新しい体験型展示!ファイナルファンタジー『別れの物語展』

makki
公開: 2018-02-19
facebook xPost lineLINE copyCopy

皆さんは世界的に大ヒットしたRPGシリーズ「ファイナルファンタジー」をご存知ですか?
その30周年を記念した、『別れの物語展』が六本木ヒルズの森タワーで2/28まで公開されています。
今回はこの展示のために開発された音声ARシステムが見どころの一つになっていたので、一体どんなものなのか、取材に行ってきました。


音声ARシステムとは?

(スマホ)

そもそも「音声ARシステム」とは何ぞや?という方も多いのではないでしょうか?
開発側によれば、今回の展示では「会場内に約150個のBeaconを配置。そこから発信される信号をスマートフォンをベースにした音声システムで受信/解析することで、展示物の前に立つだけで、それとシンクロしたゲームBGMやキャラクターボイス、また来場者の行動や属性に応じてパーソナライズされたナビゲーションが自動的に聴こえてくる仕掛け」とのことなんです。
このスマートフォン、てっきり自分のスマホでアプリをダウンロードするのかな、と思っていました。しかし、実際は専用のスマートフォンとヘッドホンをその場で貸与してもらいました。そして画像のようなアンケートに答える仕組みになっているんですね。

大迫力映像で見せるオープニングシアター

(公式素材が使えるとよい)

「FINAL FANTASY 30周年記念展」製作委員会提供

スマートフォンを渡され、進んだ先にあるのはオープニングシアターです。
高さ3.9m×幅12mの壁面に投影される大迫力の映像と、先ほどのスマートフォンが連動していて、一人ひとりが参加することでミッションがクリアできるようになっています。ランダムで3つの属性に分かれるので、もしかしたら隣の人とは違った体験ができるかも?

歴代のFFを振り返ることができるエリア

「FINAL FANTASY 30周年記念展」製作委員会提供

その後は各FFシリーズの名場面を振り返るコーナーが設置されています。展示物に近づくと、位置情報に基づいて、装着しているヘッドホンから対応した音声が自動で流れる仕組みになっています。
初期のころは画面も小さいですが、シリーズが進んでいくにつれ、大画面になり、迫力も増します。
誰かと一緒に観に行っても、回る順番が異なっていると、それぞれ違う順番で音声が流れるようになっているんですね。

4182 パンしているところ

幻想的なFFXエリア

4196 メッセージが流れているところ

FFXエリアでは、主人公・ティーダと、ヒロイン・ユウナの会話がヘッドホンから流れ、スマートフォンの画面にも表示されます。
それらは目の前の展示とリンクする形になっています。
展示室全体の幻想的な雰囲気が、二人の会話の切なさをいっそう際立たせている気がしました。

特別展示「幻の結婚式」

4211 パンしているところ

今回の展示の大きなみどころである特別展示。『エアリスの遺した言葉』『幻の結婚式』の二種類の特別展示のうち、『幻の結婚式』を紹介します。
中央にある大きなフレーム、そのまわりには4人の肖像画。実はこの4人が一人ひとりしゃべるんですね。(しかも豪華声優陣が担当しています!)
そのしゃべっている音声はヘッドホンから再生される仕組みになっています。
どんな音声をしゃべっているかは・・・行ってみてのお楽しみですね。

エンディングとプレイリスト印刷

4230 パーソナライズ

エンディングでは、事前のアンケートに基づき、自分がプレイしたことのある作品の中からランダムで曲が流れ、画面に自分の名前が刻まれる仕組みになっています。
最後に流れる言葉も一人ひとり異なっていて、これが「来場者の行動や属性に応じてパーソナライズされたナビゲーションが自動的に聴こえてくる仕掛け」になっているんですね。
ただ一回行っただけではその違いが分かりづらいと感じました。
「音声AR」はまだまだ発展していきそうですね。

最後は使用したスマートフォンとヘッドホンを返却するわけですが、その際に展覧会内で聴いた楽曲のプレイリストをもらうことができます。
展示を見ていて「あ、この曲なんだったっけ?」となっても確認できるようになっているのは便利ですね。

チケット購入・詳細はこちらから

FF30周年を記念した、『別れの物語』展。
ゲームのヒストリーを振り返りながら、まだまだ発展していきそうな「音声AR」を体感することができますよ。
皆さんもぜひ足を運んでみては?


  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!