように、レジストリを修正することでキーボードの無効化が可能なため、その逆を行えば解除することができます。
i8042prtの数値を4にすることで無効化されたキーボードを解除するには、また3に戻せばOKです。

ノートパソコンのキーボードロック解除について

キーボードにもともとついているロック機能をご存知でしょうか?
キーボードの入力ができない場合、ロックがかかっていることがあるため、その場合はロックを解除しましょう。
キーボードロックは3種類あります。

Number Lockを解除する

ナンバーロックは文字通り数字の入力ができないようにロックするものです。
パソコンを再起動させた際などにテンキーが使えなくなったというのは、いつの間にかこのナンバーロックがかかってしまったことによるケースが多いです。
このナンバーロックを解除するには、テンキーの近くにある「Num Lock」というキーを押しましょう。
そうすると、「Num Lock」キーの近くのランプが点いたり消えたりするはずです。点いている状態で数字の入力が可能となります。

Caps Lockを解除する

英語の大文字のことをcapital letterと呼びますが、このCaps Lockは大文字の入力ができないようにロックする機能です。
ただ、通常は小文字入力がほとんどのため、はじめはロックがかかっている状態になっているはずです。
間違ってこの「Caps Lock」キーを押してしまうと、すべてのアルファベットが大文字になってしまいます。
これを解除するには、Shiftキーを押しながらCaps Lockキーを押します。Caps Lockキーは、キーボードの左端にあることがほとんどです。

Scroll Lockを解除する

Scroll Lockは、カーソルの位置を変えずに画面をスクロールする機能をロックするものです。
通常はオフになっているので、使用する機会がない人が多いかもしれませんが、エクセルを使う時に便利な機能です。
ただし、現在はマウスにホイールがついているのが一般的で、これで事足りてしまうため、このScroll Lockキーは無用の長物となりつつあります。そのため、このScroll Lockキーがついていないキーボードも多くなっています。
まれにこの機能がオンになってしまった場合は、Scroll Lockキーを押すだけで解除されます。

いざ外付けキーボードを取り付けるには

外付けのUSB接続タイプのキーボードは、マウス同様、繫ぐと自動的にドライバがインストールされ、すぐに使用可能となります。
ノートパソコンの場合、どうしても付属のキーボードがあるため、外付けキーボードを取り付けると以前よりスペースが必要になってしまいます。
その場合は、モニタースタンドなどを利用すると良いでしょう。

まとめ

デスクトップの場合はキーボードが壊れても新しいものに変えるだけで済んでしまいますが、ノートパソコンの場合は少しやっかいです。
レジストリを変更するなんて怖くてできないという人でも、便利な無料ソフトがあるので安心ですね。
ぜひ快適な環境でのパソコン生活をエンジョイしてください。

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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