まるで魔法使いのように指一本で鍵が開けられる『OpenNail(オープンネイル)』
玄関先でバッグから鍵が探せないってこと、よくありますよね。鞄の中をひっくり返してみても見つからない。結局はジャケットのポケットに入っていたことも……。
でも2年後には、そんな鍵との格闘がなくなっているかもしれません。現在ネイルにICチップを装着して鍵が開けられる技術が着々と進んでいます。それが『OpenNail(オープンネイル)』なんです。
▲『OpenNail』をサクッと紹介する一分動画はこちら
3Dテクノロジーを使ってオーダーメイド
これを開発しているのが東芝デジタルソリューションズとネイルチップ(つけ爪)の受注販売を行っている「michi(ミチ)」。
この2社がコラボして実証実験からスタート。東芝が3Dテクノロジーを提供し、プロダクトと販売に関しては「michi」が行っているんだそう。
東芝がもつ3Dテクノロジーを応用して顧客ごとの爪のデータを取り込み、爪にフィットするネイルチップデータを作成。指の細かなシワまで再現されている映像を見るとその3Dスキャン精度の凄さに驚かされます。
※ご自宅で爪の型取りができるキットで行う方法もあります。2,000円(税込)
その後、3Dプリンターを使ってオリジナルのネイルチップを作り上げます。
2017年グッドデザイン賞を受賞
ネイルチップデザインはスマホで選びます。
一度自分の爪データを登録すれば、何度でもインターネットから好みのネイルチップデザインを注文することが可能です。
世界で1つだけのネイルチップができる
3Dスキャンの技術を用いているため、当然10本の指1つ1つがジャストフィット。しかも世界で1つだけのオーダーメイドの高品質なネイルチップができちゃいます。これなら親しい女性へプレゼントとしても喜ばれるかも!
※ここまでは現在発売されています。
価格7,800円
東芝だからできる!?ICチップ付きネイルチップ
これだけでも凄いのにさらに続きがあるんです。
「さすがは東芝!」というか、昨年11月に開催された「TOSHIBA OPEN INNOVATION FAIR 2017」で、ネイルにICチップを装着した「指先でドアを開ける技術」を発表。
ICチップを装着したネイルチップにはNFC-Tagと呼ばれる交通系カードに採用されているものと同様のICチップが爪のサイズにコンパクト化されたものが組み込まれているんだそう。
事前にドアの鍵に登録しておけば、ネイルチップをつけた爪でカギを開けたり、閉めたりすることができます。
今回試作したものは約3センチまで近づければ、鍵を開けることができるんだそう。
今後、決済サービス事業者などと協力すれば、さまざまな付加機能をもたせて、電車に乗れたり、コンビニで買い物ができたりすることも考えられます。
早ければ1~2年後には魔法使いのように指一本で鍵が開けられるオープンネイルが発売されているかもしれません。
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