安い!高性能!激安でもコスパ抜群のノートパソコンを徹底比較!

竹澤承太郎
公開: 2018-08-22
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激安ノートパソコンを選ぶ上で最低限注意したいポイント

この記事では、自分の用途に合った格安ノートパソコンが選べるように、活用シーンに合わせた「購入の前段階として覚えていて欲しいこと」をまとめました。購入を考えている方は是非参考にしてみてください!

一般的な趣味やビジネス用途で使いたい場合

一般的な趣味や、ビジネス用途でノートパソコンを購入するなら、最低予算は3万円ほどになるでしょう。この場合で言う「一般的な趣味やビジネス用途」とは、以下のような使い方として定義しています。

・オフィスソフトでエクセル、ワードなどを使用する
・ストレスのないスムーズなインターネットの閲覧
・メールの送受信
・DVDの再生、Huluなどで映画を観る、YouTubeを楽しむ
・ペイントソフトなどを使用した画像編集
・写真を保存したり、音楽鑑賞をしたりするときに使う

こうしたシンプルな用途であれば、格安ノートパソコンでも快適に使用できる製品はたくさんあります。具体的なスペックとしては、以下のような条件と認識を持っていればしっかりと選び抜けるでしょう。

「CPUはCore i3で十分。理想はCore i5かi7」
「メモリ容量は4GBで十分。理想は8GB以上」
「ストレージはHDDだけの製品で十分。しかしSSDがあれば爆速で動く」

この記事では、上記のような基準を踏まえた上で、さらにメーカー保証の期間やその他の便利ポイントを考慮して、おすすめ製品をピックアップしています。ぜひ参考にしてみてください。

動画編集をしたい場合

動画編集を高いパフォーマンスでこなせるノートパソコンを購入するには、最低でも予算は10万円以上必要です。そのため、格安として販売されているノートパソコンでは、なかなか厳しいものがあります。

動画編集が軽快にこなせるノートパソコンは、基本的に価格も高くなるもの。特に高画質な動画編集を行う場合には、その傾向は強くなります。近年では、YouTubeやニコニコ動画などの有名動画サイトを中心に、さまざまな分野で「動画を投稿したい」「ウェブ配信をしたい」といったニーズが高まっているのです。

撮影した動画をパソコンで編集をして、投稿してみたいという方が「とりあえずパソコンがないと始まらないから」という理由で、適切な選択とは言えないスペックの激安ノートパソコンを選び、後になって後悔をしているケースが多くみられます。

激安ノートパソコンにはグラフィックボードが付いていない

グラフィックボードとは、動画や画像を高画質で再生したり、編集したりするためにパソコンの内部に備え付けられる映像処理担当のパーツのことです。これはビデオカードとも呼ばれるパーツで、パソコン内部に付いているのと付いていないのでは、編集・再生時の画質に天と地ほどの差が付きます。

多くの格安ノートパソコンには、このグラフィックボードは搭載されておらず、あくまでオプションのパーツです。したがって、このパーツはあってもなくても、動画や画像の高画質編集の場面以外では困ることはないでしょう。通常のパソコンとしての使用は可能です。

グラフィックボードが搭載されていないパソコンでは、映像の出力や入力の処理を、パソコン全体の情報処理や演算機能の中枢を担う「CPU」と呼ばれる部分のパーツが行ってくれます。このパーツは人間の体で例えれば「脳」に相当する部分です。もっと映像処理能力を高めたい場合には、グラフィックボード(GPU)というパーツがどうしても必要になり、これを激安のノートパソコンで調達することは極めて難しいでしょう。

そのため、グラフィックボードは「激安」という予算では妥協するのが現実的な選択です。それでも、CPUの性能が高いものを選べば、たとえグラフィックボードが付いていない格安のノートパソコンであっても、ある程度の動画編集はこなせるでしょう。

ゲームをしたい場合

2Dゲームをストレスなく動かせるノートパソコンを手に入れるには、最低でも5万円程度の予算は必要でしょう。それも、5万円以上ならどれでもいいわけではなく、スペックを吟味した上で、慎重に購入する必要があります。逆に言えばきちんと選べば、2Dゲームまでなら格安ノートパソコンでも十分に動く場合が多いということです。

問題は3Dゲームです。3Dゲームをどんな不便もなくノートパソコンで動かすには、前述のグラフィックボードに加えてCPUの処理性能も高くないといけません。予算で言えば10万円以上はみたほうが良いです。3Dゲームを軽快に動作させるためには、基本的にノートパソコンは不向き。デスクトップパソコンで安いものを探した方が、コスパ重視でしっかりと自分のニーズにあったものが選べるでしょう。

