ICレコーダーのおすすめ6選。シーンに合わせた選び方を解説
ICレコーダーのおすすめ人気モデル6選をご紹介します。安いものからプロが使う高額なものまで、ICレコーダーは価格も機能も様々。
購入前にチェックすべき項目をまとめましたので、ご自身に必要な機能やデザインを確認し、長く使える一台を見つけてください。
ICレコーダーの選び方
ICレコーダーとは、音声や楽器の音などを記録する機械のことです。会議での文字起こしが目的の場合や、語学学習に活用したい場合、音楽を臨場感たっぷりに録音してCDにしたい場合など、購入すべきICレコーダーはシーンによって異なります。まずは、最近のICレコーダーの特徴・機能をご紹介します。
携帯性にこだわる
ICレコーダーを持ち歩く機会が多い方におすすめなのが、ペン型や小型のICレコーダーです。
最近の小型ICレコーダーは音質も良く、気軽にちょっと録音しておきたいときに便利です。
軽量ですので嵩張らず、文具のようにポケットに入れて取り扱いできるので煩わしさがありません。
デメリットは、一般的なサイズのICレコーダーに比べるとバッテリーがやや弱めということでしょうか。
長時間に及ぶ録音や、演奏を録音するなど音質を重視したい場面では注意が必要です。
音質にこだわる
室内の会議での議事録用に録音するなど、少人数の声を聞き取れれば良いということであれば、中級クラスのICレコーダーでも十分です。
ただし、広い会場での録音や大人数が話している内容を録音するシーンも想定するなら、ハイエンドモデルをおすすめします。
後から文字起こしをしたい場合「書き起こし用再生」などの機能がついているモデルもあります。
再生スピードを調整したり、早送り、早戻しなど機能があれば、議事録作成も容易ですので、購入前に確認しましょう。
音楽の録音など、音質にこだわるシーンでは、音源を非圧縮で録音することができるハイレゾ対応のリニアPCMレコーダーがおすすめです。
可動式のマイクが搭載されていたり、録音のレベルを自動調整してくれるリハーサル機能が搭載されていたりと、高性能なモデルが各メーカーから発売されています。
高性能なものは操作が難しい印象があるかもしれませんが、最近のハイエンドモデルは操作も簡単に出来ているため初心者でも挑戦しやすく工夫されているものが多いです。
価格にこだわる
価格の安さにこだわるなら、シンプルなボイスメモ機能が搭載された小型のICレコーダーが各メーカーより発売されています。
低価格帯のモデルは操作もシンプルで扱いやすいのが特徴です。
ただし、電池の持ちや容量には不安な機種もありますので、ご自身に必要な機能を確認して購入しましょう。
ラジオ録音機能にこだわる
特に語学学習用にICレコーダーを購入検討されている方におすすめなのが、ラジオ録音機能が搭載されたモデルです。
中には予約録音が出来たり、繰り返し聞きたい部分をリピート再生したり、シャドーイングで発声練習できるものなど、語学学習に特化した機能が充実したモデルもあります。
もちろんICレコーダーとしての機能も搭載されていますので、レッスンで先生の声を録音したりすることも可能です。
ラジオをたくさん録音して持ち歩きたい方は、メモリーの容量を確認しておきましょう。
内臓メモリーだけでなく、更にmicroSDカード等を挿入して容量を増やすことのできる機種も増えていますので、必要に応じて選びましょう。
Bluetooth搭載にこだわる
Bluetoothが搭載されているICレコーダーなら、ヘッドホンやイヤホンなどBluetoothが搭載されたオーディオ機器にワイヤレスで接続することが出来ます。
また、専用アプリを使って、ICレコーダーを遠隔操作することが可能なモデルもあります。
ICレコーダーを講演者の近くに置いて、遠くから操作したい場合などに便利です。
ICレコーダーのおすすめメーカー
最もポピュラーなICレコーダーのおすすめ国内メーカー3社をご紹介します。メーカーによって、力を入れている部分が異なりますので、事前に理解しておきましょう。
SONYのICレコーダー
ソニーICレコーダーの魅力は、初心者向けの使い方が簡単なものから、プロ仕様のものまで幅広い選択肢があり、音質の良さにこだわったスタイリッシュなデザインが多いところです。
会議や取材などのビジネス利用はもちろん、語学学習やレッスンでの使用、音楽の録音など、様々なシーンに応じた最適なモデルが揃っています。
OLYMPUSのICレコーダー
オリンパスは「BCN AWARD 2018」のICレコーダー部門で最優秀賞を受賞しており、2017年の販売台数1位という実績を誇ります。
