エアコンのつけっぱなしは節約になる?!故障しない?気になる疑問を解決!

moovoo編集部
公開: 2018-10-03
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エアコンつけっぱなしの正しい節約方法と利用する際の注意点を知ろう!

疑問 

特に暑い夏、日中や寝るときも、エアコンをつけっぱなしにされる方は多いのではないでしょうか。小さなお子様や、ペットのいるご家庭では、ある程度エアコンをつけっぱなしにする必要もでてきます。その際、気になるのが電気代。エアコンの節約方法は、夏と冬では違いますので、正しい使い方で電気代を節約しましょう。また、エアコンを連続稼働させるとこで、故障をしないか?何時間までなら大丈夫なのだろうか?など色々と出てくる疑問を解きながら、シーン別のエアコンを利用する際の注意点も紹介しますので、普段の生活に役立ててください。

つけっぱなしが電気代の節約になるのは夏!

エアコン 暑さ

夏の冷房のつけっぱなしが節約になるのは本当ですが、冬の暖房のつけっぱなしは節約にはなりません!また、夏でも、つけっぱなしで節約できる場合と、スイッチを切ったほうがいい場合もあります。つけっぱなしの消費電力や、節約になる理由と方法をチェックしてみてください。

夏の冷房と冬の暖房の電気代の違い

エアコンが最も消費電力を使うのは、設定温度まで温度を下げる、または上げるときです。冷房の場合、高い室温を急激に下げるときが一番電力を消費しますが、一度冷えた室温をキープする場合の消費電力は小さく済みます。なので、こまめにオン・オフすることで、停止時間が長いほど室温は上昇し、エアコン再起動後の消費電力は大きくなります。こうした理由で設定温度に室内が冷えたからといってスイッチを切るのではなく、つけっぱなしにしておくほうが電気代の節約になります。そして、冬の暖房の場合は、外気温との差が夏よりも大きいため、電気代は上がります。また、暖房は温風を高温に保つためにエアコン内部で常にオンオフを繰り返している状態なので、つけっぱなしは節約にはなりません。こまめなスイッチのオン・オフが効果的です。

いつでもつけっぱなしが節約に効果的?

夏のエアコンはつけっぱなしが節約できるといっても、24時間つけっぱなしがいいわけではありません。効果的なつけっぱなしは、30分から1時間程度の外出をするときや、外気温と設定温度の差が大きい時間帯のつけっぱなしです。再起動の回数や、再起動時の負担が大きくなるタイミングをさけると節約になります。

つけっぱなしが節約になる時間帯がある?

エアコンが最も多く電力を消費するのは、外気温と設定温度の差が大きい運転開始直後です。外気温が関係するということは、気温が異なる日中と夜とで消費電力量が変わってくることが分かります。よって、日中9:00~18:00の外気温の高い時間帯は「つけっぱなし」の方が消費電力量が少なく節約に繋がります。夜18:00~23:00の外気温が低下する時間帯は、「こまめにオン・オフ」がおすすめといえます。但し、熱帯夜など、夜になっても気温が下がりにくいこともありますので、エアコンのつけっぱなしは外気温を考慮して行ってください。

運転機能を利用して節約しよう!

つけっぱなしも、どの運転モードにするかで、電気代は変わってきます。エアコンに備わった機能を利用して快適に節約をしましょう。一番おすすめなのは自動運転です。短時間のうちに設定温度にしてしまった方が、電気代を安く抑えることもできるので、室温が設定温度になるまでは強風運転、その後は微風運転と1番効率のよい運転をしてくれる機能です。節約を考えて弱運転モードでスタートすると、室内温度が設定温度に下がるまでに時間がかかってしまい逆効果になります。

冷房と暖房の設定温度による消費電力を知って節約を!

設定温度はいつも何度にされていますか?つけっぱなしにする際も、消費電力を抑える基本的な節約方法は設定温度の見直しです。
冷房は設定温度を1℃上げることで約13%消費電力を減らすことができます。また、 暖房は設定温度を1℃下げることで約10%消費電力を減らすことができます。節約しながら、無理のない設定温度で快適に過ごしてください。

エアコンはつけっぱなしでも大丈夫?気になる疑問をスッキリさせよう!

考える

エアコンをつけっぱなしで使っていると、電気代以外にも、エアコンに与える負荷や、身体への影響も気になります。安心してエアコンを利用するためにも疑問を解決していきましょう。

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エアコンの寿命への影響はあるの?

寿命は運転時間に比例するようです。家庭用のクーラーは毎日8時間を目安に寿命の計算をしているようですが、一般的な平均寿命は10年です。日頃の手入れはもちろん、時には専門業者の力も借りて、エアコンのメンテナンスが必要です。特に季節変わり目には、しっかりチェックして本格稼働の際に故障したり、動かない?!ということが無いようにしたいですね。

新生児のいる部屋でエアコンはどう使う?