DTM(デスクトップミュージック)をしたい場合

DTM(デスクトップミュージック)とは、パソコンを使用して作曲をしたり、ミックス・マスタリングと呼ばれるような音声ファイルの編集を行ったりすることを指します。このDTMの用途で、しっかりと軽快に動作するパソコンを選ぶポイントとして、最も重要な3点をみていきましょう。以下の認識を参考にしてください。

「メモリの容量は最低でも4GB。理想は8GB以上」
「CPUは最低でもCore i5。理想はCore i7以上」
「ストレージはHDDでも容量が500GB以上あればOK。SSDが付いていればなお便利」

これらの条件を兼ね備えたノートパソコンは、「格安」という範疇を超えずとも、十分な性能のものが手に入ります。それよりもDTM(デスクトップミュージック)が高音質でできるパソコン環境を用意することがポイントです。特にオーディオインターフェイスの品質が大重要になってきます。

ノートパソコンは、そのままのオーディオ機能ではとてもではありませんが、DTMに十分な音質は得られません。もともとが音楽鑑賞や楽曲作りに必要な音質を実現できるように設計されていないからです。そこで、USB接続で使用する周辺機器である「オーディオインターフェイス」が必須となります。

パソコンそのものは、その他のクリエイター用途と比較しても、安いノートパソコンで大丈夫です。この記事では、オーディオインターフェイスを購入する前段階として、DTMに便利なおすすめの格安ノートパソコンを情報を調査しました。オーディオインターフェイスの足を引っ張らない、コスパの高いノートパソコン選びの参考にしてみてください。

イラストやマンガなどお絵描きをしたい場合

イラスト制作がストレスフリーに楽しめるノートパソコンは最低でも6万円程度の予算が必要です。イラストやマンガを描くために新しいノートパソコンを購入する方も多いと思うので、選び方のポイントを解説していきます。お絵描き用途でノートパソコンを購入するなら、以下の条件は満たしている製品が好ましいでしょう。

画面サイズは最低でも15.6インチ。理想は17インチ以上

イラストの描きやすさは、画面(モニター)の大きさと比例します。大きければ大きいほど、開いて編集中のイラスト全体が見通せるので、小さい画面で部分的に拡大して書く、という面倒なストレスを解消できます。

しかし、外へ持ち歩いてイラストを描くことも想定される場合には、15.6インチまでの大きさにしておくことが無難でしょう。15.6インチを超える大きさになると、持ち運びがかなり大変です。さらに、入れて持ち歩けるバッグやリュックも限定されてしまいますよね。

グラフィックボードも搭載されているほうが良い

これは必須ではありませんが、グラフィックボード(ビデオカード、GPUとも呼ばれる)が搭載されているノートパソコンであれば、高度な描画処理の際にパソコンの動作がカク付いたり、重くなってしまったりすることを防ぐことができます。グラフィックボードは映像の描画・出力の処理能力を大幅に向上させるパーツなので、付いているに越したことはないでしょう。

CPUは最低でもcore i5、理想はi7

CPUの性能は、ペンタブでイラストを描く場合などに物凄く重要な条件です。というのも、CeleronやAtomなどのいわゆる「低スペックすぎるCPU」では、ペンタブで実際に描いた入力情報が、遅れて画面に反映されるという「遅延」と呼ばれる現象が起きることも。とてもお絵描きやイラスト作成どころではありません。グラフィックボードが搭載されているノートパソコンや、CPUがcore i5以上のものであれば、こうした入力の遅延は起きないことがほとんどです。

お絵描きをするために、ノートパソコンの購入を検討するのであれば、一番大切なのはCPUの性能と覚えておきましょう。具体的にどのCPUを積んだノートパソコンがおすすめなのかについては、おすすめのノートパソコンの項で後述していますので、参考にしてみてください。

ノートパソコンのメーカー別の性能の特色

DELL(デル)

「DELL」は世界中のユーザーに使用されている厚い信頼と高い実績を有したパソコンメーカーです。8.9インチの小型のノートパソコンから17インチの大画面モデルまで、幅広いラインナップがあります。高価格帯のハイエンドなパソコンを販売しているイメージの強いDELLですが、低価格帯の製品にもコスパの面で人気です。

低価格で「ノートパソコンに求める最低限の実用性」を高い水準で兼ね備えた製品をリリースしており、自分の用途や使い方に合わせて、細かくスペックを見分けて製品を購入することができます。