カメラメーカーで有名なオリンパスですが、音質にこだわるミドルクラス〜ハイエンドモデルのICレコーダーが充実しているので、どれを購入しても失敗が少ないのが特徴です。
PanasonicのICレコーダー
パナソニックは様々な家電を発売しているメーカーだけあり、初心者向けからプロ仕様のモデルまで充実したラインナップが魅力です。他社に比べてカラー展開の選択肢が多いため、仕事やプライベートなど様々なシーンで利用しやすいデザインが多く女性にも人気です。
語学学習に活用できるシャドーイング機能を活用した語学学習方法が公式サイトで詳しく解説されていますので、語学学習での購入を検討されている方は是非チェックしてみてください。
ICレコーダーのおすすめ製品6選
最近のICレコーダーに搭載されている機能を理解したところで、最新の人気モデルを6つご紹介します。
各機種を比較して表にしていますので、比較検討の参考にしてください。
SONYのハイエンドモデル、リニアPCMレコーダー「PCM-A10」
2018年10月6日発売の新型モデル「PCM-A10」は、可動式マイク付きのハイレゾ対応リニアPCMレコーダーです。
会議や講演だけでなく、音楽の録音も高品質に録音することが出来ますので、1台で何役もこなせるハイエンドモデルです。
リハーサル機能搭載で録音レベルを自動調整してくれるため、初心者でも難しい設定をすることなく音楽録音を楽しむことが出来ます。
また、Bluetooth搭載ですのでワイヤレス接続が可能。ソニーの専用アプリ「REC Remote」を使えば録音の開始・停止はもちろん、リハーサル機能・録音モードなどを遠隔で操作することが出来ます。三脚に設置することも出来ますので、操作音などの録音を防ぎます。
音質・機能ともに申し分ないため、様々な利用シーンが想定される方で予算に余裕がある場合におすすめの一台です。
録音形式 | リニアPCM / MP3 |
---|---|
内蔵メモリー | 16GB |
対応メディア | microSDHC/microSDXC |
内蔵マイク | ステレオ録音 |
最大録音時間 | 約636時間(モノラル標準48kbps) |
質量 | 82g |
バッテリー | 充電式 |
Bluetooth | ○ |
特徴 | ソニーのハイエンドモデル。ハイレゾ対応リニアPCMレコーダー |
価格 | 税込21,470円 |
ラジオを録音できるSONY「ICZ-R110」
ラジオで語学学習をしたいと考えている方におすすめのICレコーダーがソニーの「ICZ-R110」です。
スピーカークレードルに繋ぐとラジオを聞くことができるだけでなく、充電もしてくれます。お気に入りのラジオ局を登録して簡単に呼び出したり、予約録音することも可能です。また、再生スピードを変更できる「デジタルピッチコントロール」搭載で、任意の音声を繰り返し再生する機能もついているため、語学学習にも使い勝手が良いモデルです。
もちろん、ICレコーダーとしての機能も優秀で、音源非圧縮のリニアPCD録音が可能です。
録音形式 | リニアPCM(マイク録音のみ)/MP3 |
---|---|
内蔵メモリー | 16GB |
対応メディア | microSDHC |
内蔵マイク | ステレオ |
最大録音時間 | 約715時間(モノラル標準48kbps) |
質量 | 84g |
バッテリー | 充電式 |
Bluetooth | × |
特徴 | FM/AMラジオの予約録音が可能。付属のスピーカークレードルは充電も可能。 |
価格 | 税込20,120円 |
ペン型ICレコーダーでスマートに持ち運びできるPanasonic「RR-XP009」
パナソニックから2018年10月26日発売予定のスティック型ICレコーダー「RR-XP009」です。
ブラック・シルバー・レッドのカラー展開があり、手軽に胸ポケットに入れて録音したい場合などにおすすめです。
USBをパソコンに繋げば、充電も可能。取材などで利用する際、話し相手に重圧感を与えない気軽さが魅力です。
録音形式 | MP3 |
---|---|
内蔵メモリー | 8GB |
対応メディア | - |
内蔵マイク | ステレオ |
最大録音時間 | 約2,158時間(モノラルMP3-8kbps) |
質量 | 34g(充電式電池を含む) |
バッテリー | 単4形充電式電池 |
Bluetooth | × |
特徴 | 付属の単4形充電式電池を入れたままでUSB接続すると充電も可能。 |