赤ちゃんは体温調節機能が未発達なため、暑い部屋にいると体に熱がこもり、体温が上昇してしまいます。また、30度以上になると室内でも熱中症になる恐れがあり、非常に危険です。特に夏場は夜も気温が下がらず、熱帯夜続くなど、エアコンをつけっぱなしにすることが多くなります。その際エアコンの冷房の温度設定は、外気温に対して、室内の温度がマイナス5度以内にするのがベストです。外気温と室内の差が大きすぎると、今度は外出したときに赤ちゃんの体に負担がかかってしまうからです。ただし、35度以上の猛暑日は、28度を目安に設定することがおすすめです。そして、クーラーの「湿度設定」がある場合は、50~60%を基本にすると赤ちゃんにとっては快適になります。また、1日に2回程度は換気をして、外の湿気を取り込み、空気の入れ替えをしてください。夜、寝かしつけるときは、いつもより1~2度低く温度設定するのがポイントです。人は寝入るまでがいちばん暑く、汗をかきます。眠ってしまえば体温が下がるので、室温を元に戻すと快適に眠れます。エアコンの風は直接当たらないように気を付けてください。

ペットのお留守番にエアコンはどう使う?

夏の時期に閉め切った部屋は、予想以上に温度も湿度も高くなるため、ペットを残して留守にするときは室内の環境を整えて、エアコンを上手に活用しましょう。先ずは、エアコンで室内の温度を一定に保つことが大切です。設定温度は基本28度をキープしましょう。冷房機能だけでなく、外気温や湿度によっては、除湿機能を活用するといいです。部屋の湿度の目安は60%以下です。また、扇風機やサーキュレーターで、室内の空気を循環させ、室内の温度のムラをなくします。換気扇を使って換気をすることも効果的です。また、室内の温度を上げてしまう直射日光が差し込まないように、窓辺のカーテンやブラインドは閉めましょう。

日中のエアコンつけっぱなしは身体に悪い?

夏になると、なんとなく体調がよくない…そんなふうに感じることはありませんか?もしかすると「冷え性」かもしれません。エアコンによる冷房病です。エアコンのきいた部屋にいると、「ちょっと肌寒い」と感じることがありますが、そうした状態を長時間、あるいは毎日のようにつづけていると、体は大きなストレスを受けています。ストレスから身体を守るためにも、上手にエアコンと付き合いたいですよね。エアコンの標準的な設定温度は、25~28℃が良いとされていますが、「寒い」と感じない温度に調節をすることがおすすめです。 エアコンをつけっぱなしにすると、体が慣れて寒さにも鈍感になるので、ときどきエアコンをとめ、窓をあけて外気をとり入れることも大切です。 また、エアコンの風に直接当たると、体温が急速に奪われるので、風向きをコントロールして、直接冷気に当たらないようにしましょう。 外気温が30℃程度なら除湿だけでもかなり快適になります。エアコンの使い方を工夫して、身体に負担のない利用をしてください。

寝る時のつけっぱなしは身体に悪い?

熱帯夜など、寝苦しい夜の睡眠不足を避けるためにも、寝るときのエアコンは重要です。節約や、身体のことを考えて、寝る時はタイマー設定を利用する方も多いですが、最近のエアコンで自動運転をしている場合、部屋の温度変化がなければほとんど電力を消費しないので、つけっぱなしでも電気代の心配はいりません。体にとっても、夜中に途中でエアコンが止まって暑くて目が覚めてしまうということもなく、睡眠不足を防げます。快適に眠れる環境の目安は、室温26度以下、湿度50~60%と言われていますが、身体の冷やしすぎは良くないので、寝る際の室温は28度前後の設定がおすすめです。高めの設定温度でも、快適に入眠できるように、就寝する1時間ほど前を目安に、寝室のエアコンで、低めの温度設定にして、先に壁を十分に冷やしておき、寝る前に28℃前後に設定温度を上げたり、扇風機で風を壁に当ててエアコンと併用し、室内の空気を循環させると効果的です。

冷房よりも除湿電気代のほうが安い?

湿度の高い日本では、除湿をすることで、涼しくかんじられ、冷房が不要になる日もあります。冷房と除湿の違いと、電気代はどちらが安いのでしょうか?
冷房は部屋の空気の「温度」を下げる機能で、暑い部屋から熱を追い出して涼しくします。除湿は部屋の「湿度」を下げる機能で、じめっとした部屋から水分を追い出し空気をサラサラにします。そして、除湿にはタイプが2つに分かれていて、温度を下げながら除湿する「弱冷房除湿」と温度を下げないで湿度を下げる「再熱除湿」があります。この3つの電気代を比較すると、「再熱除湿」が一番消費電力が多いので、長時間の稼働は電気代がかかります。「弱冷房除湿」は冷房よりも消費電力が少ないため、電気代は冷房より安くはなりますが、気温が高い日は温度が下がりにくいです。つけっぱなしの際は、除湿のタイプに気を付けて利用してください。

上手なエアコンのつけっぱなしで快適にお得に生活しよう!

快適

エアコンのつけっぱなしについて紹介してきましたが、いかがでしたか?疑問は解決できたでしょうか?エアコンの機能や、節約方法を知ると、安心してつけっぱなしでの利用ができますね。生活には欠かせないエアコンを上手につかって、無理なく節約しながら快適に過ごしましょう。


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