マウスコンピューター

「マウスコンピューター社」は様々なニーズに対応するノートパソコンを幅広く生産しており、この記事で扱う「格安ノートパソコン」においても多くの製品が人気を博しています。mouseコンピューター製のノートパソコンで激安モデルとして販売されているものと言えば、「mouse」「G-Tune」「DAIV」「MousePro」という4ブランドの中でも「mouse」というブランドが最も有名です。

3万円代で新品で購入できるm-Book Cは、1,2kgという持ち運びに便利な軽量性と、6.1時間程度使い続けられるバッテリーの持ちの良さが、家と会社を行き来するモバイルPCとして高く評価されています。

3万円クラスとなってくると、やはりマウスコンピューター社のパソコンとは言えど、CPUはCeleronと控え目なスペックには。しかし、故障時のアフタフォローへの対応の迅速さや、丁寧かつ抜け目のないバックアップ体制に「こんなケースでも無償修理に対応してくれるの!?」と、その気前の良いサービスに驚く人が非常に多いです。

ノートパソコンは、いつかは必ず壊れる消耗品。購入してから3年や4年もする頃には、何らかの不具合が生じているものと考えて購入するべきでしょう。

そんな時に「このメーカーの製品を買っておいて良かった…」と後になってから強く実感するのは、メーカーごとの性能やスペックの差ではなく、修理対応の気前の良さや、不具合に対するサポート体制の質の高さではないでしょうか。

マウスコンピューター社は、それぞれの製品のコストパフォーマンスと、購入後のバックアップサービスの潤沢さの2点を完璧に近い形で両立している数少ないパソコンメーカーです。どんな価格帯のどんな用途のパソコンを購入する際も、まず選択肢として入ることになるでしょう。

Jumper

「Junper」はコスパ抜群の中華ブランドです。洗練されたメタリックなデザインが特徴。

スペックで言えば、ハイエンドの高級パソコンにはもちろん及びません。しかし、それでも価格から連なる性能の期待にはしっかり応えてくれます。国内に流通する海外製パソコンの中でも、「この価格帯でこれくらいの機能のパソコンがあればいいのに…」というピンポイントな予算・ニーズに応えてくれるノートパソコンを幅広く販売しているという印象で、コストパフォーマンスの観点で人気が非常に高いです。

また、Jumperのシリーズは前述の通り海外ブランドの製品になりますが、日本国内で販売されているものはしっかりと日本語に対応しており、購入後に日本語化パッチなどを充てる必要もありません。海外ブランドに抵抗がない方であれば、低価格帯でパソコン購入を検討する際に選択肢に入れてみると良いでしょう。

ASUS(エイスース)

「ASUS(エイスース)」の生産するノートパソコンの特徴は、何と言っても「低価格に見合わない高性能さ」にあります。アウトドアでの使用でも真価を発揮すると言われる理由には、「持ち運びのしやすさ」を実現する薄型化・軽量化されたデザインがあげられるでしょう。

また、ASUSはパソコンの基盤であるマザーボードを生産する世界最大のメーカーで、この点にバッテリーの持ちの良さの秘密が隠れています。バッテリーから供給される電力を、極めて高い精度で効率良く伝導する技術は、何年にも渡ってマザーボード開発の先陣を切ってきたASUSだからこそ。乱立するパソコンメーカーの中で埋もれずにずっと生き抜いてきただけの信頼性も魅力の一つでしょう。

HP(ヒューレット ・ パッカード)

「HP(ヒューレット ・ パッカード)」のノートパソコンの特徴は、Microsoft Officeがもともと備わっている・シンプルゆえの使いやすさ・操作性など、ビジネス用途において「とりあえずすぐに仕事で使える」という即戦力な一面が魅力。

かゆい所に手が届く親切設計がデフォルトでセッティングされていながら、価格はそうでないものとさほど変わらないという、コストパフォーマンスが、昔から揺るがない個性です。飛び抜けて性能が良いわけではありませんが、製品ごとの個体差もほとんど無く、良い意味で普通のノートパソコンが多いという印象です。スペック表通りのパフォーマンスが出るという点は、格安パソコン業界では各メーカーが100%実現できていないので、「HP」の強みでもあります。

SmartBook

「スマートブック」は、ブランド名からも連想されるように、持ち運びのしやすさや、取り回しの良さが大人気の海外のノートパソコンブランドです。Office(ワードやエクセル)やインターネットの閲覧など、シンプルな用途を目的として購入した人たちの口コミに好印象なものが多く、「パソコンよりもモバイル性がずっと高い」「スマホやタブレットよりも本格的なPCソフトが使える」という二面性がある、まさにパソコンでもスマホでもタブレットでもない「スマートなノートパソコン」です。新しさを感じますね。

