ノートパソコンのクーラーは今や必須アイテム。どれを選ぶ?

Tanaka
公開: 2018-10-05

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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ノートパソコンクーラーの必要性

ネットでよく見かけるのが、「ノートパソコンがハンパなく熱いんですが、大丈夫でしょうか?」といった質問です。
特に夏はかなりの高温になるので、古いノートパソコンなどの場合、熱さにやられて危機を感じたパソコンが自動的にシャットダウンするといった現象も知られるようになってきています。
デスクトップと比較して、ノートパソコンは小型化しているだけに、CPUやHDDに負荷がかかりやすくなっているのも、ノートパソコンが高熱化してしまう理由と言えるでしょう。
もともと各メーカーは、ノートパソコンを使用する際の室温が10~35℃を想定して販売しています。そのため、大前提として室温がそれを上回る場合には注意が必要です。(室温が低すぎてもよくありません)
合わせてHDD本体の動作時適正温度は30~50℃が想定されているため、それよりもノートパソコンが熱くなっているようであれば故障の危険が高まるのは明白です。
少し前には水冷式ユニット付きゲーミングノートパソコンも出現するなど、クーラーによってパソコンの性能がグンと高まることが実証されています。

ノートパソコンのクーラー以前に内部を掃除すると熱はどうなる?

高熱化の原因の一つとして挙げられるのが、パソコン内部にたまったごみやほこりです。長年使用しているパソコンの場合は、どうしても内部にほこりが入ってしまい、排気口のフィルターにたまると熱を逃がすことができなくなってしまいます。
そのため、クーラーなどを購入する前に一度パソコンを分解して掃除を試すのもアリかもしれません。
ただ、内部の掃除はバッテリーを外すところから始まり、ありとあらゆるネジを外す必要が出てきます。素人が思いつきで始めてしまって戻せないということもあり得る話なので、おススメできません。
シャットダウンばかりで使えないし壊れても仕方ないというところまできているのであれば、試す価値はあります。実際排気口のフィルターを掃除すると発熱もおさまることが多いです。

ノートパソコンのクーラーは自作可能か?

分解は怖いので、それならノートパソコンのクーラーを自作したいという人も多いのではないでしょうか。発熱の程度にもよりますが、まずは自作で様子を見るのも一つの方法です。
お手入れではなくあくまで自作ということになると、一番簡単な方法としては底上げが考えられます。
ノートパソコンの底面に一番熱がたまりやすいため、空気の通りやすいメッシュの箱などにノートパソコンを乗せると若干温度が下がります。100均などでちょうどよい大きさのものを探してみましょう。
また、ノートパソコンの4つ角に同じ大きさのものを置いて底上げすれば、それだけでも違います。
他にもかなりの労力とお金をかけてクーラーを自作する方もいますが、それならば市販のものを買ってしまった方が安いということもあるので、そのあたりは自作にかけることができる時間や予算を把握する必要があるでしょう。
自作する場合にこれだけはやめておきたいというものは、保冷剤などにパソコンを乗せたりすることです。
保冷剤はもともと食品向けに作られているので、パソコンに使用すると結露が発生し、壊れてしまう可能性が高いです。タオルにくるむなど直接あてない方法をとるのも危険なのでやめておきましょう。

ノートパソコンのクーラーパッド(シートタイプ)の効果は?

ノートパソコンのクーラーパッド=クーラーファンという方も多いようなのですが、ここではクーラーパッド=貼るタイプの冷却シートになります。
筆者自身は貼るタイプの存在を知らなかったこともあり、試したことがないのですが、調べてみると高熱伝道素材でできた製品があり、これをパソコンの底面に貼り付けることで熱を放出できるというものだそうです。
排出口をふさぐことなく、またパソコンのサイズに関係なく使用できるので、こんな製品があるなら使ってみたいなとさらに調べたところ、口コミ評価はあまり高くないんですね。
貼らないよりは貼った方がいいという感じで、劇的に温度を下げるということではないようです。
まだパソコンの熱で困ってはいないけれど、被害が出ないように予防しようという人にはおすすめかもしれません。

ノートパソコンクーラーのおすすめ

筆者も中古ではありますがノートパソコンがあまりの高熱でシャットダウンしてしまうことが増えたため、ファン式のクーラーを何度か購入しています。
次回クーラーが壊れてしまった時に買いたいものという観点でおすすめの商品をご紹介します。
最近はノートパソコンを冷却するためのクーラーが多く売られていますが、ノートパソコンのクーラーといっても、その冷却方法も一つではありません。
それぞれのメリットデメリットを比較し、自身の環境に合った一品を見つけてください。

ファン式クーラー

ノートパソコンを乗せて使用するクーラーパッドは数多くの種類が販売されていますが、サンワサプライのノートパソコンクーラー400-CLN025
(楽天で税込み価格2,000円)は5つのファンが特徴です。
17インチまで対応可能な広範囲の台に5つのファンが内蔵されているので、同時に多くの空気を回してパソコンの底面部を強力に冷却します。
また、冷却の際ファンが回る音がうるさいという弱点を改良し、静音性を実現しているのもおすすめポイントです。
クーラー本体にもUSBハブが2つついているので、クーラーによりUSBハブがふさがってしまっても問題ありません。

対応PCサイズ 17インチ迄
ノイズレベル 約25dBA(騒音目安 20dBA:木の葉の擦れ合う音、30dBA:郊外の深夜・落ち葉の音)
外形 W400×D320×H57から100mm
重量 約1㎏

エレコムのSX-CL03MSV(楽天で税込み価格7,970円)は、台に全体を乗せるタイプではなく、CPUが集中している後ろ側から空気を送り込み、冷却するタイプです。
風向と風力を調整可能で、状況に応じて使い分けることができます。
A4サイズ以上のノートパソコンに対応可能となっています。

サイズ W340×D119×H29mm
重量  0.262kg
対応機種 USBインターフェイスを持つA4サイズ以上のノートパソコン(幅290mm以上)
※ノートパソコンの底部の形状により取り付けできない機種があります。

吸引式クーラー

吸引式のクーラーは、パソコン内にたまった熱を外に排出するタイプです。
こちらのmo-fan01(楽天で税込み価格3,480円)は、ノートパソコンの排気口に直接セットすることになるため、使用するパソコンサイズが限定されません。
デジタルで温度が表示されるため、効果がはっきりと目に見えてわかります。
また、ノートパソコンだけでなく、任天堂SWITCHやPS4にも使用できます。

商品サイズ:約86×82×40mm
定格電圧:5V
電流:600mA
シリコンパッドサイズ:84×20mm、84×23mm、117×18mm

排気/吸気両用クーラー

ミヨシのNSF-01(楽天で税込み価格3,850円)は、取り付ける向きによって排気と吸気のどちらも使用できる優れものです。
放熱効果が高いと言われているアルミ素材で、シンプルな見た目も人気です。
12インチから16インチに対応しています。

本体サイズ   H49×299×243mm
本体重量   約515g(付属品一式含む)
主な対応機種  12~16インチ
ファン回転数  2000rpm +/-10%
ファンノイズ 17.7dB +/- 10%

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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