
【最新版】セルフパワー型USBハブのメリットは? おすすめ5選も紹介

4000円程度の高いものから、700円程度の安いものまでと価格帯の幅広いUSBハブ。よくわからないからと価格重視で選んでいませんか?実はUSBハブこそ少しの価格差で使い勝手に大きな差が出る商品です。セルフパワータイプとバスパワータイプがあり、それぞれに短所と長所があります。
この記事では、セルフパワータイプの特徴やおすすめ商品を詳しく紹介します。
セルフパワー方式のUSBハブとは?
セルフパワータイプのUSBハブとは、その名が示す通り「セルフパワー」で動作するという仕組みが採用されたUSBハブのことです。この場合で言うセルフパワーとは、「パソコンから受け取った電力ではなく、自分でコンセントから引っ張ってきた電力」という意味と捉えて頂けると分かりやすいかと思います。
セルフパワー方式には、ハブそのものにACアダプターを挿す場所があり、そこにコンセントから電力を供給することで、ACアダプターを必要としないUSBハブよりも、消費電力の高いUSB機器を接続できるという特徴があります。なお、一般的に言われる「電源付きのUSBハブ」とは、全てセルフパワー方式のUSBハブのことを指します。

バスパワー方式との違い
ACアダプターを必要とせずに、パソコンからUSBを伝って吸い上げた電力で動作するUSBハブを、バスパワー方式のUSBハブと呼びます。こちらはポート数の少なく低価格な製品に多いタイプで、コンセントを必要としないがゆえの取り回しの良さから、外出先にノートパソコンと一緒に持っていく人もいるような、そんなUSBハブです。
しかし、「セルフパワー方式のUSBハブは、バスパワー方式のハブと違ってコンセントがないと使えない」というのは誤りで、ほぼ全てのセルフパワー方式のUSBハブはACアダプターなしでも、必要な電力の少ないUSB機器であればバスパワー方式のUSBハブのように普通に動作します。
そう言ったタイプのUSBハブは、言ってみれば「バスパワー方式とセルフパワー方式の両用」ですよね。そのため、現在販売されているほとんどのセルフパワー方式のUSBハブのほとんどは「バスパワー・セルフパワー両用」という売り文句で販売されていることも多いです。しかし、厳密な区別で言えば、それらは全てセルフパワー方式のUSBハブということになります。
バスパワー方式よりも優れている点
セルフパワー方式のUSBハブが、バスパワー方式のUSBハブよりも優れている点は、何と言っても消費電力の高いUSB機器をしっかり動作させることができるという点でしょう。
バスパワー方式のUSBハブのデメリットの話で考えてみましょう。例えば、USBハブでいくらUSBポートを増設して1ポートが3ポートになったとしても、パソコンから給電されるUSBへの電力は1本分から3本分に増えるわけではありません。
つまり、1本分のUSBポートから供給できる電力の限界値を超えてしまえば、例えポート数で言えば3ポートに増えていたとしても、2ポートまでしかUSB機器が動作しないという場合もあるのです。
しかし、そこでセルフパワー方式のUSBハブが活きます。ACアダプターで電力を追加で供給することができるので、増えた分のUSBポート全てに繋がれるUSB機器の全てがしっかりと正常に動作するというわけです。
バスパワー方式のUSBハブというものは、例えば5ポートあったとしてその5ポート全てが満遍なく全て使えるという保証がありません。しかし、セルフパワー方式のUSBハブは、5ポートあったとすればその5ポート全てが間違いなく使えるということが一般的です。
やっぱバスパワーのUSBハブでHDD3台は厳しかったか セルフパワー給電したら快調快調
— えむ (@m_digi) 2018年7月17日
バスパワー方式に劣っている点
しかし、セルフパワー専用のUSBに至ってはデメリットもあります。「セルフパワー専用」というのは、ACアダプターがないと動作しないUSBハブのことを指します。先ほども説明した通り、今ではセルフパワー方式のUSBハブのほとんどが「セルフパワー・バスパワー両用」そして販売されていますが、セルフパワー専用のUSBハブも売っていないわけではありません。
セルフパワー専用のUSBハブが、バスパワー方式のUSBハブと比べて劣っている点は、外出先でパソコンを開いて使用する際に、コンセントがないと使用できないという点が大きいでしょう。そのため、セルフパワー専用のUSBハブというのは取り回しが悪く、何かと使いにくいと感じる人が多いです。
そのため、セルフパワー方式のUSBハブを購入する時には、「セルフパワー専用のUSBハブ」は避けて選んだほうが、オールラウンドに使用できるかと思います。
セルフパワーUSBハブはどんな人におすすめ?
セルフパワー方式のUSBハブはポート数が多い製品が多く、たくさんのUSB機器を接続したいという方や、消費電力の高いUSB機器を使う方には非常におすすめできます。
また、そうでない方でもセルフパワー・バスパワー両用のUSBハブを購入しておけば、後になって消費電力の高いUSB機器を使用したくなった時に、ACアダプターを挿してセルフパワー方式のUSBハブとしての使い方に変更すれば、買い替えをせずに継続して使用していけるという点も魅力です。
セルフパワー方式のUSBハブの人気おすすめ製品5選
大手PC周辺機器メーカーとして信頼のあるエレコム製の「U3H-A408SBK」。セルフパワー方式とバスパワー方式兼用なので様々な用途に対応できます。USB3.0に対応しているためデータ通信のスピードが早く、サクサク作業が進みます。
Nintendo Switchでも使え、ドックに接続すれば最大4台のコントローラーを一度に充電可能。家で友人や家族とゲームをする機会が多い方にもおすすめ。自宅やオフィスでの利用を考えている方に最適な商品です。
USBハブにたくさんの機器を接続すると、接続部分の発熱が気になりがちです。そんな方におすすめなのが「BSH4A125U3BK」。発熱や過電圧を抑える独自の設計で安心して使用できます。
また通電状況が確認できるLEDランプが、眩しさが気にならない位置にあるなど、細かい部分に配慮して作られています。
USB3.1Gen2に対応している「U3HC-A424P10BK」は転送速度抜群です。
USB Aポート2つとUSB Type-Cポート2つを搭載し、幅広いUSB機器に接続が可能。USB Power Deliveryに対応していて、PCなどの充電にも使えます。
セルフパワーを使うときは、USB type-Cのアダプタで電源につなぐ必要がある点にはご注意を。
USB3.0対応、最大4台まで接続できるUSBハブです。コンパクトで場所をとらないデザインが魅力です。AV機器との接続を想定して作られたモデルのため、テレビなどに複数ハードディスクを接続して長時間録画したい方や、家族でハードディスクを使い分けたい方におすすめです。
ケーブルも80cmと長めで、テレビ裏でも配線しやすいのも嬉しいポイントです。
USB機器を接続したままON/OFFの切り替えができる「U3H-S409SBK」。コネクタを抜き挿しする手間が省けるのはうれしいですね。またポートごとに通信状況を確認できるLEDランプも搭載。一目で通信状況が確認できるので使い勝手抜群です。
また裏面に強力なマグネットが付いていて、壁につけることも可能。転送速度だけでなく細かい使い勝手にもこだわりたい方におすすめの商品です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、セルフパワー方式のUSBハブが持つ特色や、活用シーン、バスパワー方式の製品との違いについてお話していきました。この記事を読んで下さった方にとって、より使いやすいUSBハブ選びの参考になれれば幸いです。