価格 | 税込11,280円 |
スタイリッシュなSONYのステレオICレコーダー「ICD-UX560F」
ICレコーダー初心者におすすめのベーシックモデルソニーの「ICD-UX560F」は、スタイリッシュなデザインで、シルバー、ブラック、ゴールド、ピンクの4色展開です。
リニアPCM録音形式搭載で高音質にこだわっており、フォーカス範囲が選べる「フォーカス録音」、遠くの音・小さな音をしっかり録音できる「Sマイク・システム」、自動でマイク感度を調節してくれる「おまかせボイス」など、ソニーならではのこだわりが充実しています。
さらにミュージックプレーヤー機能が搭載されていますので、好きな曲を持ち歩くことも可能です。また、FMラジオを聞いたり録音したりすることも可能です。
USBにダイレクト接続できますので、「ケーブルを忘れてデータを取り込めない」というミスを防ぐことができます。
Bluetoothなどハイエンドモデルに搭載されている機能はありませんが、使い方が簡単で価格と機能のバランスが良い機種と言えます。
録音形式 | リニアPCM/MP3 |
---|---|
内蔵メモリー | 4GB |
対応メディア | microSDHC/microSDXC |
内蔵マイク | ステレオ |
最大録音時間 | 約159時間(モノラル標準 48kbps) |
質量 | 52g |
バッテリー | 充電式 |
Bluetooth | × |
特徴 | 「フォーカス録音」機能で狙った音をフォーカスして録音可能。USBダイレクト接続でケーブル不要。 |
価格 | 税込10,534円 |
コストパフォーマンスの高いOLYMPUS「Voice Trek V-862」
オリンパスの人気モデル「Voice Trek V-862」は、ビジネスや語学学習に必要な基本機能が備わったコストパフォーマンスの高いモデルです。
2018年10月現在、価格コムの満足度2位にランクインしています。
録音形式はMP3のみですので、音質にこだわりがなければ十分に活躍してくれます。
例えば、録音するシーンに合わせてマイク感度を自動で調整する「ボイスチェイサー」機能とマイクを2個を配置した「トゥルーステレオマイク」により、安価なモデルながらも、リアルな空気感を録音出来ます。
また、語学学習に使える「シャドーイング」機能や、「ゆっくり再生モード」を搭載。パソコンから音楽データを転送して持ち歩いたり、ポッドキャストのファイルを保管できる「ポッドキャストフォルダー」など充実しています。
録音形式 | MP3 |
---|---|
内蔵メモリー | 4GB |
対応メディア | microSD/SDHC |
内蔵マイク | ステレオ |
最大録音時間 | 約1,040時間(モノラル標準 8kbps / 内臓メモリ) |
質量 | 77g |
バッテリー | 単4形アルカリ乾電池2本(充電は出来ない) |
Bluetooth | × |
特徴 | 最大32GBまでのカードを挿入して容量を増やすことが可能。 |
価格 | 税込5,899円 |
OLYMPUSのシンプルさを追求したICレコーダー「VN-541PC」
安さとシンプルな操作にこだわるなら、オリンパスの「VN-541PC」がおすすめです。
持ちやすいグリップ設計が特徴で、大きくて押しやすいボタンは幅広い年齢層に人気があります。
「とにかく手頃なものがひとつ欲しい」という方におすすめのモデルです。
録音形式 | WMA形式 |
---|---|
内蔵メモリー | 4GB |
対応メディア | microSD/SDHC |
内蔵マイク | モノラル |
最大録音時間 | 約148時間40分(LP WMA 5 kbps) |
質量 | 67g(電池含む) |
バッテリー | 単4形乾電池2本 |
Bluetooth | × |
特徴 | お手軽にボタンひとつで録音開始できる、シンプル設計 |
価格 | 税込3,799円 |
まとめ
筆者のおすすめは、ソニーのステレオICレコーダー「ICD-UX560F」です。
1万円程度で、リニアPCMで録音できる高音質と、USBダイレクト接続など機能面でも使い勝手が良いからです。
また、デザインがスタイリッシュで重々しくないため、初めてICレコーダーを購入される方におすすめです。
予算や使用シーンに合わせて、ご自身に合った一台を見つけてみてください。
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