予算4万円で買えるコスパ最強の人気激安パソコン7選

予算が4万円ほどあれば購入できる激安ノートパソコンを徹底的に調査し、その中でも最もおすすめできる製品をピックアップしました。それぞれの製品が持つ特色についても触れていきますので、是非参考にしてみてださい。

Jumper EZbook 3SE

良いところ

「Jumper EZbook 3SE」はメモリが3GBでCPUがAromではなくCeleron。これだけでウェブ閲覧やオフィスソフトなどのビジネス用途では十分な力を発揮してくれるはずです。さらに、1年間の保証が付きます。

この価格帯のノートパソコンは32GBのストレージであることが一般的ですが、64GBと比較的大容量なのも良い点。一般的な趣味・ビジネス用途に限定すれば、別途USBメモリや外付けHDDを購入しなくても、使用を始めて半年から1年は困らないでしょう。仮にそれらが必要になったとしても、USBポートが2つ付いており、マウスを挿した状態でさらに容量をプラスする、外付けHDDやUSBメモリを付けることも可能です。

飛び抜けたメリットもデメリットもなく、3万円以内のノートパソコンとしては最もバランスの取れたスペックを実現しています。中華製のノートパソコンらしく、普及価格帯で洗練された製品であると言えるでしょう。

海外製のノートパソコンですが、日本語化の作業は日本語設定をクリックするだけ。その1時間後には国産のノートパソコンと何ら変わらない日本語仕様のノートパソコンになります。

予算を3万円以内と決めていて、かつあまり冒険をしたくない方には良いでしょう。

少し気になる点

高負荷の3Dゲームは、残念ながら不可能と考えたほうが良いでしょう。ゲーム用途には適しておらず、メディアやウェブを閲覧したり、仕事で使ったりなどといったライトな使用方法でコスパを発揮してくれる製品です。

また、Wi-Fiが2.4GHzのみの対応となるので、自宅の無線LANとの相性は念のためチェックをしておいたほうが良いでしょう。2.4GHzに対応していない無線LANはほとんどありませんが、念のため参考として覚えておくと良いかもしれません。

バッテリー駆動時間は5時間で、3万円以内の価格帯としてはトップクラスの寿命ですが、そうは言っても5時間です。あと数万円をプラスで出して購入できるノートパソコンにはやや劣ります。外出の際には、電源コードを持ち歩くことが前提となるでしょう。

SmartBook 2

良いところ

「SmartBook 2」は新品価格で3万円を切るノートパソコン。特徴は、まず画面が大きいこと。画面が大きいノートパソコンは低価格帯には少ない傾向があり、3万円から6万円未満のノートパソコンの約7割程度は13インチを超えない場合が多いです。

画面の大きさは、開けるウィンドウの数や一度に並行してできる作業の量にも繋がります。ただ画面が大きいというだけで、そうでないものよりもノートパソコンとしての使い心地はガラッと変わるのです。そして、この14インチという大きさは絶妙で、操作性が良いだけでなくバッグに収まりやすいサイズ感でもあります。この製品は重さも1.2kgなので、特別重量が重いわけでもなく、持ち歩きにも便利なパートナーとなるでしょう。

さらなる魅力として、有名なセキュリティ対策ソフトのブランドである「Kingsoft Security」がデフォルトで備わっていることと、この価格帯で「Microsoft Office 2010」が付きます。この点は、このノートパソコンがこの価格帯のパソコンとして兼ね備えている差別化点として非常に重要な点で、まさにビジネス用途の即戦力となってくれるはず。ハード面での性能はいずれも控え目で際立った強みはありませんが、それを十分すぎるほどに補完してくれる最高のメリットです。

少し気になる点

CPUはIntel AtomなのでゲームやDTM、イラスト制作のいずれもストレスフリーに行うことは難しいでしょう。極端な言い方をすれば、ウェブ閲覧やオフィスソフトの使用、メールやチャットを利用した連絡など、事実上ビジネス用途など低負荷な作業に限定して役立てることとなると考えられます。クリエイター的な用途には全く適していません。

それでも、そんな限定的な使い道に絞って購入する分には、これ以上ないくらいに「無駄な機能に払う出費」がないパソコンです。一部の家電量販店などで展示して売られている製品には、全く使うことのない不要な有料ソフトで価格がかさんでいることも少なくなく、「この機能はいらないからもっと安いパソコンはないのか…」と頭を悩ませる方も少なくないはず。

