サンディスクのポータブルSSDの人気おすすめ製品を徹底分析!

竹澤承太郎
公開: 2018-09-05
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SDカード、USBメモリ、外付けハードディスクなど、外部ストレージの製品を始めとする機器の開発において、厚い信頼と非常に長いキャリアを持つサンディスク。以前まで超高級な外付けストレージ製品であったポータブルSSDが、近年では普及価格帯で手の届きやすい値段で販売されるようになってきており、SanDisk Extremeシリーズなどを代表に、サンディスクのポータブルSSDはそんなトレンドの先駆けとしてとても人気を博しているブランドです。

この記事では、どこかITの未来を感じさせるサンディスクが開発したポータブルSSDを、それぞれの製品ごとが持つ特色をお伝えしながら紹介していけたらと思います。


サンディスクのポータブルSSDの比較表

サンディスクのポータブルSSDの性能比較表
エクストリーム500 エクストリーム510 エクストリーム900 SDSSDE60シリーズ
ストレージ容量 250GB 480GB 480GB / 960GB / 1.92TB 250GB / 500GB / 1TB / 2TB
読み込み速度 最大415MB/秒 最大430MB/秒 最大850MB/秒 最大550MB/秒
書き込み速度 最大365MB/秒 最大400MB/秒 最大850MB/秒 最大550MB/秒
接続 USB 3.0 USB 3.0 USB 3.1 Gen2/USB Type-c USB3.1(Gen2/ Gen1)/USB Type-C/USB Type-A
重量 118g 118g 163 g 18g
大きさ 7.4 x 7.4 cm 7.4 x 7.4 cm 13 x 8.8 cm 9.6 x 5 cm
耐衝撃性 衝撃に強いゴム素材のボディ 衝撃に強いゴム素材のボディ 強化アルミニウムのボディ 最大2メートルの落下に耐える衝撃と振動に強い高耐久モデル
保証期間 3年間 3年間 3年間 3年間

今回紹介するのは、上の表にまとめた4シリーズ。それぞれ、特徴を解説していきます。

エクストリーム500の特徴

エクストリーム500は、後継機種となるエクストリームの510よりも読み込み速度・書き込み速度の両方でやや劣るものの、型落ち製品ゆえに性能は高いのに不釣り合いに価格だけが落ちています。わずかな性能の差は妥協し、コストパフォーマンスを重視したいという方にとってはむしろエクストリーム510よりも古いこちらのほうが人気という事情もあります。

型落ち製品であるこちらを購入したとしても3年間の保証が付くので、エクストリーム510と比較しても安心して3年間は間違いなく使用できることに変わりはありません。

ポータブルSSDですので、外出先に持ち歩くことが想定されて製造されています。例え落下させたとしても本体の重さが非常に軽いため加わる衝撃は軽く、その上衝撃に強いゴム素材を使用しているため、普段使いで想定される高さからのうっかりの落下で、一発で壊れるという心配は0の近いでしょう。

四角形の四隅の一つに穴が開いており、そこにストラップを通してカバンに付けることも可能です。サンディスク社の「ぜひ積極的に外にどんどん持ち歩いて欲しい」という声が感じられるかのようですね。デザインもスタイリッシュで、リュックに付けて歩いて自慢したくなるカッコよさがあります。ここ赤太字

エクストリーム510の特徴

こちらは先ほどから触れているエクストリーム500の後継機種「エクストリーム510」です。エクストリーム500と比較すると、最大読み込み速度は414MB/秒から430MB/秒に、最大書き込み速度は365MB/秒から400MB/秒にグレードアップしています。1秒毎に数十MBほどの読み書きデータ量の違いが出るということになるので、ギガ単位のデータ量を読み書きする際には、数分から数十分の差が出る事になります。

仕事の書類や作業ファイルを保存して持ち歩くというようなライトな使い方であれば、エクストリーム500とエクストリーム510で利便性の差を感じることはほとんどないでしょう。しかし、エクストリーム510に進化したからこその魅力を感じる場面は、ギガ単位のデータ量になりがちな高画質な動画ファイルや写真などを扱う場合でしょう。

ポータブルSSDは「一時的な動画・画像ファイルの避難所」という使い方も良いですが、一般的なHDD(ハードディスク)よりも、SSDですので当然耐久性もストレージとしての寿命も圧倒的に長いです。そのため、「むしろハードディスクにずっと思い出ファイルを保存しておくほうが危険ではないか」という考え方も一理あります。こちらのエクストリーム510も、そんなSSDだからこその良い特質を十分に秘めており、メーカー保証も3年間付きます。

まとめると、エクストリーム500よりもエクストリーム510のほうが向いていると考えられる使い方は、ギガ単位のメディアファイルなどを頻繁に読み書きする場合です。500と510では、こういった作業の完了に数分から数十分の時間の差が出るでしょう。

エクストリーム900の特徴

サンディスクが販売するポータブルSSDの中で最も高級なモデルです。最大読み込み速度は850MB/秒、最大書き込み速度も850MB/秒と化け物さながらの飛び抜けた性能を持つポータブルSSDです。1GBのデータの読み書きを2秒足らずで終えてしまうと考えると、そのモンスターのようなスペックにイメージが得られることでしょう。480GB、500GB、1.92TBの3種類のラインナップが販売されています。

このエクストリーム900は果たしてパソコンでどんなことをしたい人に好まれているのか。それは、「どこでも動画編集したい人」「SSDの持ち味である耐久性・長い寿命を活かして思い出の写真や動画の超長期間保存したい人」「外付けストレージにOSをインストールして快適に運用したい人」などが購入者の層として多く、「ただ速い」「ただ容量が大きい」というだけで非常に万能に様々なシーンで活躍しうることが分かります。

価格だけはどうしても高くなってしまいますが、その点を考慮から外せば、サンディスクが販売するポータブルSSDの最高傑作の一つであることは間違いありません。USB3.1にも対応しているので、理論上の数値に限りなく近い速度が出るはずです。

SDSSDE60シリーズの特徴

ここまででご紹介していた3種類のポータブルSSDと比較して、目を引くのは何と言っても18gという圧倒的に軽い重量です。本体のサイズで言えば、この記事で紹介している全ての製品の中で長さが9.6cmと最も長いので、取り立てて小さいわけではないのですが、重さで言えば物凄く軽量化されていることが分かります。

「軽量化されているのだから、性能の高さは控え目なのでは?」と考えてしまいますが、そんなことは決してありません。USB3.1での接続にしっかりと対応しており、さらに読み書きの速度も最大で550MB/秒とむしろ高いくらいです。これだけ軽くて、これだけ速い。「一体どんなテクノロジーが使われているのか…」と中身がどうなっているのか気になってしまいます。

大切な耐衝撃性に至っては、最大2メートルの高さからの落下に耐えられるとのことで、日常的に使用していてうっかり落下させてしまうような高さでは破損しないというタフな一面も魅力の一つです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事ではサンディスクが販売するポータブルSSDとその魅力について、徹底的に解説していきました。ポータブルSSDを選んで購入する上で、サンディスクが打ち出す数値を無視することはできません。自分に合ったポータブルSSD選びの参考になれましたら幸いです。


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