そんな悩みをお持ちの方にとっては、まさにこの製品が合っているのではないでしょうか。このパソコンで「できること」「できないこと」をしっかり理解して購入すれば、理想の選択肢となり得る、まとまった性能を秘めています。

Dell Inspiron 11

良いところ

「Dell Inspiron 11」はDELLから発売されている低価格ノートパソコンの代表格。この製品の魅力を語る上では、3つの見落とせない際立った個性があります。それは、3年という長期間に渡る製品保証。そして、4GBと大容量なメモリ。極めつけは9時間という非常に寿命の長いバッテリー。この3点だけでも、他の3万円前後のノートパソコンとは一線を画しており、この価格帯としてはかなり「攻めた機能」を兼ね備えているものと言えます。

有料のオフィスソフトやセキュリティ対策ソフトは付きませんが、無料ソフトで全く構わないという方や、むしろそのような付加価値的なメリットではなく、後から変更しようのないハード面の性能を重視する方には、有力な選択肢となるでしょう。

少し気になる点

32GBというハードディスク容量を、どう工夫して補うかがポイントとなるでしょう。USBメモリや外付けHDDを別途購入するといった対策や、そもそもインストール容量をたくさん消費するプログラムをインストールしない、メディアファイルはクラウドストレージに保存する…といった工夫が有効かもしれません。

しかし、この価格帯のノートパソコンとして考えた時に、逆にストレージの少なさ以外には目立った欠点が見受けられません。低価格帯のノートパソコンとしては、なかなか完成度の高い製品と言えるでしょう。

ASUS 2in1 R105HA

良いところ

「ASUS 2in1 R105HA」はASUS(エイスース)から発売されています。このノートパソコンは10.1インチに重さ0.58kgと、とにかくコンパクト。小さいカバンやリュックにもすっぽりと収まるサイズ感と、12.8時間のバッテリー寿命がアウトドアでの活用シーンの可能性を感じさせます。

これまで紹介してきたものを「ライトなパソコン」と表現するとすれば、こちらは「スーパーライト」といっても良いでしょう。超軽量・小型のノートパソコンです。こう見えてメモリは4GBもあり、ストレージも64GB。見かけによらずタフな性能を持っています。

ASUSは、パソコンの基盤であるマザーボードの製造も専門で、そのシェアは世界一です。今まで培ってきたテクノロジーが活かされてこそ、機能性を置き去りにせずにここまでの小型化を実現できたのでしょう。

少し気になる点

CPUがIntel Atomなので、他の中型のノートパソコンと比べても処理の速度は穏やかです。複雑なプログラムを動かしたり、ゲームをしたりするために使用するパソコンというよりも、サイズ感の事情やタッチパネルの機能もあることから、タブレットパソコンのような外出先でのアクティブな使用に向いているかもしれません。バッテリーの持ちを活かせる使い方が、最も向いている商品でしょう。

mouse MB13ESV

良いところ

「mouse MB13ESV」は一番薄い部分で12.9mm、そして全体の重さは1.3kg。省スペースでの使用にも適しています。バッテリー寿命は10時間ほどで、十分すぎる持ちの良さです。メモリも4GBあるため、少しだけ性能の高いCPUの働きをワンランクあげてくれることでしょう。

少し気になる点

なお、こちらの製品はオフィスソフト(ワードやエクセル)などが入っていないので、別途購入する必要があります。

HP 2in1 x360 11-ab000

良いところ

「HP 2in1 x360 11-ab000」は、タッチパネルを採用したタブレットとしての機能と、ノートパソコンらしい使い方の両方がこなせるという2in1シリーズ。同シリーズの他の製品と比べた時の良い点は、1.60GHzとなかなか高性能なCPU、そして128GBのSSDを搭載しているという点です。普通のタブレットパソコに搭載されているストレージは、通常ハードディスクである場合が多く、SSDが搭載されていることでシステムの起動が体感的に速いと感じる場面が多いでしょう。

少し気になる点

重さが少し気になる人がいるかもしれません。画面は11.6インチと小さめながら、重量が2.51kgあります。外で使用する場合は、2,51kgの荷物が増えると考えて、本当に外に頻繁に持っていけるものかどうかを考えたほうが良さそうです。

まとめ

格安帯のノートパソコンでも、負荷の高い作業を行わなければ、きちんと長く付き合っていけるものもたくさんあることが分かって頂けたかと思います。この記事の内容を、皆さんの購入の際にぜひ参考にして、自分に合ったノートパソコンを見つけてください!


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